News

2009年9月20日(日)

【今週の1本】9月24日発売の『Halo3: ODST』をマイクロソフトでプレイしてきた!

文:電撃オンライン

マイクロソフトは9月某日、東京都代田橋オフィスにて9月24日に発売を予定している『Halo3:ODST』の試遊体験会を行った。

 『Halo3:ODST(以下、ODST)』は、世界中で累計販売本数2700万本以上を誇る『Halo』シリーズの最新作。『Halo3』で、マスターチーフが南アフリカの都市“ニューモンバサ”に帰還する以前の時間軸を舞台に、軌道降下特殊部隊“ODST”の新人兵士・ルーキーが主人公となる物語だ。

 今回は、そんな本作のキャンペーンモード序盤と、最大4人でプレイできるマルチプレイモード“ファイアファイト”を体験してきたので、その内容をレポートする。

■キャンペーンモードをプレイしてきた!

 と、固い口調はここまでにして、今回は最近FPSに目覚めてきたあひるさんが『ODST』のプレイレポートをお届けしますよー。まず、最初に1つ。マイクロソフト様、当日は体験プレイの予約日を1日間違えてごめんなさい!! そして、そんな僕たちにも試遊機を急遽用意していただき本当にありがとうございます!

 なんてこともありつつ、当日はごえモンと一緒にマイクロソフト社屋へ。まずはスタッフ様から『ODST』の説明を簡単に聞き、いきなりキャンペーンモードをスタート。あれ、操作方法を聞いてない……(これについては後述)。

 そんなこんなで、冒頭は軌道降下部隊“ODST”がニューモンバサを救うため、ニューモンバサ上空に停滞するコヴナントと呼ばれる異星人の巡洋艦に降下するシーンから始まります。そして、いきなり巡洋艦のスリップスペースジャンプ(ワープみたいなもの)に巻き込まれます。おしまい。

【今週の1本】9月24日発売の『Halo3: ODST』をマイクロソフトでプレイしてきた! 【今週の1本】9月24日発売の『Halo3: ODST』をマイクロソフトでプレイしてきた!
▲降下作戦を前に、緊張の会議が行われます。▲隙間から見えるのがコヴナント巡洋艦。アイツがいきなりスリップスペースジャンプします。おかげでこっちは大ダメージだ! 全員がマスターチーフみたいな無敵野郎だと思うなよ!

 って終わってない!! 降下用ポッドは無残にもコヴナントがはびこるニューモンバサに墜落してしまいますが、6時間後になんとか意識を取り戻すルーキー。ここから、街のあちこちに不時着したであろうODSTメンバーを探すのが最初のミッションであり、チュートリアルも兼ねています。

 とりあえず降下ポッドを出て回りを見てみると、街はスリップスペースジャンプの影響でかなり破壊されている様子。歩いていると、チュートリアルの一環で、いろいろと指示をしてくれます。街の中には、ライフパックなどの回復薬が落ちていること。公衆電話から、街のマップなどを入手できること。などとぶらぶら歩いていたら、目の前に少数のコヴナントが! ここで、初戦闘になります。小さいヤツ数匹と大きなヤツ1匹が、こちらに向かってガンガン発砲してきます。

【今週の1本】9月24日発売の『Halo3: ODST』をマイクロソフトでプレイしてきた! 【今週の1本】9月24日発売の『Halo3: ODST』をマイクロソフトでプレイしてきた!
▲攻撃を受けてかなり荒廃しているニューモンバサには、たくさんのコヴナントが徘徊しています。ただ……微妙に小さいコヴナントがかわいいんだ(笑)。でも、撃つのはためらいません。

