2009年6月1日(月)
コーエーは、PS3用ソフト『トリニティ ジルオール ゼロ』を今冬に発売する。
本作は、同社の人気RPG『ジルオール』の世界観やキャラクター、フリーシナリオ進行などの要素を継承したアクションRPG。『無双』シリーズや『BLADESTORM 百年戦争』などを手掛けたチーム・オメガフォースが開発を担当している。剣と魔法を駆使するパーティアクションを題材として、爽快感を求めた作品になっている。
ゲームの舞台は、『ジルオール』では過去の話として語られる“魔王バロルによって引き起こされた戦乱の時代”。前作で語られていたさまざまな出来事の顛末(てんまつ)や、前作に登場していたキャラクターたちの知られざるエピソードなどを交えた物語が展開する。スタッフは、『ジルオール』同様に末弥純さんがキャラクターデザインを手掛け、『砂時計』などの映画で監督・脚本を手掛けたる佐藤信介さんが脚本・演出を、『相棒』シリーズなど多くのTVドラマや映画に曲を提供してきた池頼広さんがBGMを担当。非常に豪華な顔ぶれだ。
▲物語が展開する地は、もちろんバイアシオン大陸だ。神話や歴史、人びとの文化など、細かく練りこまれた世界観を魅力感じているファンも多いはず。ちなみに左の画像は、魔王バロルが君臨したディンガル帝国の風景だ。 |
本作では、武器による攻撃と多彩な魔法を織り交ぜながら、異なる個性を持つ3人のキャラクターを任意に切り替えて戦う“剣魔パーティアクション”が採用されている。操作できるキャラクターは以下の3人。
これら3人のキャラクターを使って、剣で敵をかち上げた後、空中に浮かぶ敵に魔法で追い討ちをかけたり、仲間が敵の動きをけん制している間に敵の弱点を強襲したりと、アクションのバリエーションの妙や、パーティならではの戦いを楽しめる。
▲スケルトンにファイヤーボールを放つアレウス(左画像)。右の画像では、セレーネがアレウスの放った稲妻の魔法を短剣で受け止めて、武器に稲妻をチャージしている。 |
アクションバトルになったことで、フィールド上では、物理攻撃によって柱が倒壊したり、炎の魔法で可燃物が炎上したりと、プレイヤーの行動によって環境がさまざまに変化する。地形をも利用した幅広い戦闘が可能だ。
▲ダグザが柱を振り回して戦ったり、アレウスが氷の魔法によって水面を凍らせたり……。水面を凍らせれば、敵を足止めできるだけでなく、新たな道を築くこともできるだろう。 |
初めにも述べた通り、練りこまれた世界観、細かなキャラクター描写に裏付けられた重厚なストーリー、プレイの自由度の高さは、本作にも引き継がれる。大筋のストーリーの他に多数のサブクエストが散りばめられ、一本道ではない“プレイヤーごとの物語”で遊ぶことができる。
▲魔王バロルが君臨した時代は、『ジルオール』でも断片的にうかがい知ることができるが、果たして種族も年齢も異なる3人が、どのようにあの時代へ介入していくのだろうか? |
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