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2009年3月25日(水)

千葉さんとウェルキンがシンクロしすぎ!? 『戦場のヴァルキュリア』アフレコ

文:電撃オンライン

 4月4日より全国10局で順次放送スタートするTVアニメ『戦場のヴァルキュリア』のアフレコ現場で、キャスト陣にインタビューを行った。

『戦場のヴァルキュリア』
▲第4話の収録に参加した声優陣。

 3月5日にBest版が発売されたPS3用S・RPG『戦場のヴァルキュリア』がアニメ化されることは、これまでにお伝えした通り。東ヨーロッパ大陸を2分する大国である東ヨーロッパ帝国連合と、大西洋連邦機構の間に戦端が開かれた時代。小国・ガリア公国にも戦火が広がり、故郷のため立ち上がったウェルキン・ギュンター率いる義勇軍第7小隊の戦いが描かれる。ゲーム版においては、その戦略性と映像表現に加え、戦争の中ではぐくまれる兵士たちの友情や愛といった人間ドラマが好評を得た。

 アフレコ現場でお話を伺ったのは、主人公のウェルキン役・千葉進歩さんとヒロインのアリシア役・井上麻里奈をはじめ、櫻井孝宏さん、桑島法子さん、福山潤さん、大原さやかさんのメインキャラクターを演じる6名。ゲーム版に引き続き声を演じる6名のキャストたちが、作品の魅力をたっぷり語ってくれた。

――ご自分の演じる役柄について紹介をお願いします。

千葉進歩さん(ウェルキン・ギュンター役/以下、千葉):ウェルキンは、22歳の大学生で生物学を専攻しています。自然化学に関してものすごい知識を持っているのですが、他のことにはてんで知識がないというか、天然な青年です。今回は危機が迫る故郷に帰ってきたというところから物語が始まります。

井上麻里奈さん(アリシア・メルキオット役/以下、井上):アリシアはごくごく普通の女の子で、元気で明るい、勇気のあるキャラクターだと思って演じています。パン職人を目指して修行していたのですが、戦争が始まってしまい、街を守るために自警団に入隊します。そんな中で出会ったウェルキンのことを最初はスパイ扱いするのですが、そのうちウェルキンがいい人なんだよというのがわかって、振りまわされつつも気になる存在になっていく感じです。

櫻井孝宏さん(ファルディオ・ランツァート役/以下、櫻井):ウェルキンは、大学で知り合った友人です。専攻は違ったんですけど、たぶんファルディオがウェルキンに興味を持ったんだろうなと思える雰囲気の会話をしていますね。いわゆる色男で、軽口を叩いたりするんですけれども、立派に第1小隊の隊長を務めています。「自分の隊はマッチョだらけだから女の子がほしい」とか言っていたりしますが、真剣に国のことを思っている熱い心の持ち主です。アニメだと、どうなっていくのかまだわかりませんが、頑張って演じていきたいと思います。

桑島法子さん(イサラ・ギュンター役/以下、桑島):ウェルキンの義理の妹です。父が亡くなっているのですが、父の形見のエーデルワイス号という戦車に乗り込んで、自ら戦地に赴きます。外見よりもしっかりしている彼女。お兄ちゃんがこんな感じなので妹がしっかりしなくてはと思いながら演じています。

福山潤さん(マクシリミアン役/以下、福山):東ヨーロッパ帝国連合という巨大な国で、皇帝の妾の子どもとして生まれて、準皇太子という地位を与えられた生い立ちを持つ大将です。ガリア方面侵攻部隊の総司令官をやっておりまして、かなり切れ者でクールで、カリスマ性を持った、主人公たちにとっては強敵になるはずです。ちゃんと強敵になるよう、頑張って演じていきたいと思います。

大原さやかさん(セルベリア・ブレス役/以下、大原):セルベリアは、銀髪で赤い目を持つ、クールビューティという言葉がピッタリの容姿を持つ女性ですが、帝国軍・ガリア方面侵攻部隊の指揮官です。マクシミリアン殿下に絶対の忠誠を誓っています。彼女には隠された過去がありまして、それもアニメでおいおい明かされていくのではないでしょうか。古代ヴァルキュリア人の血を引くということで、裏のタイトルロールかな(笑)気合入れて頑張ろうと思っています。

