9,000人が参加した“MHフェスタ’09 東京大会”ステージイベント＆ブースを紹介

文：電撃オンライン

　カプコンは、本日8月23日に千葉・幕張メッセで“モンスターハンターフェスタ’09”を開催した。

　モンスターハンターフェスタ’09は、入場料無料で行われるハンターたちの祭典。Wii『モンスターハンター3（トライ）（以下、MH3（tri-））』チャレンジクエストや、『モンスターハンターポータブル 2nd G（以下、MHP 2nd G）』リアル集会所、物販コーナー、開発者によるステージイベントなどが用意されていた。他にも、モンハン部コーナー、『モンスターハンター ハンティングカード』プレイコーナー、モンハン屋台、モンハンミュージアムが設置されており、どれも大変なにぎわいを見せていた。以下に、各エリアの様子とメインステージで行われた“開発者チャレンジクエスト”と“帰ってきた！　教えて藤岡先生！　モンスター生態講座”についてお届けしていく。

オープニングを待つハンターの列がこちら。会場前には、クエスト中に起きた出来事やモンスターなど、さまざまなことを議論する人や回りの友だちと『MHP 2nd G』に興じる人の姿を見ることができた。なお、このイベントの来場者数は9,000人であるとのこと。

会場に入るとまず目に入るのが、今回発売された『モンスターハンターフェスタ’09 オフィシャルパンフレット』の表紙を使った巨大なイラスト。時間によっては、『MHP 2nd G』のシャーリーさんやギルドの看板娘、さすらいのコックが顔を出し、撮影に応じていた。

“モンハンミュージアム”では、大型フィギュアや貴重な開発設定資料を見ることができる。オープニングからエンディングまで、展示物を撮影する人は途切れることはなかった。

実物大足跡コーナーがこちら。9種類のさまざまな足跡が地面に張られており、来場者はその大きさに驚きを隠せずにいた。

作中で奉られているネコ地蔵が会場に出現!?　こちらは“ネコ地蔵＆モンハンおみくじコーナー”の模様。おみくじは全100種類というこだわりと1回100円という安めの値段から、多くのハンターが狩猟運命を確認していた。

子どもから大人まで、男女を問わずに楽しめるモンハン屋台。ペイントボール投げやバリスタ射撃、チャチャ＆アイルー輪投げという縁日でおなじみのラインナップがおかれていた。また横には、記念撮影コーナーも。

モンハンアミューズメントコーナーでは、大人気のアミューズメント専用景品やサウンドロップなどが用意されていた。

今後展開予定の一番くじと“とるナビキャンペーン”のサンプル展示もこのモンハンアミューズメントコーナーに存在。

会場と同時に長蛇の列ができていたのはグッズ販売コーナー。新作グッズやここでしか買えないものも用意されているということもあって、大勢のハンターが目的のグッズをハンティングするため、列に並んでいた。

「お腹がすいて狩りができない！」という人のために、シリーズの世界観を生かしたメニューが並ぶモンハンキッチンが！　こんがり肉関連メニューは、かなりの人気で昼前には売り切れていた。というわけで、せっかくなので筆者も並んで購入。アイルーおむすび・大はかなり食べ応えのある大きさで、昆布の佃煮は数カ所に入っていた。

■ギギネブラが見たことがない攻撃を!? 開発者チャレンジクエスト

　オープニングに続いてメインステージで開催されたのは、“開発者チャレンジクエスト”。昨年と一昨年に行われた“モンスターハンターフェスタ”でもあった、開発スタッフが装備を紹介しつつクエストに挑戦する人気コーナーだ。司会は、『MH3（tri-）』のアシスタントプロデューサー・小嶋慎太郎さんと、『モンスターハンター』関連のイベントでおなじみのタレント・宇佐美友紀さんが担当した。

左から小嶋さん、宇佐美さん、そしてMH3（tri-）狩王決定戦地区大会で優勝したペアに贈呈されるベルト。

　2人によってステージに呼ばれたのは、『MH3（tri-）』のプロデューサー・辻本良三さん、ディレクター・藤岡要さん、メインプランナー・木下研人さん、『MHP 2nd G』のディレクター・一瀬泰範さん。

