2009年7月15日(水)
新作旧作問わず、さまざまなミステリー・ホラー・サスペンス系のアドベンチャーゲームを紹介していく“まり蔵探偵事務所”。今回取り上げる作品は、SNKプレイモアから8月6日に発売されるDS用AVG『ツキビト』です。本作について、電撃オンラインの乙女番長・りえぽんと、三十路になっても乙女心が理解できない所長のまり蔵が、仲よくケンカしながら語り合うわよ!
貧血と冷え性という2大乙女病(?)に悩まされている所長のまり蔵です☆ 決して歳のせいではない……! | ||
隣の席のごえモンがいうことを聞かず、ストレスを解消するため甘い物ばかり食べている、電撃オンライン一乙女度の高いりえぽんです♪ | ||
お久しぶりです、電撃オンライン一腐女子度の高いりえぽんさん。2回目のご登場、おめでとうございます。 | ||
乙女度だっつってるだろ。あいわらず流行ってないようですね、この事務所。 | ||
ほっといてチョーダイ。 | ||
そんなしょぼい事務所に、いいネタ持ってきましたよ! 8月6日に発売されるDS用アドベンチャー『ツキビト』です。 | ||
おお! 知ってる知ってる! シナリオ担当・鈴木一也さんのインタビュー記事を読んでから、なんか気になってたんだよねー、このタイトル。 | ||
ミステリー・ホラー・サスペンスとはちょっと違いますが、ゲームの随所に謎がちりばめられていますので、たぶん所長もお気に召すかと。あと、ツキビトっていう不思議な存在が出てくるんですか、これがかわいらしくって! | ||
ほほう。どうせイケメンも出てくるんでしょ? 腐女子としては、イケメンははずせないもんねー。 | ||
うるせぇ! 四の五の言わず、さっさとプレイしろ!! |
▲『ツキビト』は、全10章で構成された謎解きアドベンチャーゲーム。どこか懐かしさを感じさせる寂れた観光地・神楽町を舞台に、主人公の少女と記憶喪失の少年が町の人々の悩みを解決していきます。 |
▲主人公の少女は、不思議な存在“ツキビト”を見ることができる能力を持っている“ツキビト見”。“ツキビト”とは、人や物にそっとツいており、ツいた人にさまざまな影響をおよぼす、通常は見ることができない不思議な存在のこと。彼女はこの能力のせいで、学校でいじめられたりしています。かわいそうに……。 |
あの少年との出会いを経験したら、あの後カエルみたいな姿をしたツキビトが出てきて、「町のコマリゴトを解決するんだゾーイ」って言い出しても動じませんよねー。 | ||
いや、私は十分動じましたが……。あと最初の依頼が、かわいい女子高生からの「おならが出ちゃうからなんとかして!」だったのにも動じました。 | ||
うら若き乙女からしてみれば重大な問題ですよ~。 | ||
そうだけどさー。しかし、この町の住人は変な人ばっかだったね。 | ||
見た目はカワイイのに、かなりエキセントリックなキャラばかりで。 | ||
まともな人がいないのがすごい。特にあのタンクトップのおじさん! | ||
ああ、乙女の心を持った格闘家ですか(笑)。 | ||
いきなり「見せてごらんなさい、オトメちからを!」って言いながらコトノハバトルをふっかけられた時は、ちょっとテンション上がりました。 | ||
あの文字組み替えクイズっておもしろいんですけど、難しいですよね。変なところで文章が切れてて、つい間違えちゃう。 | ||
区切り方が絶妙なんだよね。あと、お題に笑ってたら失敗したこともあったわー。 | ||
ツキビト舞踏(ダンス)はわりと簡単だったんですけどね。ツキビトの動きがカワイイんですよ、これがまた。ナラシーとか最高にかわいいです♪ | ||
え!? あのリズムアクションゲーム? うそ! 難しかったよ! | ||
ええ? でもあれ最初にお手本示してくれるじゃないですか。 | ||
微妙に判定がシビアじゃない? 焦って押すと“大凶”になるしー、待っても“大凶”になるしー! | ||
それはアンタにリズム感がないだけじゃ……。じゃあ、ツキビトのダンスは見てないんですか? | ||
だってそんな余裕ないもん! どうやったら見られるの? | ||
お手本の時に見ればいいじゃないですか。 | ||
そうか、その手があったか! いやでも、お手本見ておかないと本番で間違える……ああ、ジレンマ! | ||
いくらなんでもダメすぎるだろう……。 |
▲フタバエルの指示で、主人公はカガミくんとともに町のコマリゴトを解決することに。どうやら、町の人のコマリゴトにはツキビトが深くかかわっているようで……? 問題を解決するには、主人公のツキビトを使って、原因となるツキビトを説得する必要があります。 |
▲ツキビトたちが愛らしい動きを見せてくれる、リズムアクションゲーム・ツキビト舞踏(ダンス)。余裕がある人はツキビトたちの踊りをぜひ堪能してください。まり蔵は常に必死プレイなので、あまり堪能する余裕はありませんが……。 |
▲バラバラになった単語を正しい文字列に組み直すコトノハバトル。乙女の心を持つ格闘家とのバトルでは、「みるふぃーゆ」とか「トゥシューズ」とか普段使い慣れない言葉のオンパレード。無事勝利した時は、正直ホッとしましたよ。 |
グラフィックがかわいいから気づきづらいけど、このゲーム、かなりダークな面もしっかり描かれているよね。 | ||
主人公に対するクラスメイトのイジメとか、結構残酷でしたね。 | ||
あとたびたび出てくる、ケータイの裏サイトの存在がすごかった。 | ||
怖いですよね、まるで監視されてるみたいで。 | ||
このゲーム、主人公の名前を自分で決められるじゃない。名前をマリゾーにしたら、裏サイトに「マリゾー、超うぜーよなー」って普通に書かれてて。 | ||
うわ、きついですね。 | ||
うれしくてゾクゾクしました♪ | ||
…………は? | ||
え、ゾクゾクしない? 自分が名指しで罵倒されてるの見ると。 | ||
しねーよ! アンタみたいなドMと一緒にしないでください! | ||
でも、最初はへこんでた主人公も、徐々に図太くなっていったじゃない。 | ||
確かに、ゲームが進むにつれて前向きになっていきましたね。そのうち体を張って、笑いを取るようにまでなってたし。 | ||
やっぱり乙女は強いねえ。あのたくましさは見習わないと。ぜひ、乙女の心を持った格闘家とコトノハバトルをして、“オトメちから”を養ってほしいです。ぜひ! | ||
あれ、プッシュするとこ、そこだっけ……? |
▲神楽町の暗部が見られるケータイ裏サイト。町の問題というより、愚痴が赤裸々に書かれています。時には、主人公を名指して非難する書き込みも。 |
▲最初は引っ込み思案な主人公も、町のコマリゴトを解決していくと、徐々に自信を持つようになります。「オレを笑わせてみろ」なんていう無茶ブリにも、対応できるようになったり!? |
(C)SNK PLAYMORE