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2009年5月11日(月)

駆け引き読み合いがおもしろい! DS『野球つく2』新モードを4人で遊んでみた

文:電撃オンライン

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 セガより5月21日に発売されるDS用SLG『プロ野球チームをつくろう!2(以下、野球つく2)』の新モードを4人プレイしてきたので、そのレポートを掲載する。

『野球つく2』

 『野球つく2』は、2008年5月に発売されたDS『プロ野球チームをつくろう!』の続編。選手を自由にカスタマイズできるスキルシステムや、野球にまつわるエピソードをクエスト形式で楽しめるベースボールクエストが強化され、新たに最大4人でプレイできる“野球つくJapanロード”が搭載された。お気に入りの選手を優先して育てられる“ひいきシステム”など、新要素が多数追加されたことによって前作よりプレイしやすくなっているのも特徴だ。

 体験プレイでは、プロデューサーの馬場保仁さんを交えて、電撃オンライン、ジーパラドットコム、4Gamer.netの各記者が卓を囲んで野球つくJapanロードをプレイした。このモードは、初めに12球団から好きなスタートパック(2軍や若手中心)を選択し、次にある程度ランダムで選ばれた一軍選手たちの中からドラフトで10人の選手を獲得してチームを編成。そのチームを使って総当り戦をするため、ドラフトはかなり重要だ。そして2人以上でプレイする時は、このドラフトで駆け引きが生まれるわけだが……詳しくは実際のプレイを交えてお届けしよう。ちなみに体験プレイで4人の選んだスタートパックは、以下のチーム。筆者は福岡ソフトバンクホークスファンなので、勝敗にこだわらず素直にホークスを選択した。

1P:馬場保仁さん……オリックス・バッファローズ
2P:ジーパラドットコム……埼玉西武ライオンズ
3P:4Gamer.net……北海道日本ハムファイターズ
4P:電撃オンライン……福岡ソフトバンクホークス



■ウソと真実の駆け引きが理想チーム作成への第一歩?

 4人対戦はワイヤレス通信を使用して行うため、必然的にプレイヤーは顔を合わせることになる。「このゲームをネタにして、野球ファン同士がおしゃべりできるようなモードを入れたかった」と語る馬場さん。その言葉の通り、ドラフト候補のリストに並んだ選手をながめての豆知識披露、狙いの選手を獲得するためのけん制や引っ掛けなど、さまざまな言葉が飛び交う。

『野球つく2』 『野球つく2』 『野球つく2』 『野球つく2』
▲ドラフトには、さまざまな球団のスター選手がズラリ顔をならべていた。ちなみにドラフトに登場する選手はある程度ランダムなので、いつも同じとは限らない。

 それなりに野球を知っていて、好きな人間が集まったこの時のプレイでは、「まずは先発の柱を手に入れるのが先決」というのが4人に共通したセオリーのようになっていたようだ。投手リストの中のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で活躍した岩隈に、皆が注目する。ただし、自分の注目する選手を口にすれば邪魔が入るかもしれず、安易にそれを口にすることはできない……が、馬場さんが早速動いた。

「岩隈いますよー!」

 どのような狙いかは定かではない。だが、間違いなくその発言には“狙い”があると皆が思ったはずだ。ただし、結果的に馬場さんが里崎を獲得したことから、投手を生かす名捕手を取るために、皆の注目を岩隈に集めたかったのではないだろうか。とはいえ、筆者としては岩隈に注目が集まるのは好都合だった。やはりWBCで活躍し、筆者の選択したホークスの投手である杉内をリストに見つけたからだ。ドラフトでは、選手の選択に60秒の制限がある。そのため、「岩隈がリストにいる1巡目なら、杉内は皆の目から外れているだろう」と考え、筆者は先発の柱として杉内を獲得した。だが、結果的に誰も岩隈を1巡目で獲得せず。馬場さんのブラフは空振りに終わった。

『野球つく2』 『野球つく2』 『野球つく2』 『野球つく2』
▲1巡目は、一番右の画像のような結果に。誰を取るかで、その人のチームで何が重視されているかわかるのがおもしろい。


■先を見越した選手獲得もドラフトのキモ

 ところで野球つくJapanロードでは、ドラフトの際に特定の条件を満たして選手を獲得することで“役”が成立し、のちに選手やスキルを購入するためのポイント(YP)をボーナスでもらうことができる。役は、同年齢の選手を3人獲得する“同級生トリオ”、走力Aの選手を3人獲得する“スーパーカートリオ”などさまざまなものが用意されていて、中には、6つに分けられた地域すべての出身選手を獲得する“全国津々浦々”といった成立の難しいものも存在する。そしてYPは選手やスキルを購入するだけでなく、最後まで残しておくと本編に影響する“いいこと”があるのだが……それはおいおい述べるとしよう。