　一瀬さんはチャナシリーズと新武器のスラッシュアックスという装備。続いて自身のハンターを披露したのは、木下さんで、ルドロスシリーズにミドルボウガンという組み合わせだ。ボウガンは、フレームがポイズンギフトで、バレルとストックが海造砲【火刃】で構成されていた。「この組み合わせで、徹甲榴弾を速射して気絶させます！」と豪語した。「毎回レイアシリーズを作ることからスタートします」と語ったのは、藤岡さん。武器は麻痺（マヒ）属性を備えるランスで、これは一瀬さんとあわせてモンスターを麻痺させる作戦だとか。最後に、辻本さんの装備がスクリーンに映し出された。辻本さんは、本作ではハンマーを使っているということを明かした後で、ペッコシリーズに火属性を持つハンマーをかついだハンターを紹介した。そして、4人でクエストに挑戦することに。

グッズ販売コーナーで売っているさまざまなグッズを持って登場した4人の開発スタッフ。一瀬さんは「せんべえを持っているとかおかしいやろ！」と自分たちに突っ込み、会場を沸かせた。

　4人が向かったクエストは【暗闇にうごめく猛毒！】。毒で獲物を弱らせ氷漬けにし、洞窟に保存するという習性を持つモンスター・ギギネブラを相手にするため、4人のハンターは凍土に向った。今回はステージイベント中ということで15分という制限時間付きだ。クエストが始まると、なぜか足元には生肉が。もちろん、肉を置いているのは辻本さんだ。「迷わないようにおいておきました！」という言い訳が飛び出したが、一瀬さんは「わかれて探すって言ったのに……」とあきれ顔。ギギネブラを発見すると、辻本さん以外のハンターは集結し攻撃を加えていく！　ようやく合流した辻本さんであったが、木下さんをハンマーの武器出し攻撃で飛ばしたり、木下さんがギギネブラに狙いをつけると見るや大タル爆弾を置いて、驚かせたりとなぜかリーダーに任命された木下さんを邪魔してばかり。宇佐美さんから「どうですか？」と聞かれた他のメンバーは苦笑いをしながら、「1名ほど、モンスター側の人がいますね」とコメント。

　刻一刻と制限時間が迫るため、ラストスパートといきたい一同であったがどうにもかみ合わない。小タル爆弾を置いたり、麻痺しているギギネブラを前にバギィに眠らされてしまったりと、とにかくその場を乱す辻本さん。結局タイムアップを迎えたのだが、口を開くや「惜しかったですね」と笑顔でコメント。木下さんは「前半からちゃんと攻撃していれば、いけると思ったんですが……」と残念そう。小嶋さんは「ガチプレイもいいですが、こうやってワイワイプレイもできる。この後のMH3（tri-）狩王決定戦地区大会で見れると思うので、期待したいですね」とうまくまとめ、イベントは終了となった。

画面が真っ白になり、「ギギネブラの攻撃か？」、「凍土の演出か？」とあせる場面もあったが、その原因はもちろん辻本さん。煙玉を使った見事（？）な立ち回りを披露して、その場を混乱させることに成功した。

■ジャギィは苦労人？　モンスター生態講座

　普段プレイしているだけではわからないモンスターの生態について藤岡さんが説明する“教えて藤岡先生！モンスター生態講座”。昨年のイベントの名古屋大会で最終回を迎えたこのコーナーであったが、“帰ってきた！　教えて藤岡先生！　モンスター生態講座”として見事に復活を果たした。

農場アイルーになった気分を味わえる『MH3（tri-） 農場アイルーの日笠』をかぶって登場したのは、藤岡先生と小嶋助手。何を聞かれるかわからないということで、藤岡先生は1つのイベントが終わっても、次の会場まで気が抜けないとか。

　今回紹介するのは孤島で見られるモンスター。ジャギィについて藤岡先生は、「群れをテーマにしたモンスターで縄張り意識が強い」と説明。さらにオスはいろいろな場所にいるが、メスのジャギィノスが巣の近くにいるという習性を明かした。小嶋さんが「群れのリーダーはドスジャギィだが、どうやってリーダーが決まるの？」という質問を。オスはある時期に群れを離れるという。孤独な生活を生き残り、大きくなって帰ってきたジャギィがリーダーとして迎え入れられるのだとか。宇佐美さんが「ジャギィは苦労人なんですね」と語っていたのが印象的であった。小嶋さんは続けて「何を食べているのか？」という疑問をぶつける。ジャギィは基本的には肉食だが、魚も食べるとか。さらに群れでアプトロスにも襲い掛かることもあるとか。

