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2008年4月2日(水)

『イースオンライン THE CALL OF SOLUM』先行プレイレポート

文:電撃オンライン

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■STEP5 ダンジョン&ボス戦
2人でパーティ専用インスタントダンジョンに挑む!

 ここからは、運営チームが用意してくれた高レベルの冒険者を操作して、パーティ専用インスタントダンジョンに挑戦! パーティ専用インスタントダンジョンとは、特定のダンジョンに侵入すると、各パーティごとにダンジョンを生成してくれるシステム。自分たちのパーティ以外のプレイヤーは入れないので、他人にジャマされずにダンジョンの探索や狩りを楽しめるのだ。また、マップの構造や登場するモンスターの種類は毎回異なるため、毎回、新鮮な気持ちで挑戦できるのもうれしい。さらに最深部には、お宝を守る巨大ボスモンスターがいるとか、いないとか……!

 街からパーティ専用インスタントダンジョンまで距離があるので、カードから騎乗ペットを召喚して乗ることに。騎乗ペットは、キャラクターの徒歩移動よりも移動スピードが速いので、広大なマップを冒険する際に超ベンリだ。あっという間にインスタントダンジョンに到着すると、そこには相棒(電撃オンライン編集部スタッフ)の姿が! さっそく2人でパーティを組んでダンジョンに侵入することに。ちなみに、パーティは最大10人まで組むことができるので、人数が多いほうが有利になる。今回は、たったの2人だが深いことは考えずに「レッツ、パーティ!」と意気込んで突入。

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▲本作には、さまざまなカードが登場するが、そのなかには騎乗ペットを召喚できるものも! 画面写真の騎乗ペット以外にも、いろいろなタイプが存在するようだ。インスタントダンジョンの入り口で、相棒と合流し、いよいよ内部の探索が始まる……。

 ダンジョン内部の細長い通路を進んでいくと大広間があり、そこには大量のモンスターたちが……。うかつに近づくと危ないかも? と思った直後にモンスターが数体、接近してくる! どうやらモンスターの一定範囲に近づくと襲ってくるようだ。しかし、相棒(プロテクター/前衛職)が敵の攻撃を受け止め、DOG(ウィザード/後衛職)が回復や攻撃魔法でサポートするという見事な連携で迎撃に成功。職業の相性が、かなり良かったらしく、大広間のモンスターを次々に倒していく。大広間にいるゲートキーパーを倒すとキーアイテムが出現し、これを使って扉を開いて地下へおりることに。

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▲モンスターは、広範囲でキャラクターを感知して襲ってくる。一度に、大量の敵に襲われるとパーティが全滅しかねない。それにしても、感知する範囲が広すぎ……(笑)。 ちなみに、モンスターを倒すと、その場に食べ物系アイテムを落とすことがある。これは取った直後にHPが回復するなどの効果を発揮するので、ドンドン取って損はない。

ダンジョン奥深くでボスモンスターとご対面!

 敵の感知範囲に気をつけながら、数体ずつ引き寄せて戦う電撃コンビ。戦闘に余裕がでてきたDOGは、ウィザードの支援魔法で、プロテクターの防御力、攻撃力、移動速度を上昇させる。順調に敵を倒していくが、ここで先行プレイ時間終了。一通り、『イースオンライン』を体験できたので、おいとましようとするが……。「地下4階にはボスモンスターがいたんですけど、おしかったですね」という運営スタッフの一言が、電撃コンビに火をつけてしまう。「ここまで来たらボスモンスターを倒せずに帰れるかっ!」「レッツ、パーティ!」「じつに、おもしろい」ということで、ボスモンスターを倒すまで無制限1本勝負が始まる!はたして、その結果は……!?

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▲先行プレイ時間を延長させてもらい、電撃コンビはいざ地下4階へ。大広間には、今までに見たことのない長身の敵が何体もウロウロしており、さらに奥に巨大な影を見つけるが……。用心深く近づいたつもりが、あっという間に感知されて乱戦に!

戦闘不能と復活を繰り返すゾンビ作戦で
ボスモンスターとついにご対面!

