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2009年7月8日(水)

『ラグナロクオンライン』次期アップデート『エピソード8.0:Ash Vacuum』レポート

文:電撃オンライン

 MMORPG『ラグナロクオンライン』(以下、RO)の大型アップデート、“エピソード8.0:Ash Vacuum【アッシュ・バキューム】”が、いよいよ7月14日に実装される。本アップデートは2008年9月から順次実装されていた、“Episode 7.0 Return of the Archenemy 【魔王モロク】”と物語的にはつながっており、魔王モロクが逃げた異世界「アッシュ・バキューム」が舞台となる。この5月に開催されたオフラインイベント『ラグナロクオンライン ファン感謝祭 2009』では、「Baseレベル70以上を対象としたアップデート」と伝えられていたが、実際にはもう少し上級プレイヤー向けの内容だと思われる。編集部ではガンホー・オンライン・エンターテイメントを訪問し、一足お先にEP8.0を体験してきたのでその様子をお伝えしよう。

 なお、現在も調整中のため、一部画像は実装後のものと異なる可能性がある点のみご了承いただきたい。

●ミッドガルド大陸とは何かが違う、異世界アッシュバキューム

 まずはEP8.0のあらすじを簡単に解説しておこう。ご存知のとおり先のアップデートEP7.0で、砂漠の都市「モロク」の地下に眠っていた魔王モロクが復活をとげ、モロクの街は崩壊してしまった。これを討伐するために多くのプレイヤーが立ち上がり、何とか魔王モロクを次元の狭間へと追い払うことに成功したわけだが、EP8.0では、その魔王モロクが逃げた先には時空の裂け目が存在し、さらなる異世界へと繋がっていることが判明した。ルーンミッドガッツ王国、シュバルツバルド共和国、アルナベルツ教国は三ヶ国同盟を結び、この異世界の調査へと乗り出すことになった、というのが主なバックストーリーであり、その調査員に志願するのがプレイヤーというわけだ。

 異世界へ乗り込むための前提クエストはBaseレベル70以下でもスタートできるが、最終的なクリアにはレベル70が要求されるので注意してほしい。また、EP7.0で魔王モロクの討伐に成功していなくても本クエストは開始できる。

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▲新大陸調査員になるためには、一応テストを受けねばならない。調査隊の募集担当官はプロンテラの城内に配置されている。▲こちらがクリア後に飛ばされる、アッシュ・バキューム手前の時空の裂け目。中央で輝く巨大な光の渦の先に異世界がある。

 クエストクリア後、プレイヤーが最初に訪れるのは調査隊のベースとなる“ミッドガルド連合軍駐屯地”だ。画面右上のミニマップを見てもらえばわかるが、マップ中央の島がミッドガルド連合軍駐屯地にあたり、左右に新エリア“スプレンディッドフィールド”と“マヌクフィールド”が広がっている。それぞれの土地に行くためには通行許可が必要なため、ここでもやはり前提クエストが用意されている。

 アッシュ・バキュームは異世界というだけあって、ミッドガルド大陸では見かけない鉱石や植物が生えていた。もちろん新モンスターも登場する。キノコが生えるスプレンディッドフィールドには、ピングィキューラ、ルシオラワスプ、ナーガ、コルヌス、ボス属性を持つテンドリルリオンなどが調査隊を待ち受けている。コルヌスは見た目も美しいユニコーン風のモンスターでノンアクティブだが、一度突っつくと攻撃力もさることながら、軽く4桁の自己ヒールを使ってくる。長期戦に持ち込むとやっかいなので、アタッカーがいない場合は手を出さないほうがよい。

 一方の雪に覆われたマヌクフィールドにはヒルスリオン、タタチョ、センティペデ、そしてボスモンスター“ハードロックマンモス”が出現。いずれもかなりの強敵ゆえに、2次職ならばレベル90以上、上位2次職でもレベル80台以上によるパーティ必須のエリア。プレイヤースキルに自信がある人でも、できればプリーストかハイプリースト2名を同行させていきたいところだ。

 傾向としては動物系のモンスターが多いので、ゴブリンカードやクルーザーカードなど対動物系カードの準備を忘れずに。また、EP8.0の案内人である、同社第一マーケティング部第一企画課の中村聡伸氏によれば、「セイフティウォール」が有効に働くマップとモンスター」とのことである。

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▲アッシュ・バキューム連合軍駐屯地周辺でも鉱石が輝いている。ミッドガルドにはない素材も異世界にはあるらしい。▲異世界の新モンスターが檻に捕らえられている。これを捕獲できるだけの調査員がいるなら、プレイヤーは用済みの気もするが……。▲連合軍の司令官NPC・アジフ。話してみると、わりとノリの軽いにーさんであった。彼は三ヶ国連合のうちどの国の出身なのだろう?
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▲緑豊かなスプレンディッドフィールド。左から新モンスターのナーガ、コルヌス、そしてテンドリルリオン。
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▲雪に覆われたマヌクフィールド。駐屯地にも捉えられていたタタチョにヒルスリオン、そしてボス“ハードロックマンモス”。
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▲支援スキルのアスムプティオをもらった上に、かなりのレア装備で身を固めたロードナイトに、まさかの5桁ダメージ。もちろん先行プレイお約束の即死であった。

●ついに『RO』にも釣りシステム実装。レアなアレが釣れるかも?

