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2009年2月20日(金)

下着パッチはあるの? 『CHAOS;HEAD』プロデューサーインタビュー

文:ごえモン

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『CHAOS;HEAD NOAH』に登場する人物、事件などはすべて架空のものです。
また、暴力シーンやグロテスクな表現が含まれます。
CERO:Z(18才以上のみ対象)
※18才未満の方は購入できません。
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 どうも、自称『CHAOS;HEAD』番長のごえモンです。今回は『CHAOS;HEAD NOAH』応援企画・第2弾として、5pb.・松原達也プロデューサーへのインタビューの模様をお届けします。“下着パッチ”や、『CHAOS;HEAD』に決定する前の没タイトル案、そして気になる次回作についても聞いてみたので、ファンは要チェックですよ! それでは、松原プロデューサーよろしくお願いいたします。

■5pb.×ニトロプラス共同プロジェクト始動の経緯

――まず、PC版『CHAOS;HEAD』は、ニトロプラスさんとの初の共同プロジェクトですが、一緒にお仕事をするようになった経緯をお聞かせください。

松原氏:そもそも『CHAOS;HEAD』というプロジェクトが5pb.で立ち上がった時には、どのプラットフォームで発売するのか決まっていませんでした。物語のプロットが出来上がってきて、その内容を見てから「PCで行こう」ということに決まりました。

――PC以外で発売となると、なかなか難しい描写が多いですよね。

松原氏:ですね。コンシューマはいろいろとありますし。で、PCに決まって、次に、「どこのメーカーさんと組もうか」という話になった時に、ニトロプラスさんの持つ、スタイリッシュでダークな、普通の美少女ゲームにはない、“ある種独特な雰囲気”なら『CHAOS;HEAD』と合いそうだ、ということでニトロプラスさんの門を叩いたのが始まりです。

――なるほど。それが結果的に大成功だったと。では、ニトロプラスさんとの開発の役割分担はどのようにされているのでしょうか?

松原氏:シナリオ、キャラクターデザイン、原画、音声などは5pb.が担当していて、ニトロプラスさんには、作品のビジュアルイメージと演出、プログラムなどを担当していただいています。簡単に言うと、この作品の元となる素材は5pb.で、それを味付けしているのがニトロプラスさん、ということになるでしょうか。ちなみに、Xbox 360版もまったく同じ役割分担で制作しています。

【コレ電!】下着パッチはあるの? 『CHAOS;HEAD』プロデューサーインタビュー 【コレ電!】下着パッチはあるの? 『CHAOS;HEAD』プロデューサーインタビュー
▲少々エッチだったり、グロテスクな描写など、コンシューマでは難しい描写も満載です。

■なぜ、Xbox 360に移植なの?

――次に、PCからコンシューマソフトとして移植するに至った経緯をお聞かせください。

松原氏:PC作品をコンシューマ移植をする時には、よく、過激な内容や表現が削られてしまうことが多いですよね。でも、今回『CHAOS;HEAD』を移植するに当たって、削る作業はしたくなかった。

――うん、うん(力強くうなずくごえモン)。ですよねー。

松原氏:下手に手を入れてしまうと、物語の核心といってもいいくらいの部分から変更しなくてはならなくなってしまうのと、PC版で好評をいただいていた部分が“あの表現”だと思いますので、そこは削らずに移植しようという目標が当初からありました。

――PC版で、すでに完成されていた作品でしたからね。僕も「あまりいじらないでほしいなぁ」なんて思ってました(笑)。すみません。ちなみに、数あるプラットフォームの中からXbox 360をお選びになった理由というのは?

松原氏:いわゆる、次世代機というプラットフォームにも今後は対応していかなければならないので、開発環境がWindowsと似ているXbox 360を選ぶというのはある意味必然でした。

――なるほど。それに加えて、過激な描写などの“規制をあまり気にしないでいい”というのもありますよね?

松原氏:そうですね。Xbox 360でZ指定なら、いわゆる“洋ゲー”と言われるジャンルなどでよく見かけます。その面で、本作はXbox 360に非常に向いた作品ですよね。

■『CHAOS;HEAD』の裏話を聞いてみた!

――PC版『CHAOS;HEAD』のタイトルが、当初『ギガロマニアックス』だったそうですが、なぜ『CHAOS;HEAD』に変更されたのでしょうか?