　続いて藤岡先生はラギアクルスを紹介。電気を帯びる仕組みを聞かれた先生は、知られざる体の仕組みを明らかに。ラギアクルスが短時間に筋肉を収縮されると、発電細胞が活発になり電気ができる。その後、背中の背電殻にある穴に電気がたくわえられて、雷のような電気を帯びるらしい。しかしこの行動はスタミナを使うようで、「頻繁（ひんぱん）に行うと疲れ、陸に上がることが多くなる」と攻略にも生かせそうな生態を披露した。捕食についてはエピオス以外にも、群れの魚を狙うこともあるという。水面に群れを追い込み、体を回して渦を作り、魚を閉じ込めた後で放電。魚がひるんでいる時に捕食するとか。藤岡先生は「水中に渦ができ、光っているのを見た人が、光る渦という意味になるラギアクルスと名付けたんです」と名前の由来も補足説明した。

　モガの村にいる人々にも、さまざまな設定があるらしい。明るく元気なギルドの看板娘だが、ギルドの勉強はロックラックで行った。その際に、村長の奥さんに世話をしてもらっていたという裏設定があることを明らかにした。すると小嶋さんも負けじと「僕もこの子に関する情報を持っています！」とコメント。小嶋さんは看板娘の名前が“アイシャ”であることを披露し、集ったファンを喜ばせた。

　ここで、参加者やモンハン部に寄せられた質問に答えるQ＆Aコーナーに突入したので、以下にまとめて掲載する。

Q：なぜジャギィはジャギィノスより小さいの？
A：ジャギィが群れにいる時に、成長を抑えるホルモンを出している。そのホルモンは個々に行動する時に放出されて大きくなるという説があります。しかし、他にも食事を取るのが、ドスジャギィ→ジャギィノス→ジャギィという順番で食べるので、栄養が足りていないという説もあります（宇佐美：ちょっとかわいそうですね）。

Q：アイルーにたいまつの火を見せると踊るのはなぜ？
A：なんででしょうね（笑）。……メラメラしていて、楽しくなるのでは？　熱いというよりもワクワクするんでしょうね。でもさわると熱いので、怒る。気分としては、キャンプファイアのような感じではないでしょうか。

Q：イエスかノーで答えてください。辻本さんは天才ですか？
小嶋：それってモンスターですか？
藤岡：あえてイエスで（苦笑）。言っておかないと、この後のステージで支障が出そうなので。
小嶋：じゃあイエスで。

また、ファンから寄せられたイラストの中から開発スタッフが作品を選定するイラストコンテストの一部が紹介された。こちらが、小嶋さんが選んだ作品。選考理由は「連係して狩りに挑むという臨場感がいい」とのこと。		藤岡さんは「狩りの一瞬を描いている。迫力があってイイ！」という理由でこのイラストをチョイス。この後、チャチャはどうなるのか？

こちらが一瀬さんの選んだ1枚。2人は「一ちゃん（一瀬さんのこと）らしい、ほがらかな作品だね」と感想を述べた。		ゲーム中の雑誌『狩りに生きる』の最新号が発売!?　こちらの作品は、辻本さんの選んだもので「コーナーもしっかりあるし、かなり凝っているのと、グラビアのようなイラストがすごい」と2人は衝撃を受けた様子だった。

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■モンスターハンターフェスタ’09 概要
【開催日程】
　東京大会：2009年8月23日　幕張メッセ 5-6ホール（※終了）
　大阪大会：2009年8月30日　インテックス大阪
　名古屋大会：2009年9月6日　吹上ホール
　福岡大会：2009年10月4日　西日本総合展示場
　札幌大会：2009年10月11日　月寒アルファコートドーム
　決勝大会：2009年10月25日　ラフォーレミュージアム六本木
　※開催時間はいずれも10：00～17：00を予定
【入場料】無料、フリー入場
　※決勝大会への出場は、モンハン部からの事前応募によるエントリーが必要。

■“モンハン部”アクセス方法
アドレス　http://mcap.jp/g/monhanbu/
※以下のQRコードでアクセス可能

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