 ウィザードの魔法攻撃は非常に強力だが、敵に狙われやすくなる。しかも、防御力が高くないので、敵の集中攻撃を受けると即座に戦闘不能に……。ダンジョンの入り口で復活して、すぐに地下4階へ向かう。「相棒、オレが戻るまでにやられるんじゃねーぞ!」と叫びながら(気持ちは)ダッシュ移動。その間、相棒は持ち前の堅さと回復アイテムを連発するが、回復が間に合わない。そこで、ALを1個消費して、自分のHPを回復する特殊なスキルも使い、なんとか生き延びていた。恐るべし、相棒!

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▲戦闘→死亡→入り口で復活→大広間へ移動→戦闘を繰り返すこと5回、なんとかザコ敵を蹴散らした電撃コンビは、ボスモンスターへ接近。ヘビとイモムシとミミズを足して3でわったようなキモコワイ、ボスモンスターがモゾモゾするムービーが挿入されたのち、戦闘開始! ボスとの戦闘中は、護衛のモンスターも登場し(倒しても一定時間で復活)、かなり苦戦すると思われたが……。ALを1個回復するオキテやぶりの消費アイテム(課金で販売予定)を連発して、強力な特殊スキルを連発! 10分近い戦闘の末、ついに倒すことに成功した。
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▲ボスを撃破後、大量に出現した財宝にかこまれて、歓喜の2ショット! 3時間(約1時間延長)に及んだ先行プレイは、こうして幕を閉じるのであった。相棒、スタッフのみなさん、おつかれさまでしたっ!

■先行プレイを終えて……

 先行プレイの感想をいくつか挙げてみると……。(1)マウスクリックで操作できるので、遊びやすい (2)職業やフリーアイテム、装備強化、カードなどによって、キャラクター育成の自由度が高い (3)「AL」を消費して発動できるアーツスキルやメタマジックなどによって、戦闘時の選択肢が多く、単調な戦闘になりにくい。(4)マップやクエストが充実しているので、遊びつくすのは大変 (5)グラフィックのクオリティが良い、キャラクタービジュアルも抵抗感をあまり感じない、といったところ。

 一言で言うなら「よくできたMMORPG」なので、これまでオンラインゲームをプレイしたことがないライトユーザーにもオススメできる。また、今後のアップデートで、「1次職」「2次職」「結婚」「師弟」システムなど、楽しそうな新システムが実装される予定なので、期待感も高まる。

 気になる点は、やはり「イースらしさ」をあまり感じられなかったこと。地名やアイテムの名称、NPCのセリフで、『イース』らしさを感じられるが、ファンが満足するにはまだまだ足りないだろう。『イース』といえば赤髪の主人公アドルの印象が強いので、彼とゆかりのあるNPCキャラクター(子孫)、彼が使っていた武器や防具、冒険したダンジョンなどなど、もっと『イース』らしさが欲しいところ。そのへんを運営チームに直撃したところ、『イース』らしさを出すことに、早い段階から力を入れて取り組んでいくとのこと。例えば、パテーィ専用インスタントダンジョンで、アドルの冒険を疑似体験できるようなクエストも考えているとか。ファンは今後に期待しよう。

 『イース オンライン』は、4月中旬にプレオープンサービスを開始後、オープンサービスに移行する。プレオープンサービスとは参加者を限定した先行体験プレイのことで、テスト目的のクローズドβテストとは違い、純粋に『イースオンライン』をユーザーに楽しんでもらうための期間、とのこと。4月2日~17日の期間、プレオープンサービスの先行体験ユーザーを募集しているので、『イース』ファンはもちろん、MMORPGファンも、ぜひ応募してみよう! また、『イース』シリーズはパソコンやプレイステーション2、PSPでもプレイできるので、興味がある人はこちらもチェック。

Copyright (c) CJ Internet Japan, Corp. All Rights Reserved. Copyright (c) CJ Internet, Corp. All Rights Reserved. Copyright (c) Nihon Falcom Corporation. All Rights Reserved. ※画面は開発中のものです。

データ

▼『Ys Online ~The Call of Solum~』
■メーカー:CJインターネットジャパン
■対応機種:PC(対応OS:Windows 2000/2003/XP/Vista)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■プレイ料金:無料(アイテム課金)

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