2009年5月7日（木）

日比谷公会堂が燃えた！ “バサラ祭2009～春の陣～”で舞台化が明らかに！

　カプコンは、人気シリーズ『戦国BASARA』のイベント・バサラ祭2009～春の陣～を、5月2日に東京の日比谷公会堂で開催した。


2回公演だったため、累計で約4,000人ファンが集った“バサラ祭2009～春の陣～”。会場付近では、最新作のPSP『戦国BASARA バトルヒーローズ』を使って、プレイを楽しむ女子の姿も見られた。

　バサラ祭2009～春の陣～は、PSP『戦国BASARA バトルヒーローズ』が発売されたことを記念したイベント。“バサラ祭”は今回で4回目の開催で、これまでに、Zepp東京や東京厚生年金会館（ウェルシティ東京）、東京ビッグサイトで行われており、どれも好評を博している。ここでは、バサラ祭2009～春の陣～の1回目公演の模様をお届けする。

　chanbaraプロジェクトによる演舞で幕を開けた今回のイベント。和太鼓が会場に響きわたる中、登場したアクターたちは迫力あるアクションを披露し、会場に詰めかけた2,000人近いファンを沸かせた。続いて小林裕幸プロデューサーに加え、キャラクターを演じる声優の中井和哉さん（伊達政宗役）、森川智之さん（片倉小十郎役）、石野竜三さん（長曾我部元親役）、中原茂さん（毛利元就役）、大川透さん（徳川家康役）、森田成一さん（前田慶次役）、藤原啓治さん（松永久秀役）が登場した。


chanbaraプロジェクトの剣舞に続いて、キャラクター紹介とともに人気声優陣が続々と登場。中井さんが「一気に駆け抜けるぜ！」と叫ぶと、石野さんの「ヤロウども！　ついてこい」や、中原さんの「捨て駒どもよ、よく来た！」というキャラクターになりきったセリフも飛び出し、ファンをあおった。

　ご当地グルメをかけた『戦国BASARA バトルヒーローズ』のチームトーナメント戦では、上記の8人が2人ずつのタッグを組み、ゲームバトルを繰り広げた。賞品のご当地グルメは、キャラクター出身地の豪華グルメということで、出演者は楽屋でかなり練習していたという。森川さんと中井さんは、中原さんと石野さんを相手にバトルを繰り広げた。中原さんはゲームが苦手ということで、石野さんはトレードを要求していたが、予想に反して白熱した展開に。最終的には、途中でやられてしまった中井さんが、遠くから援護攻撃をするというやや政宗らしからぬ行動に徹した奥州伊達連合が勝利を収めた。

　次いで、残りのメンバーが闘うことになったのだが、機材トラブルによってジャンケンで決着を決めることに。ゲームをあまりやらないという藤原さんは、「これで優勝のチャンスが！」と喜んだが、逆に移動中もバッチリやりこんで来た森田さんや大川さんは残念そうだ。さらに藤原さんと小林プロデューサーチームがジャンケンで勝ち抜いてしまい、森田・大川ペアは、かなり悔しがっていた。最終的に、藤原・小林ペアが森川・中井ペアを下し、藤原さんがコシヒカリ（10キロ）を、小林プロデューサーは牛タンをゲットしていた。


ゲームが苦手といいつつも、伊達政宗を撃破していた中原さん。試合後には「我のせいではない！」とコメントしていたが、次の試合で機材トラブルが発生したため、他の出演者からは苦笑いしながら「毛利の呪いか？」と突っ込まれていた。

　続いて、PSP『戦国BASARA バトルヒーローズ』のイベントシーンと、TVアニメ『戦国BASARA』の生アフレコが行われた。特にアニメのアフレコでは、自分以外のキャラクターを演じるシャッフルアフレコであったため、ファンは大興奮。特に政宗を藤原さんが演じたシーンは、本来演じている中井さんが「藤原さんの伊達政宗には危機感を覚えました」と苦笑いするほどマッチしていた。


幸村と信玄のやりとりにあきれる佐助のシーンは、幸村を森田さんが、信玄を石野さんが、佐助を中原さんが演じた。現場では、保志総一朗さんがノドを枯らしながら幸村を演じているようで、声優陣はあまり演じたくはないようであった。		演じた人によって、かなりの違いが見受けられたシャッフルアフレコ。幸村を演じた大川さんは「ノドを張らずにすむから」という理由で、お子ちゃまな幸村を演じ、ファンと声優陣を笑わせていた。

　出てきたカプセルに入っている質問に答えていく、カプセルトークのコーナーでは、出演者が財布を持参で姿を見せた。ところが、カプセルトイがうまく作動せず、カプセルが出てこないというハプニングが！　森田さんが、「おばちゃーん、カプセルが出てこないんだけどー」と駄菓子屋を思わせるセリフで、場をつないでいたのが印象的であった。

　藤原さんは「今後の『BASARA』シリーズについて」という質問に、「自分が演じた松永久秀をストーリーモードに出してほしい」と返した。さらに「なんなら、政宗役でも……」と続け、中井さんから「もしもし！」と突っ込まれていた。他には、大川さんが「驚いたシーンやセリフは？」という質問に対して、「そんなの頭から終わりまで、全部じゃん！（笑）でも、ドラマCDで史実では天下人になった家康が殺されてしまった展開には驚きました」と語った。


他にも、森川さんが記憶を頼りに家紋を描いたり、「戦国時代にタイムスリップしたら、どうする？」という質問などが飛び出したカプセルトークのコーナー。また、保志さんからのビデオレターが公開された時は、会場から悲鳴に似た歓声が上がっていた。

　イベントは、出演者のコメントで終了……と思いきや、小林プロデューサーが、今後展開する新プロジェクトについて発表。1つ目は『戦国BASARA』の舞台化で、伊達政宗を久保田悠来さんが、真田幸村を片岡信和さんが演じる。場所は東京ドームに新設されたシアターGロッソで、公演日は7月3日～12日。チケット料金は6,090円で、受付はイープラスで5月10日12：00から、ローソンチケットでは5月11日12：00から受け付けるという。

　2つ目の発表は、伊達政宗と片倉小十郎ゆかりの地を訪ねる“戦国BASARA 伊達軍ツアー”の開催。6月20日～21日の2日間、みちのく伊達政宗記念館や瑞巌寺、仙台城址、瑞鳳殿、片倉家廟所、白石城、傑山寺といった観光スポットを、小林プロデューサーとめぐるというもの。こちらの募集は本日5月7日より開始され、価格は49,200円（税込）。

　小林プロデューサーは、「これからも『BASARA』シリーズはいろいろな展開をしていく予定です。これからも応援をよろしくお願いします」とあいさつ。こうして集ったファンの歓声が終始鳴り止まない、バサラ祭2009～春の陣～は終了となった。


驚きの新発表で、終了となったバサラ祭2009～春の陣～。“戦国BASARA 伊達軍ツアー”では、残念ながら小林プロデューサーの宴会芸は見れないとのことだが、宴会トークは展開するとのこと。楽しいツアーになることが予想されるので、興味がある人は申し込んでみては？

▼『戦国BASARA バトルヒーローズ』: ■メーカー：カプコン; ■対応機種：PSP; ■ジャンル：ACT; ■発売日：2009年4月9日; ■価格：5,490円（税込）; 　; ■『戦国BASARA バトルヒーローズ』の購入はこちら