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2009年4月27日(月)

【舞浜探訪】イクスピアリでDSはどのくらい役立つか? 新サービスを実際に体験

文:電撃オンライン

 任天堂とオリエンタルランドは4月25日より、東京ディズニーリゾート内の商業施設・イクスピアリにおいて“イクスピアリ・ニンテンドーDSガイド”のサービスを開始している。

 イクスピアリ・ニンテンドーDSガイドは、イクスピアリの施設に合わせて任天堂がシステムを開発したサービス。所定の場所でニンテンドーDS(DS Lite、DSi含む)にソフトをダウンロードすると、ショップやレストラン、映画館などの情報検索が可能になる。さらに行きたい店や場所を選ぶと、画面上のマップに“妖精”が現れ、目的地までの最短ルートをナビゲーションするという。

こちらがイクスピアリ。JR舞浜駅の改札を出ると、目の前に建っている。

 今回、電撃オンラインのスタッフ・kbjが、まり蔵とともにイクスピアリで実際にサービスを受けてみたので、その模様をお届けする。

 このサービスを受けるには、専用のソフトをダウンロードする必要がある。ダウンロードスポットはモールのいたるところに設置されているので、簡単に入手可能。早速ダウンロードしてみることに。

こちらのステッカーが張られている場所で、ソフトをダウンロードする。所要時間は短いので、DSさえ持っていればすぐに使えるようになる。利用規約を承諾すると、ニックネームを登録する画面に移行する。
DS、DS Lite、DSiの3種類すべてでサービスを受けることができる。操作性に関して差はなく、ダウンロードする時の画面が異なるだけだ。

 早速、イクスピアリ館内の店舗情報を検索してみることに。実際に触ってみると、予想以上に便利であることに驚いた。たとえばレストランで探すにしても、洋食、和食、中華・アジア料理、カフェなどという細かい検索が可能な上に、店の写真やメニューまでその場で見ることができる。実際にサービスを受けるまでは「イクスピアリにあるマップでこと足りるのでは?」と考えていたが、サービス内容まで確認できるとは予想しておらず、思わずうなってしまった。

DSを使えば、簡単に店を検索できる。さらに、そこまでの順路も見ることができるので、初めてイクスピアリを訪れる人でも、迷わずにいけるだろう。
検索条件をかなり細かく絞ることができる。現在実施している割引サービスも確認できるので、お得な店を調べていくのもアリ?

 取材に訪れた時間が昼時であったため、イクスピアリ・ニンテンドーDSガイドを使って、ランチを食べるための店を探すことに。“ここでしか食べられない店”で検索していると、炙り焼き料理とオリジナル地ビールのレストラン・ロティズ・ハウスがヒットしたので、ここに決定。

 ナビゲーション時には、館内のマップが表示されるのだが、さらにおもしろいのは目的地までのルート検索時の設定だ。最短ルート、エスカレーターを使ったルート、バリアフリールートなど、さまざまなルートを示してくれるため、「乳母車を押しているので、階段がないルートを探したい」や「いろいろな店を見ながら行きたいので、まだ通ったことがないルートを歩きたい」など、その時のユーザーの状況に合わせた検索が可能だ。

当日は激しい雨だったため、雨具が必要なゾーンには傘マークが表示される。このような細かな配慮もうれしい限り。
というわけで、目的のロティズ・ハウスに到着。野菜とシーフードを楽しめる魚料理と、クリームソースが効いたチキンがたまらない肉料理に舌鼓を打つ、kbjとまり蔵であった。

 また、イクスピアリを舞台にしたクイズ『Find Me』も収録されていたので、実際に体験してみた。『Find Me』は、指定された場所まで行き、そこで出題された問題に答えるクイズゲーム。クイズはさまざまな難易度のものが用意されており、館内を探索するおもしろさを体感できる。このクイズを遊ぶには“IKS(イクス)”というサービス内ポイントが必要となるが、アンケートに答えたりサービスを利用したりするだけでなく、館内を歩くだけでもポイントはたまっていくので、あまり困ることはないだろう。

イクスピアリを舞台にしたゲーム『Find Me』。クイズを受けるために指定された場所に行って、クイズに答えよう。正解すると、メダルを獲得できる。メダルが全部集った時、一体何が起きるのだろうか?
伝言板の機能を使えば、メンバー登録をした友だちや家族と待ち合わせをしたり、情報交換がすることが可能。またマップにも位置情報が表示されるので、落ち合うことも容易だ。ソフトを再び入手して稼働させると、こちらの画像が表示される。以前の記憶がよみがえりそうだ。

 先日お伝えしたニュースを見た際には、“DSを手にしながら、ショッピングモールを歩くこと”に違和感を覚えた筆者であったが、実際に使ってみるとかなり便利であった。たとえば、操作性に関しては右利き・左利きでも難なく操作できるように、コマンドアイコンの位置を変更できるだけでなく、上下画面の変更もワンタッチで行える。ショップの検索も、店舗の中の画像やメニューまで確認できるので、見ているだけでも楽しくなってしまった。

 1つだけ気になったのは稼働時間だ。イクスピアリは140以上の店舗があり、朝から夜まで楽しめる。ずっとソフトを稼働させているとしたら、DSiでは稼働時間に不安がある。また、屋外で使用することも多いため、DSではやや見にくい場所も。それらを加味すると、個人的にはDS Liteをオススメする。とはいえ、どの種類でもサービスを受けることは可能なので、イクスピアリを訪れる機会がある人は、DS、DS Lite、DSiを持っていくとさらに幅広い楽しみ方ができるかもしれない。

(C)2009 Nintendo


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