――ご自身の登場する初回を演じての感想と見どころをお願いします。

千葉:ゲームのオープニングも、主人公の故郷であるブルールという場所の街並みから始まるんですけど、そこの風景が――言い方は悪いんですが、田舎で自然に囲まれた場所で、とっても好きなんです。「これがアニメになったら、どう動いてキレイになるんだろうな」と、ゲームのときから楽しみにしていました。その雰囲気の風景から物語の展開が始まるというのが、僕の中では非常に入っていきやすい作品じゃないかなと思っています。あと僕自身のキャラクターが、(プレイヤーの方が自分で動かす)ゲームの中での主人公から、(物語を見て楽しむ)アニメになって、若干修正を加える部分もあります。そのあたり、性格付けがどのように厚みを増したのかというのも個人的に見てほしいポイントです。

井上:ゲームのときからすごく好きだった作品のアニメ化ということで、第1話の収録から楽しみにして臨みました。そのときはやはり、自分の中で“ゲームの中でのアリシア”というイメージがガッチリ作られていて、それを思い出しながら演じたいと思っていたんです。でも、アニメではオリジナル展開も含むということで、「今回は新たなアリシアを作っていこう」というのを音響監督さんと相談しながら、“TVアニメ版『戦場のヴァルキュリア』のアリシア・メルキオット”というのを、第1話のアフレコで徐々に探りながら作っていったという感じです。

 ゲームでは、わりとすぐにウェルキンとも打ち解けて、かわいいアリシアだったんですが、アニメ版では「ウェルキン、タダ者じゃないな」と思いつつも、まだまだあきれるシーンであるとか、ウェルキンや周りの人たちにも厳しい言葉を投げかけるシーンとかも多くて、意外とツンの部分が多いアリシアなんだなと思って演じました。第1話の段階からすごく続きが気になる展開だったので、これからもアフレコを楽しみにしながら頑張っていきたいです。

櫻井:ゲームとは、キャラクターが若干違うんですが、根本は同じなので、ゲームを参考にしながらアニメの方に参加させていただきました。フランクというかアメリカンというか、そういう身のこなしの人ですね。今のところ密なのは、やはりウェルキン、あとアリシアにも興味を持っているようなので、彼らとどういう関係を築いていくのか興味があります。この作品には、たくさんのキャラクターが登場するので、それぞれの人間関係が重要になってくると思っています。また、アニメオリジナル要素も多いと聞いているので、そういった部分も大事にしたいですね。

桑島:ゲームのイサラは、ダルクス人であるゆえの人種差別や迫害を受けている部分が、キャラクターのベースになっていたので、とてもかたくなな部分を常に持って、緊迫している感じで演じていました。アニメの収録になると、他のキャラクターとの絡みのシーンで、人間性の広がりというか、「こういう風に笑っていいんだ」、「こんな風に感情を動かしていいんだ」というのを、よりリアルに感じながらアフレコさせていただきました。ゲームとは、また違うイサラをお見せできるのではないかと思って楽しみにしています。

福山:ゲームの声を1人で収録している時は、マクシミリアンに関しては「よし、自分が一番偉いんだ」と思い込んで演じていたんです。でも今回は、みんなとドラマを作るというところがゲームとは違いました。部下の3人が(キャスト陣の存在感もあって)とてつもなく強大でして……味方のはずなのに敵より怖いなと(一同笑)。「その人たちを従わせて、アゴで使っているというのが形だけにならないようにするのが僕の戦いなんだな」と、第4話のアフレコで実感できました。それを自分の中でうまく御しえて、放送するころには皆さんにお届けできたらいいなと思っています。

大原:アニメ化のお話は、だいぶ前から聞いていたので、すごく楽しみにしていました。そして今日初めて、3本のマイクの真ん中に自分が立ったんです。右側に大塚周夫さん、左側に大塚明夫さんがいて……緊張感と安心感があって、「ああ、これが我が帝国軍なんだな」と改めて実感できて、とてもうれしかったです。あと個人的に、福山君が演じるキャラクターが私の上に立つのは初めてなんですね。いろいろな作品で共演しているのですが、“初めて”なので。この屈辱を、どう自分の中で忠誠に変えていくか今後の課題だと思っています(笑)。

福山:この作品でどっちが上かを見せます!(笑)。

――ゲームとは違う展開もアニメにはあるということで、「アニメではこうなったらいいな」というのはありますか?