 説明が少し長くなったが、役を成立させてYPを獲得することは、とにかくメリットとなる。そこで筆者は、杉内を獲得したことからホークス選手を3人そろえて、“同球団トリオ”を狙うことにした。他にいたホークスの選手は野手の多村、松田、本間。「次こそ皆の注目は岩隈に集まるだろう」という理由もあり、2巡目は主力打者として多村を獲得した。ここで、馬場さんと4Gamer.netの記者さんが、ともに岩隈を指名。抽選の結果、馬場さんが負けてしまった。

『野球つく2』
▲抽選で負けたことに悔しがる馬場さん。理想のチームを作るには、駆け引きだけでなく運も必要だ。

 続いて松田を獲得しようと考えたが、投手リストにいた中田の横に2Pの文字が表示されていた。ドラフトでは、他のプレイヤーの役リーチ状況もわかるのだ。これによってプレイヤーは、能力の高い選手を指名するか、役を狙って選手を指名するか、他のプレイヤーの役成立を阻止するか、という選択に頭を悩ませることになる。当然、筆者のリーチも他のプレイヤーにバレている。「お、リーチしている人が何人かいますよ!」なんて馬場さんがあおった日には……60秒は短いと感じるものだ。

 とりあえずここでは、「先発があと1人くらいほしい」と思ったので中田を指名した。が、抽選には敗れてしまう。なので大人しく松田を獲得して、最初の予定通りトリオ成立だ。まだまだ主砲、抑え、捕手が残っていたので、松田が他のプレイヤーに指名される可能性は低かった。中田の指名は、勝てばよいよい、負けてもただで転ばない作戦だったのだ。

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▲3巡目は、4人の指名が栗山と中田とに分れそれぞれ抽選。こればかりは運なので、祈るしかない。


■やはり人間相手では理想のチーム作成は難しいようで……

 3巡目を終えて、「投手ばかりそろえてしまった」と口にする4Gamer.netの記者さん。馬場さんも「そろそろ主力は抑えてきましたかね?」と周囲を見回す。筆者といえば、これまでの経過で「周りの発言にはすべて裏がはずだ」と疑心暗鬼だ。そのため、このやりとりで「他の人の興味が野手に移るのでは?」と考えて投手獲得に乗り出す。しかし、4Gamer.netの記者さんが「投手ばかりそろえた」と言ったように、先発向けの投手は枯渇ぎみ……ここは接戦を制するため、抑えに使おうと豊田を獲得した。巨人では抑えの仕事をクルーンにゆずり、セットアッパーとして活躍する豊田だが、阪神の守護神と名高い藤川はジーパラドットコムの記者さんが獲得していたし、能力的を見ても豊田は十分に抑えが務まると考えた。

 さらなる投手獲得を考えるも、残っているのは中継ぎで活躍する選手ばかり。短期決戦かつドラフトによる選手獲得という限られた条件の野球つくJapanロードで、「中継ぎはあまり重要ではないかな」と事前の1人練習プレイで感じていたので、まだまだたくさんのスタープレイヤーのいる野手獲得に目を向けることにした。まあ、のちにわかることだが接戦の多い対人戦では、継投が非常に重要となる。

 そこで次に目を付けたのが、4番として活躍してくれるであろう小笠原。だが、野球にそれほど興味のない人でも知っているようなスター選手だけに、5巡目ですんなり獲得できるはずもなし。馬場さんと抽選で争った結果での獲得となった。あとで書く試合のレポートを読んでいただくとわかるが、小笠原の獲得は、筆者にとって試合の勝敗を左右するターニングポイントとなった。

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▲このあたりになると、4人とも役がポンポンと成立させていく。ちなみに、ヒントのみが表示されるラッキプレイヤーの指定された選手を獲得すると、それだけで500YPゲットできる。

 その後は野手の充実――というか外野の充実を図って亀井、赤松を獲得。投手面にまだ不安があったので、宮西、吉見を獲得し、10巡目はホークスファンを示すために本間をゲットした。なんとも、ドラフト候補として並んだホークス選手を全員獲得したことになる。それで新たな役がそろうわけではなかったが

 満足の行くドラフトに終わったかな? と思いきや、広報さんの「遊撃手が少なかったようですが取れました?」という言葉にドキッ。馬場さんたちとの駆け引きに気を取られ、内野の要である遊撃手と、投手を生かす捕手の獲得を忘れていた……。野球つくJapanロードでまったく穴のないチームを作るのは難しいので、1人プレイの時は、ドラフト終了時にある穴はYPを使うショップでOB選手を購入して補うのだが……捕手と遊撃手双方の穴を生めるには1,500×2YPが必要。しかし、役成立で得られたYPは2,300で、ショップで販売されていたのはOB遊撃手のみだ。幸い、OB選手は広島で活躍した野村謙二郎選手を獲得できたが、捕手――強いてはピッチングに不安を抱えたままのチーム編成となってしまった。

→次のページではいよいよ試合開幕! 対人戦ならではの駆け引きとは?

(C)SEGA (社)日本野球機構承認 NPB BIS プロ野球公式記録使用

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データ

▼『プロ野球チームをつくろう!2』
■メーカー:セガ
■対応機種:DS
■ジャンル:SLG
■発売日:2009年5月21日
■価格:5,229円(税込)
 
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