2009年9月11日(金)
2008年2月に正式サービスを開始したPC用MMORPG『パンドラサーガ』は、開発をヘッドロック、プロデュースをゴンゾロッソが担当。今や星の数ほどあるといっても過言ではないMMORPG作品の中でも、貴重な純国産オンラインゲームだ。
どことも知れぬ中世ヨーロッパ風の世界をベースにした『パンドラサーガ』は、聖フェルシュタイン王国、ラトゥーガ帝国、北方氏族連合ヴァリクの三勢力に分かれ、終わり無き戦いを繰り広げている。プレイヤーはかつて中立領アスティアで起きた事件により一切の記憶を失っているが、時代の波に飲み込まれ、そして記憶を取り戻すために戦いへの一歩を踏み出していくことになる。本記事では『パンドラサーガ』をこれから始めるビギナー向けに、序盤の基礎知識を中心に本タイトルの魅力を紹介していこう。
プレイヤーが選べる種族はヒューマン、エルフ、ドワーフ、マイリーン、エンキドゥ、ラピンの6つだ。『パンドラサーガ』は中世ヨーロッパ風のファンタジー世界をベースにしており、種族の設定にも“エルフは魔法と弓の扱いが得意”“体格のわりにタフで器用だが、特化した能力を持たない種族ヒューマン”といった、中世ファンタジー世界のお約束がきちんと反映されている。もちろん、『パンドラサーガ』の世界観独自の種族も存在する。ラピンは他種族からは男女の見分けがつかず子供のような容姿をしており、そのかわいらしさは『パンドラサーガ』ユーザーも非常に気に入っているとか。
次にクラスを選ぶのだが、こちらも1次職にはウォーリア、スカウト、アコライト、メイジというRPGの定番。種族と職業にはある程度は適正が存在するようだが、基本的には好きな種族で好きなクラスを組み合わせてしまってもまったく問題ない。ただ、クラスを決定する際に注意したいのが3つ目の選択肢、“種族スキル”である。種族スキルとは各種族別に3つずつ用意されており、一つだけを選べるのだが、例えばエルフの場合
・自然との調和:マナの扱いに長ける才能。スキルの消費マナを減少させる。
・遠望:類まれなる視力と弓の才能により、弓・クロスボウの射程距離が広くなる。
・乱れぬ精神:状態異常の回復を早くする才能。精神的状態異常の持続時間を減少させる。
この3つのスキルからどれか一つだけを、パッシブスキルとして最初から習得可能。弓を扱うスカウトなら遠望を選びたいし、魔法職のメイジやアコライトにしたいなら、自然との調和がより適した種族スキルと言える。逆にウォーリアなのに自然との調和を選ぶことで、攻撃スキルを多用できるキャラクターに育てるのもアリだろう。また、エンキドゥ族とラピン族はストーリーの設定上共存関係にあり、パーティを組めばお互いの物理/魔法攻撃を軽減する種族スキルを選べる。友だちと一緒にプレイを始めるならば、こんな組み合わせも楽しいかもしれない。
外見のカスタマイズは髪型と髪の色、顔のタイプや一部種族で性別が選べる。髪型はできればもう少し、バリエーションを増やして欲しいところである。
▲特化した能力に欠けるが何でも器用にこなすヒューマンは、初心者にはプレイしやすい。 | ▲自然を愛し弓と魔法の扱いに長けるエルフ。男女ともに人間より小柄だ。 | ▲怪力でタフな種族ドワーフ。斧や鈍器による戦闘が得意。 |
▲危機回避、急所攻撃が得意な女戦士ばかりの部族マイリーン。スカウト向きのようだ | ▲他種族より大きい体つきとコワモテの顔立ちのエンキドゥは、実は農耕民族で体力がある。 | ▲小さなラピンは魔力の制御と魔法抵抗の才能があり、メイジやアコライトに適した種族だ。 |
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