2009年9月17日(木)
いや~、まだまだ残暑が厳しいですね。どーも、ヨースケです。今回プレイレポートをお届けするのは、ベセスダ・ソフトワークスから本日、9月17日に発売されたPS3/Xbox 360『WET』です(Xbox 360版は発売日未定)。本作は女主人公の“ルビ”を操り、2丁拳銃と刀を使って、敵をばっさばっさとなぎ倒していく爽快ACT。ルビの声は、なんと人気音楽グループ“TRF”のボーカル・YU-KIさんが務めています。
▲ルビは、報酬のためならどんなことでもする“何でも屋”。ワイルドかつセクシーな彼女のイメージは、YU-KIさんにぴったりかも。 |
この作品、いわゆる洋ゲーなので難しそうなイメージを持たれるかもしれませんが、難易度が選択できるのでACTが苦手な人も大丈夫。ヘタレな僕は、迷うことなく一番カンタンな“CAKE WALK”モードを選択したところ、あちこちでピンチにはなったものの、やられちゃうことはほとんどなかったです。やられても、少し前のチェックポイントからすぐに再開できますし。自信がある人は、さらに難しいモードを選択すれば、歯応えのある難易度が楽しめますよ~。
本作は、ルビの多彩なアクションがウリの1つなのですが、どのアクションもシンプルな操作で行えるのがポイント。ジャンプをはじめ、地面を滑るスライド、壁を走るウォールランなど、どれもボタン1発で、カンタンにできるんです。そして、これらのアクション中には、2丁拳銃による攻撃が可能。このとき、ルビの左手の拳銃は自動的に近くの敵をロックオンして攻撃し、右手の拳銃はアナログスティックで操作ができるので、複数の敵を同時に攻撃できちゃう、スグレモノ仕様なんです。
しかも、攻撃中はスローモーションになるので、しっかりと敵に狙いを付けられるのも○。スローモーション中に敵を撃って次々に倒していくのは、まるで映画のワンシーンのようで、自分でやってて見とれちゃいました。ただ、アクションのたびにスローモーションになるのは、ちょっとテンポが悪いかなー、なんて最初は思いましたが、アクションの使いどころがわかってくると、気にならない程度かなと。
▲スローモーションになる演出は、某マト○ックスさながら。高いところからジャンプして滞空時間を延ばし、攻撃回数を増やす、なんてテクニックもありますよ。 |
敵を倒すと“スタイルポイント”がゲットできるのですが、アクションを駆使してアクロバティックに敵を倒し続けると、ポイント倍率が上がっていき、ポイントを多めにゲットできます。しかし、同じアクションばかり連続して行うと、逆にポイント倍率は減少してしまいます。ジャンプからスライド、スライドからウォールランといった風に、違うアクションを連続して繋げていくのが、スタイルポイントを稼ぐコツ。
とは言え、わかっていてもなかなかカンタンにはいかず、ルビがあさっての方向に飛んでいくこともしばしば。僕がヘタすぎる……? しかしうまくいったときは、めちゃくちゃ気持ちイイ! 自分が頭に描いたとおりにルビを動かせるようになると、脳汁か止まんなくなります! ちなみにこのスタイルポイントは、ルビを強化するのに使います。体力を増やしたり武器を強化するほか、かっこいいアクションパターンも増やせますよ。
▲時間の経過でもポイント倍率は減ってしまうので、稼ぐときはアクロバティックに敵を倒し続けよう! |
さてさて、こんな感じでルビはたった1人で敵を倒しまくる無敵ヒロインなのですが、条件を満たすと“レイジモード”へと切り替わり、さらにパワーアップしちゃいます。このレイジモード、特定の場面でルビの怒りが頂点に達すると突入し、赤と黒と白のみで描かれる画面に変化します。このモードになると、ルビのスピードと攻撃力が飛躍的に上昇し、出てくる敵を次々と瞬殺することが可能になっちゃいます。通常モードとは違う、さらなる快感が味わえますよ!
▲Rageモードになるきっかけは、敵の返り血をたくさん浴びること。血まみれのルビさん、正直怖いッス。 |
随所に見られる映画風の演出も、本作の魅力の1つ。前述のアクション時のスローモーションもそうですし、各種イベントシーンも音楽や構図など、まるで映画を見ているような感覚に陥ります。こういう“映画らしさ”は、洋ゲーが得意にしている部分かも。個人的には、音声が日本語に吹き替えされているのがポイントで、なんだか金曜ロードショーのアクション映画を見ているような気分になりました。
▲70年代をインスパイアしたらしく、どこか懐かしいレトロな映像が楽しめます。 |
正直、洋ゲーには少しとっつきにくさを感じていたボクですが、プレイ中はそんなことはまったく忘れて、楽しむことができました。操作性が意外とシビアで、ジャンプやスライドなどで思わぬ方向に進んじゃうことが最初は多かったんですけど、この辺は慣れで解決しました。
そして、とにかくハマったのが“いかにカッコよく敵を倒すか”という部分。効率よく、かつスタイリッシュに敵を倒せると、ものっすごい自分に酔いしれてしまいます。俺カッケー! みたいな。しかも、映像がうまいことカッコよく演出してくれるもんだから、余計にね。ACT好きはもちろんのこと、さまざまな映画をインスパイアしたと思しきシーンがたくさんあるので、洋画ファンの人ならニヤリとするシーンがあるかも! ぜひプレイしてみてください!(ヨースケ)
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