千葉:無理なことを前提に言うと、ヴァルキュリア人になってみたい! あと、ゲームでは第7小隊の他のキャラクターたち(一般の隊員)があまりピックアップされていなかったんですが、今回のアニメでそのキャラたちが(キャラとして)どれだけ生きるのかな、というところに期待しています。もっとキャラクターが生かされると、もっとドラマチックになるかなと思っています。

――ゲームから、「これはアニメに入ってほしい」というシーンなどありますか?

井上:男性にシャワーシーンがあってですね。なんで女性にはないのに、男性2人がシャワー浴びているところを見るのかなと。

櫻井:サービスカットです。

井上:そんな~! おかしいですよ、サービスカットなんて(笑)。「先に持っていかれた!」というのがすごく悔しいですね。なので、ゲーム版でもあった海水浴シーンなんかも描かれるとうれしいです。

大原:ゲームのダウンロードコンテンツで、『撃て、セルベリアと共に』というお話があったんです。そこで、普段は感情の機微をあまり見せないセルベリアが、ちょっとはにかんだりとか、部下に対する思いやりを示したりとかするシーンがあって。そういう彼女のやわらかい部分が、アニメでも見られたらうれしいなと思います。

井上:料理上手なんですよね。

大原:そう! 意外な一面です。

――ゲームでは、プレイヤーが自分で好きなように小隊を編成できるのですが、人数や敵味方関係なく「こんなキャラクターで小隊を組ませてみたい」というのがあればお聞かせください。

千葉:オーソドックスかもしれないですけど、単純にアリシアとセルベリアだけで組ませたいですね。彼女たちだけで、とても強そうですよね(笑)。

福山:名もなき兵士たちばかりで、有名人たちをほふる策略を立てたいです(おお~、一同感嘆の声)。

井上:バーロットとセルベリアあたりが組んでくれれば、大人の女性でクールビューティ同士、美しく、強くなりそうですよね。

福山:髪の毛を下ろさせたい人と、笑わせたい人ですよね。

井上:そうです、そうです。男心をくすぐる感じがいいかなって。

大原:じゃあ、私はイェーガーとラルゴかな。

井上:バーロット&セルベリア VS イェーガー&ラルゴで戦わせたいですよね。

千葉:なんか格闘ゲームみたいだね(笑)。

井上:人気出そうなのはファルディオとマクシミリアンのコンビですかね?

千葉:それは戦う趣旨がちょっと変わってくるよね。女性の心を捉える戦いで。

井上:人気的な戦いですね。イベントになると人が集まりそう(笑)。

千葉:『夜の戦場のヴァルキュリア』みたいなね(笑)。

――では、このキャラクターを部下にしてみたいというのはありますか?

福山:バーロットさんですね。できる女性を秘書的な感じで。

櫻井:とりあえずイェーガーとグレゴールが部下だと、いろいろな意味で大変そうなのでなしです(笑)。セルベリアは、これでお料理上手と言われると萌えますけど。……んー、でも逆にウェルキンの部下として働いてみたいです。今日のファルディオのセリフでもありましたが、「何かやってくれそうだ」という、自分が想像もしないことを形にしてくれそうな、そういう人を見上げてみるとどうなのか、個人的に興味ありますね。

千葉:おお、それは絶対言われないと思ってた!

――今日は収録4話目ということですが、「現場で一番輝いているな」というのはどなたでしょうか?

桑島:千葉さんのキャラとのシンクロ率が半端じゃないですね。なので、私たちはそれについていくだけです。

千葉:え!!

井上:本当に千葉さんには、いつも笑わせていただいています。

桑島:それを真面目にやっているところが、本当にウェルキンらしいなと思って。

千葉:ありがとうございます。褒め言葉なので、素直に受け取りつつ……とりあえず、今のところは僕です!