松原氏:実は『ギガロマニアックス』の前は『C.O.D.E.』で、その前は『哀SWORD』でした(笑)

――『哀SWORD』ですか(笑)。僕は好きですよ『哀SWORD』。

松原氏:そこいきますか(笑)。最初の頃のタイトルは、ある意味適当というか、ただのプロジェクト名だったんですよ。最終的にはいくつもの候補案の中から、本作の世界感に合致したタイトルに決まりました。ただ、“C.O.D.E.”と“ギガロマニアックス”は物語中の用語として残っていますよね。

――主人公・西條拓巳の部屋のフィギュアの並びが、PC版とは違っていました。これには何か意図があるのでしょうか?

松原氏:この変更は、アニメとのメディアミックスの一環として、アニメ版の拓巳の部屋のフィギュアのデザインをお借りして、ゲームに合うように入れ込みました。気付く人は気付くという、軽いお遊び要素になっています。

――その中に、電撃○王で好評連載中の『よつ○と!』に登場する、よ○ばに似ているキャラクターが飾られていたような気がするのですが? ニヤニヤ。

松原氏:先ほど言ったように、アニメ版の時から飾られていました。ニヤニヤ。お借りした素材にありましたので、「これは良い!」と使わせていただいてます(汗)。

【コレ電!】下着パッチはあるの? 『CHAOS;HEAD』プロデューサーインタビュー
▲右上の方に、小さーく“○つば”っぽいフィギュアが!? あくまで“ぽい”フィギュアです!

■次回作は“秋葉原”が舞台! そして下着パッチは……

――つきなみですが本作の見所についてお聞かせください。

松原氏:もともとPC版はストーリーが一本道でしたので、やれることが限られていたんです。そのせいもあって、どうしても描ききれない部分がありました。今回は“各ヒロインごとの個別ルート”を用意して、ヒロインたちをしっかり描いてあげた、というのがXbox 360版の最大の見所でしょうか。もちろん、新たな楽曲や追加された演出も見所ですし、Xbox 360の高解像度CGは「さすが次世代機!」という感じで大迫力です。

――あれ、キレイでしたよねえ。ちなみに今後、ニトロプラスさんとの共同プロジェクト第2弾があるとのことですが、現段階で話せる程度でけっこうですので、次回作の構想などをお聞かせください。

松原氏:今度の舞台は“秋葉原”ということくらいしか、正直なところまだお話が出来ません。ですが、根底に流れるテーマは“科学ノベル”シリーズということで、同じ方向性を持った作品になります。

――次回作も“科学ノベル”ですか、非常に楽しみです! それでは、最後に『CHAOS;HEAD』ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

松原氏:Xbox 360本体と一緒に買っても、後悔しないタイトルになっていると思います。PC版から『CHAOS;HEAD』の世界に入った人や、アニメから入った人、コミックから入った人など、すべての人が楽しめる『CHAOS;HEAD』ワールドの集大成的な作品になっていますので期待してください!

――すみません、最後じゃなかったです。ちなみに、PC版にあった『主人公・拓巳の妄想が暴走!?女の子たちが全員下着姿に!? パッチ』は配信されるのでしょうか? 個人的にすごく期待しているのですが……(笑)。

松原氏:今のところ未定です(笑)。

――……なるほど。ぜひ、ご検討のほどよろしくお願いします。ありがとうございました。

【コレ電!】下着パッチはあるの? 『CHAOS;HEAD』プロデューサーインタビュー 【コレ電!】下着パッチはあるの? 『CHAOS;HEAD』プロデューサーインタビュー
▲PC版では、予約特典として“女性キャラクター全員”の立ち絵が、下着姿になってしまうパッチがダウンロードできました。

 松原プロデューサー、ごえモンなんかに付き合っていただいて、本当にありがとうございました! この調子で次回作も特集組んじゃいますよ!! って、僕の一存では決められないですね……サーセン。そういえば、次回の応援企画なんですが、実はまだ決まってません。プレイ動画を撮ろうか、人気投票をするか、それともキュアメイドカフェに行くか……まあ、楽しみにしていてください。それでは、引き続き『CHAOS;HEAD NOAH』応援ページをよろしくお願いします。(ごえモン)

(C)2008-09 5pb./Nitroplus/RED FLAGSHIP

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