 ミッドガルド連合軍駐屯地では、さまざまなサービスを提供してくれるプレイヤーの心強い味方、カプラ職員もさすがに異世界へは派遣されていない(というか、こんな危険地域では働けない?)。まさか位置セーブどころか倉庫サービスもできない辺境の地なのか!? と思いきや、カプラサービスの代わりに“猫の手サービス”なるものが用意されていた。おまけに職員は言うまでもなく猫である……。この猫の手職員たち、実はミッドガルド大陸とは別の異次元からやってきたとのこと。猫たちは次元の狭間に巻き込まれてしまい、もとの世界に帰るため再びひずみに飛び込んだものの、またもや違う場所に出てしまったらしい。つまりこれって迷い猫?

 この猫の手サービスで利用できるのは、位置保存、倉庫サービス、猫ワープの3つでカートサービスは取り扱っていない。猫の手職員と契約を交わすと、まずは位置セーブのみが利用可能となる。ただし、それ以上のサービスを使いたければ、猫職員との信頼度を高めねばならないのだ。信頼度を高める方法は、アイテム“未確認鉱石”または“魚のはしくれ”をプレゼントしてポイントを貯めていく。ポイントが貯まると倉庫サービス→転送サービスと徐々に機能が開放されていく。魚のはしくれ10個で1ポイントと交換でき、倉庫サービスが使えるようになるまでには、「それなりの時間がかかります」という中村氏の説明であった。

 では魚だの鉱石だのはどこで獲れるのかと言えば、魚はすぐ近くの水辺で“釣りシステム”を利用すれば入手可能となる。釣りはカーソルを魚の群れに合わせてクリックするだけ。ちょっと待つとランダムにアイテムがもらえる。どうにもならない小石から、お目当ての魚のはしくれ、さらにはかなりの低確率で、あるお宝アイテムが釣れることも……。

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▲猫の手職員の一人「ギャルック」さん。一見可愛い猫だが、よく見れば尻尾が3本あったりする▲釣りを開始すると、頭上に魔法の詠唱バーと同じものが出てくる。伸びきるまでに動くと釣りは失敗してしまう。▲案内役のプロフェッサーが、めったに釣れないはずのあるレアアイテムをゲット。確かに結構なよいものでした。

●新武器・防具はほぼモンスターのドロップ品かつ上位2次職専用品

 今回も数多くの新装備品が用意されているが、その多くはモンスターのドロップ品かつ上位2次職専用のものが目立つ。ただ、アイテム名を見ただけで、どのモンスターが落とすのか予測しやすいものも含まれているので、EP8.0実装後は友達やギルドメンバーと一緒にぜひ出かけてみてほしい。

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●これでスキルの覚え間違いも無し、新スキルツリーシステム

 ここまで紹介した新エリア、新モンスターの他にも、EP8.0ではいくつか新たなインタフェースが導入されている。特にプレイヤーにとって嬉しいのは、スキルツリーシステムの実装だろう。従来はスキルウィンドウを開き、取得したいスキルリストの中からアイコンを押してレベルを上げていくという方法のため、最終的に覚えたいスキルに必要な前提スキルが非常に分かりにくい。また一度アイコンを押してしまうとやり直しがきかない、という少々不便なインタフェースであった。スキルの習得をミスしないよう、慣れたプレイヤーほど外部のファンサイトなどにあるスキルシミュレーターを利用するのが一般的である。本アップデートにより覚えたいスキルにカーソルを合わせるだけで、必要な前提スキルのアイコンを赤い枠で囲んで教えてくれる。いったんスキルポイントを割り振っても「確定」ボタンを押すまでは何度でもやり直しがきく、などかなり便利になっていた。ただしノービスおよび1次職と、2次職および上位2次職のスキルで、スキルリストがタブで分かれてしまうため、慣れないうちはやや使いづらいと感じるかもしれない。

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▲これが新しいスキルウィンドウだ。カーソルを合わせると必要な前提スキルが赤枠で囲まれるので、取得ミスを防げるのがうれしい。▲右上の「スキル説明表示」にチェックを入れれば、ご覧のとおり詳細説明もちゃんと表示される。▲従来のウィンドウと同じコンパクトタイプも用意されている。本来そのクラスでは習得できないが、カードやアクセサリで使えるスキルは、常にリストの最後にアイコンが出るようになった。

 さらにワールドマップの表示と取引ウィンドウの改善も実施されている。ワールドマップではマス目で区切られたマップにカーソルを持っていけば都市名などがすぐに見られる。これに加えて今、パーティメンバーがどこにいるかも一目でチェックできるようになった。初心者さんと合流する場合など「今いるマップから下へ出て、次に右へ~」などと、誘導しやすいのもポイントだ。取引ウィンドウはサイズがぐっと大きく見やすいうえに、精錬値の数字、スロットの有無や数などもキチンと出るようになった。うっかりさんの渡し間違いや、悪意ある取引行為などはこの新システムによってかなり防げるだろう。

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 以上でEP8.0の体験プレイレポートは終了となる。先述のとおり、『エピソード8.0:Ash Vacuum』はかなりの上級者、特に上位2次職をメインターゲットとした難易度の高いアップデートだ。上位2次のうえにオーラ発光済みで、最近はどの狩場も食傷気味などというプレイヤーは張り切って新エリアに挑戦してほしい。また、同時に初級~中級者向けとして新メモリアルダンジョン“オークの記憶”が導入される。オークダンジョンと言えば1次職時代の通過儀礼(?)ともいえる場所だが、こちらはレベル30~80までの制限付となっている。一部ではモンスターの再配置も行われるとのことなので、7月14日のアップデート実施を楽しみに待っていよう。

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データ

▼『ラグナロクオンライン』
■メーカー:ガンホー・オンライン・エンターテイメント
■対応機種:PC(対応OS:Windows 2000/XP)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■正式サービス開始日:2002年12月1日
■プレイ料金:1,500円(税込)/30日

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