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2009年3月27日(金)

平野綾さん主演の3DCGアニメ『アジール・セッション』が今夏公開

文:電撃オンライン

 アオキタクト監督による長編3DCGアニメーション映画『アジール・セッション』が、2009年夏に東京・テアトル新宿と大阪・テアトル梅田で公開される。

 本作は、バンドマンだったアオキ監督がギターをPCに持ち替えて、2005年にたった1人で制作したフル3DCGアニメ『ハルヲ』の世界観を継承した作品。『涼宮ハルヒの憂鬱』や『絶対可憐チルドレン』でおなじみの平野綾さん演じる家出少女ヒヨコと、『遙かなる時空の中で』の舞台などで活躍する根本正勝さん演じるアキラを中心に、“10代の葛藤と青春”が描かれる。

『アジール・セッション』ストーリー

 文明は発展を止め、衰退した遠未来の社会。刑事の父と2人暮らしで美大への道を目指す高校生ヒヨコは、亡き母の描いた絵を勝手に処分した父親に反発して家出をする。行くあてのないヒヨコが迷い込んだのは、人びとがテントで日々を生きるスタジアム“アジール”。ヒヨコは、そこでストリート・チルドレンのリーダー・アキラと出会う。
 
『アジール・セッション』 『アジール・セッション』

 利権のため、町の美化を名目にスタジアムの取り壊しを図る警察。スタジアムの住人たちは、取り壊し反対運動としてストリートカルチャーのイベント“アジール・セッション”を計画する。メインパフォーマーとして、スタジアムの巨大キャンバスに絵を描くことになったアキラはヒヨコから絵の描き方を学ぶことに。
 
『アジール・セッション』 『アジール・セッション』

 そして、“アジール・セッション”の準備が大詰めにさしかかる時、警察は強硬手段に出てスタジアムの取り壊しを開始する……。
 

 『ハルヲ』をきっかけに、新海誠監督作品のプロデュースをはじめ、インディーズアニメを数多く手掛けるコミックス・ウェーブ・フィルムと出会ったアオキ監督。この出会いから本作の制作が始まり、その後、新人クリエイターのメジャーデビューを支援するブロスタTVの参加もあって、今回の劇場公開に至る。制作は、原作から映像、音楽制作まで作品の骨格部分をアオキ監督自身が担当し、監督のもとに集った大学・専門学校生の数十名とともに作品を作り上げたそうだ。

(C) Tact Aoki/BROSTA TV/CoMix Wave Films


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