2009年4月6日(月)
3月18日~21日に東京ビッグサイトで開催された東京国際アニメフェア2009。その中で行われた『戦国BASARA』のステージイベントの模様をお伝えする。
まずステージには、鎧武者とともに司会を務めるニッポン放送の吉田尚記アナウンサーが登場した。武者が着ている鎧は、片倉小十郎軍のもの。鎧武者たちは、このステージのために駆け付けてくれたそうだ。ちなみにこの鎧武者たち、普段は市役所に勤めているらしい。
続いて伊達政宗役の中井和哉さん、真田幸村役の保志総一朗さん、片倉小十郎役の森川智之さんが、それぞれの決め台詞を叫びながら登場した。さらに本作の監督を務める川崎逸朗さん、ゲームのプロデューサーでアニメでは原作監修を務めるカプコンの小林裕幸さんが登壇し、出演者が出そろった。
▲写真上段左から、中井さん、保志さん、森川さん。下段左から、川崎監督、小林プロデューサー。 |
原作のゲームについて、吉田さんから「特徴的な武将がたくさんいますが、この発想はどこからきたんですか?」と聞かれた小林さんは、本作について「戦国武将って固いイメージがあると思ったので、それを変えようと思った」と話していた。だが川崎さんにとってはその個性的な武将を映像化するのがひと苦労だったようで、TVアニメ化にあたり「コスチュームの線が多く大変でしたね。省略したところもあったんですが、小林さんに「いや、ここは大事なところなので」と言われ……。たとえば、兜のひもなんかは普通描かないんですけど描いていますね」と、制作時の苦労などを語っていた。
ゲーム版の収録について聞かれた中井さんは、「僕は生粋の日本人なので、英語がまったくダメなんです」とコメント。スタッフに「あー、ゆー、れでぃ、がーいず」と丁寧に教えてもらったそうだ。また、アニメの台本には英語にフリガナが振られていないので大変だ、とも。保志さんは、「ゲームの収録は絶叫系のセリフが多かったので、アニメだと普通のセリフが言えなくなっちゃって。どこまで出していいかわからなくなりますね」と話し、森川さんも「声を張らなくていい人がうらやましい」と収録の大変さがうかがえる発言をしていた。吉田アナから「ちなみに誰がうらやましいですか?」と聞かれると「お市(能登麻美子さん)」だそう。だが保志さんによれば、そんなお市を演じる能登さんも周りに釣られてテンションが上がりがちらしい。
続いて、オープニングテーマを歌うabingdon boys schoolと、エンディングテーマを歌うDustzのコメントムービーが上映された後、ステージは関連情報の告知タイムになった。TVアニメは、TBS他で4月3日より放送中。中には、“ご当地アニメ”として受け入れられている地域もあるらしい。最後は出演者からメッセージが贈られ、ステージは幕引きとなった。
(C)CAPCOM/TEAM BASARA
■TVアニメ『戦国BASARA』