――アニメを楽しみにしている皆さんにひと言ずつメッセージをお願いします。

井上:本当に私自身、アニメ化をすごく楽しみにしていて、それが形になって喜んでいます。ゲームファンの方でも新たな気持ちで楽しめる作品だと思いますし、ゲームを知らない方でも十分に楽しんでいただけるステキな作品になると思っています。『戦場のヴァルキュリア』、今後きっと予想もつかない展開が待っていると思います。よろしくお願いします。

櫻井:アニメならではのストーリーと、たくさんのキャラクターたちのドラマがとても魅力的な作品です。あと“戦場の恋”というのが、キーになってくると思いますので、注目していて下さい。

桑島:本当にアニメとなってうれしく思っています。アフレコの方も順調に進んで、和気あいあい楽しい感じですので、ぜひ皆さん、ご自分が見やすい局を探して、録画もして見ていただけるとうれしいです。よろしくお願いします!

福山:ゲームが発売されてから結構経ちますが、プレイした身近な人たちから、僕の演技のことではなく、「すげー、ゲームがおもしろいんだよ」って言われた覚えがあります。今度は、そのゲームから飛び出たアニメで、皆さんを楽しませたいと思いますので、ぜひぜひ見てください!

大原:ゲームの『戦場のヴァルキュリア』は、魅力の1つに“世界名作劇場のような淡い感じの色合い”というのがありました。今回アニメ化ということで、色合いがパキッと変わって印象が一新しておりますが、音楽はそのまま崎元さんということで、より世界観が深く密度の濃いドラマ展開になると思いますので、ご期待ください。

千葉:ゲームから台本読んでずっと思っていたのが、「このドラマが、どのくらい膨らむんだろう」ということです。とにかくキャラが生きていて、そのキャラが生きていることで、彼らの生き様や死が、「どうしてそういう風になるんだろう」と皆さんにきっちり伝わると思うんです。感動だったり、笑いだったり、そういう喜怒哀楽が素晴らしくあるからこそ、人が生きてきて、それに共感が生まれるものだと思います。絵もすごくキレイです。素晴らしいキャスト陣たちと一緒に、作品の魅力をさらに生かせるように頑張りたいと思いますので、注目していただければと思います!

『戦場のヴァルキュリア』
▲左から福山さん、大原さん、井上さん、千葉さん、櫻井さん、桑島さん。

(C)SEGA/ PROJECT VALKYRIA

■TVアニメ『戦場のヴァルキュリア』
【放送開始日】
 TOKYO MX……4月6日より毎週月曜23:00~
 チバテレビ……4月4日より毎週土曜25:35~
 tvk(テレビ神奈川)……4月4日より毎週土曜26:30~
 テレ玉(テレビ埼玉)……4月6日より毎週月曜25:00~
 MBS(毎日放送)……4月4日より毎週土曜27:28~
 CBC(中部日本放送)……4月10日より毎週金曜26:25~
 テレビ北海道……4月10日より毎週金曜26:30~
 TVQ九州放送……4月9日より毎週木曜26:48~
 アニマックス……4月13日より毎週月曜22:00~
 BS11……4月11日より毎週土曜23:00~

【スタッフ】(※敬称略)
 原作:SEGA
 監督:山本靖貴
 シリーズ構成:横手美智子
 キャラクターデザイン:渡辺敦子
 総作画監督:米澤 優、中路景子、渡辺敦子
 デザインワークス:湯川 純、狩生 豊、佐野誉幸
 美術監督:谷岡善王
 美術設定:塩澤良憲
 色彩設計:中島和子
 CG監督:中村友紀、雲藤隆太
 撮影監督:石原浩二
 編集:坪根健太郎
 音楽:崎元 仁
 音響監督:長崎行男
 制作:A-1 Pictures
 製作:PROJECT VALKYRIA

【キャスト】(※敬称略)
 ウェルキン・ギュンター:千葉進歩
 アリシア・メルキオット:井上麻里奈
 ファルディオ・ランツァート:櫻井孝宏
 イサラ・ギュンター:桑島法子
 ロージー:皆川純子
 ラルゴ・ポッテル:乃村健次
 エレノア・バーロット:田中敦子
 マクシミリアン:福山潤
 セルベリア・ブレス:大原さやか
 ラディ・イェーガー:大塚明夫
 ベルホルト・グレゴール:大塚周夫
 他


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