2009年8月23日(日)
WiiやPSPなどで展開している『モンスターハンター』シリーズのイベント“モンスターハンターフェスタ’09”が、本日8月23日に千葉の幕張メッセで行われた。
この記事では、イベント中に行われた、Wii用ソフト『モンスターハンター3(トライ)(以下、MH3(tri-))』を使ったタイムアタック大会“MH3(tri-)狩王決定戦地区大会”の模様をレポートする。会場の様子などは別の記事で取り上げているので、そちらを参照してほしい。
“MH3(tri-)狩王決定戦地区大会”は、2人1組で大会指定のクエストに挑戦し、そのクリアタイムを競うという大会。前回、前々回に行われた“モンスターハンターフェスタ”でも同様のタイムアタック大会が行われているが、『MH3(tri-)』を使った大会は今回が初となった。
地区大会の予選は、クルペッコ1頭を陸の闘技場で討伐するといった内容になっており、さまざまなハンターたちが日本最速の座を求めて狩猟に挑んでいた。
こうして上位8チームが決定し、メインステージ上で地区大会決勝戦が行われた。地区大会の決勝は、ラギアクルス1頭を水中闘技場で討伐するといった内容。ここでの上位3チームが、10月25日に東京で行われる決勝大会に進出できる。『MH3(tri-)』から加わった新たな要素“水中戦”で、スゴ腕のハンターたちがどうった立ち回りを見せるのか、多くの観客が固唾(かたず)をのんで見守っていた。
▲ずらり集まった8チームの選手たち。本作のアシスタントプロデューサー・小嶋慎太郎さんらの司会のもと、メインプランナー・木下研人さんが決勝前半の、藤岡要ディレクターが決勝後半の解説を行った。 |
こうして、いよいよ決勝がスタート。決勝は麻痺属性のスラッシュアックス、火属性の太刀、無属性のランス、ボウガンの4種類の装備が用意されていた。ここで人気が高かったのは、ラギアクルスの弱点属性であり、気刃大回転斬りを使ったラッシュで大ダメージが見込める太刀。次いで、シビレ罠や支給専用閃光玉、支給用大タル爆弾、怪力の種などアイテムが充実しているランス、麻痺が狙えるスラッシュアックスを選択するチームが多かった。なおボウガンを選んだチームは0。シビレ罠など、モンスターを足止めできるアイテムを持っていないことが原因だろうか。
太刀を使ったチームは、開幕に眠り投げナイフをぶつけラギアクルスを眠らせた後、太刀を持っているハンターが支給専用閃光玉を採取。その間にもう1人が支給用大タル爆弾やシビレ罠設置するなどして準備を整え、その後攻撃を限界まで叩き込み、シビレ罠の拘束が解けるところに再度シビレ罠を設置、2度目の拘束が解けたところに閃光玉を当ててさらにダメージを与えていくといった立ち回りが基本になっていた。
中盤以降は、ラギアクルスが突進をするために下がったところや、咆哮(ほうこう)を繰り出してくるところに支給専用閃光玉をうまく合わせ、常にペースを握る作戦がポイントになっていたようで、支給専用閃光玉を的確に決めていたチームは好タイムを出していた印象だった。
▲ラギアクルスの弱点部位である腹を攻撃するのはもちろん、頭や背中を攻撃するとダウンさせられるので頭を狙うのも重要になってくる。ランスとランスの組み合わせの場合は、お互い被らない位置取りをするのも忘れてはいけない。 | ▲木下さんによれば、「ラギアクルスは攻撃範囲が広いので、ガードができない武器はつかず離れずの距離を維持することが大切」とのことだが、選手たちは絶妙な距離でラギアクルスを追い詰めていた。 |
▲東京大会の優勝は、3分2秒でクリアしたartiesチーム。組み合わせはランスと太刀で、練習時のベストタイムは2分20秒だそうだ。 | ▲上位3チームは、辻本良三プロデューサーから賞状などを手渡されていた。 |
※画像では4位がかりんちゅチーム、6位がはらペッコチームと誤って表示されておりますが、正しい順位は4位がはらペッコチーム、6位がかりんちゅチームとなります。タイムに間違いはありません。
東京大会での結果を踏まえ、今後開催される大会ではクリアタイムがさらに縮まっていくことが予想される。予選に参加しようと考えている人はぜひ頑張ってほしい。
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■モンスターハンターフェスタ’09 概要