2009年2月26日(木)
期待のPS3タイトル『龍が如く3』(セガ)の発売日である本日2月26日、都内・さくらや 新宿東口ホビー館で、シリーズ総合監督の名越稔洋さんを迎えた店頭イベントが行われた。
▲左が名越稔洋さん。右が黒田崇矢さん。 |
『龍が如く3』は、現代の日本を舞台に骨太なドラマを描いたストーリーが人気のA・AVGシリーズ最新作。今作では、愛する女性の娘である遥と一緒に新たな生活を歩み始めた主人公・桐生一馬が、国家規模の一大事件へと巻き込まれていく。
昼より購入者を対象としたプレゼント抽選会の行われていた会場に19:00ごろ、名越さんと桐生役の黒田崇矢さんが登場。ファンの前でトークを披露した。その中で黒田さんが、体験版をプレイした人の間でも話題になっている桐生の“歌”について聞かれると、「バラードとかブルースとか、かっこいいものを歌わせてくれるのかと思ったら、ド演歌ときたもんだということで。ああ、これはサブストーリーの中で結果的に笑われるためにあるんだなと(笑)。あと困ったのが、遥の歌の合いの手ですね。セガの若いスタッフさんが横で指導してくれる中で、ゴーゴーレッツゴー! とさんざんやった覚えがありますね。あれはけっこう地獄でした(笑)」と、笑いながら苦労を語っていた。
▲同じ場所で行われたサイン・握手会では、ソフト購入者が列を作って押し寄せた。中には昇り龍パックのPS3本体にサインをお願いしていた人も。 |
また場所を移しての取材では、発売日を迎えての感想や手ごたえなども語ってくれた。「ファンの熱意を十分に感じることができました」と話す名越さんだが、やはり数字は気になるとのこと。ただ、出だしの売れ行きについては『龍が如く 見参!』の2倍ではきかない量が出ているとのことで、「いい発売日ですね」と笑顔だった。
同じ質問を向けられた黒田さんも、「ただ自分がやって、やりがいがあるだけでなく、こういういい作品を多くの人に知ってもらえるのはうれしいです。今の名越さんの(『3』の出だしが好調だという)話を聞いて本当にうれしいですね」と同じく笑顔を見せていた。
名越さん自身が出演する『龍が如く3』のTV-CMについては、クリエイターがTV-CMに出演することに対し、自ら積極的に参加したことを明かした。クリエイターが直接うったえるものを伝えられる機会として、TV-CMに限らずそういった場面には積極的に参加したい旨も語っていた。
▲2人の漢がしっかり手を組む。黒田さんが、台本の時点で涙を流したという本作のドラマ。気になる人はプレイしよう! |
さらに、ファンなら気になる「『2』では大阪、『見参!』では祗園、『3』では沖縄ときて、次回作が出るなら出したい舞台はありますか?」という質問が出ると、「まだ考えてないよ、あっても答えられるわけがない(笑)」としながらも、「ファンの方から自分の出身地を次の舞台にしてください、という話はよく聞きます。そういった意味で、次があるとしたら、タイアップする役者さん、タイアップする楽曲よりも、一番悩むのは舞台ですね。そこの期待は重々感じています」と、舞台の選択には特に慎重となっている様子をうかがわせた。なおプレスインタビューの後、名越さんは再び店頭に戻ってファンと交流を行っていた。
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