2009年1月26日(月)
『天地無用!』シリーズの原作者として知られる梶島正樹さんの、新たなアニメ作品『異世界の聖機師物語』の情報が明らかになってきた。
『異世界の聖機師物語』は、2つの海が存在する世界“ジェミナー”を舞台に繰り広げられる物語。現在公式サイトで配信されているPVを見るかぎり、ファンタジー色の強い作品になるようだ。現在明らかになっている舞台背景やキャラクターなどの情報をまとめていくので、興味がある人はチェックしておこう。
<“ジェミナー”について>
聖機師物語の舞台となるのは“ジェミナー”と呼ばれる世界。ここには2つの海が存在している。1つは、地球にもあるような塩水で構成された海、そしてもう1つは“エナ”と呼ばれる物質で満たされた海である。
“エナの海”は目に見えるモノではなく、重いガスのように海抜500メートル前後までに層をなして存在している。
<この世界の技術>
続いて、ジェミナー世界の技術について説明していく。この世界の文明は、すべて“亜法”と呼ばれる技術を利用した動力で支えられている。
ちなみに、亜法のエネルギー源はエナであり、エナの海をすこしでも外れると亜法は使えなってしまう。そのため、ほとんどの人々の生活圏は“エナの海”のある海抜500メートル以下に集中している。
<聖機人と聖機師について>
ジェミナーには地球と同じく多くの国があり、互いに覇権をめぐり争いが絶えなかった。当然、兵器にも亜法の技術が使われており、その主力が“聖機人”だ。聖機人は、エナの海の中ではすさまじい力を発揮する絶対的な兵器だが、各国の勢力均衡を保つため教会によって管理されている。各国は教会から聖機人を供与され、決められた数だけ所有できる。
しかし、そんな強力な聖機人にも大きな欠点が存在する。それは、搭載されている高出力亜法動力炉が、回転時に脳生理機能を阻害する特殊な振動波を出すこと。この特殊な振動波を受けた人間は、“亜法酔い”を起こしてしまうのだ。
“聖機師”は、聖機人が生み出す振動波に高い耐性を示す者のこと。より高い耐性を示していたのは、召還された異世界人であった。聖機人はそれを操縦する聖機師の特性により形状が異なる。そのため聖機人の形状を見れば、聖機師を特定できる。
ちなみに聖機人は、古代遺跡から発掘され、力の象徴となっている“聖機神(せいきしん)”を原型にしている。
▲こちらが聖機人のグラフィック。このように、作中には数々の聖機人が登場するようだ。 |
柾木剣士(まさきけんし) |
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15歳の少年で、この物語の主人公。本来、召還の儀式が行えない時期にもかかわらず、異世界からジェミナーへ召還されてきた。(CV:下野紘) |
ラシャラ・アース 二十八世 | キャイア・フラン | |
シトレイユ皇国の皇女。父の急死により、若くして皇位を継承した少女。修業のため、聖地にある学園へ入学する。(CV:米澤円) | ラシャラ皇女の護衛として仕える聖機師の少女。聖地の学生でもある。(CV:桑谷夏子) |
メザイア・フラン | ワウアンリー・シュメ | |
聖地学園武術教官。キャイアの姉で、真面目なキャイアとは違い、享楽的な性格。回復系の亜法を使う聖衛士と呼ばれる聖機師でもある。(CV:恒松あゆみ) | キャイアと同じく聖地の学生だが、結界工房と呼ばれる技術者集団の所属で、聖機工と呼ばれる聖機師。(CV:中川里江) |
アウラ・シュリフォン | ドール | |
シュリフォン国王女。王女という地位にありながら、前線で戦う聖機師でもある。聖地の最上級生でダークエルフの少女。(CV:野田順子) | 年齢不詳(推定12歳)の謎の聖機師。すべてが謎に包まれたババルン軍最強の聖機師。(CV:後藤麻衣) |
マリア・ナナダン | ユキネ・メア | |
ハヴォニワ国王女。ラシャラとは従姉妹同士だが、仲はよくない。外見は楚々とした少女だが、性格はラシャラと似ている。(CV:斉藤桃子) | ハヴォニワ国、マリア付きの聖機師。寡黙な美女で、その印象から“アイスドール”と呼ばれているが、恥ずかしがり屋で心優しき、ただの天然。(CV:園崎未恵) |
主人公の名前や亜法など、梶島ワールドらしさがそこかしこからただよってくる『異世界の聖機師物語』。ファンは楽しみに待っていてもらいたい!
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■TVアニメ『異世界の聖機師物語』