 ここであひるっちアドバイス。「おっしゃ待ってろ、こっちは無敵だ!!」とか、『Halo』シリーズの常識で物事を考えると、ぬるっと死にます。というのも、『ODST』では我らがアンブレイカブルヒーロー・マスターチーフが主人公ではなく、特殊部隊とはいえ、中身は普通の人・ルーキー。撃たれれば、そりゃ痛いです。画面がすぐに真っ赤になります。今作では、ルーキーにはヒットポイントがあるのですが、それとは別に“スタミナ”というものも設定されています。これは、敵の攻撃を受けると減っていくのですが、しばらくすると自動で回復します。で、スタミナが減った状態で攻撃を受けると、”ライフ”が減るって感じ。なので、なるべく画面が赤いときは、物陰からひっそりとコヴナントを狙撃しましょう。主に頭を狙って。

【今週の1本】9月24日発売の『Halo3: ODST』をマイクロソフトでプレイしてきた! 【今週の1本】9月24日発売の『Halo3: ODST』をマイクロソフトでプレイしてきた!
▲画面全体が赤くなると、かなりヤバイです。こういった緊張は過去作品ではなかなか味わえなかったので、より生身の人間っぽさを感じてもらいたいです。▲ダメージを食らったので逃げながらライフパックを探していると、公衆電話から音が。アクセスすると、周辺マップを手に入れました。

 あ、ちなみにここまで操作してみての感想。操作性いいなぁ、です。一般的なFPSの操作方法とも似ているので、教えられなくても違和感ないです。移動などはストレスなく行えますし、なにかアクションが行える場合は、必ず画面に情報が出ます。

【今週の1本】9月24日発売の『Halo3: ODST』をマイクロソフトでプレイしてきた!
▲こんな感じで、ズームアップもできます。物陰に隠れて安全な場合は、ズームで狙撃も狙っていきましょう。安全じゃない場合は、視界が狭くなるのでやめましょう。ボクは後ろから撃たれて死にました。

 でだ。ニューモンバサの街を抗戦しながら歩いているとだ。マップがあるのだが……迷う。画面がかなり暗めなので、必死に迷いながら活路を見出す、“生き残るためのスニーキング感”はかなりあるんだけど、なにぶん方向音痴なあひるさんはかなり迷子になりました。最初の地点からずーっといろいろ探して、やっと建物内に入れることに気付いた時点で、隣のごえモンはずっと先に。しかも、横から一言「“バイザーモード”を使えばいいじゃないですか」。ん? なんだそれ? お、Xボタン押したら、画面の色が変わった。どうやら、バイザーモードにすると赤外線暗視スコープのように、暗い場所でもハッキリ見えるらしい。しかも、コヴナントを認識して、赤いフチ取りで見えやすくしてくれる優れもの! これいい!

 ちなみにFPSではごく普通の仕様ですが、武器に関しては現地調達となります。基本的にODST隊員はサイレンサー付きマシンガンが初期装備なのですが、すぐに弾切れします。ハンドガンもそれほど強くないので、コヴナントを倒したら彼らが持っていたレーザー銃に持ち替えましょう。コヴナントの武器はハンドガンにマシンガン、ライフルに対戦車砲みたいなものまで豊富なので、その時々で持ち替えてみるといいかも。

 といった感じで、1時間少々プレイしていたのですが、キャンペーンモードはここでタイムアップ。やはり、とにかくマスターチーフではない主人公なため、かなりの緊張感が味わえます。高い所から落下しても“ちゃんと”ダメージを受けるし、ジャンプ力も普通の人間程度。過去作品でのマスターチーフによる蹂躙っぷりが好きな人には賛否両論かもしれませんが、思考を切り替えて「今回はルーキーなんだ」と思えれば、かなりの生っぽいプレイが楽しめるはずです。死の緊張感がある『Halo』もいいもんですよ。

 あ、あとニューモンバサでは、実はオーディオデータが入手できます。これは、ニューモンバサに住んでいた民間人に関するストーリーが聞けるのですが、プレイ中にも流しっぱなしにできます。どうやら街では30種類入手できて、その上発見することで実績解除や武器庫が開放されるなどの特典もあるようなので、いろいろと探してみてくださいね。

【今週の1本】9月24日発売の『Halo3: ODST』をマイクロソフトでプレイしてきた!
【今週の1本】9月24日発売の『Halo3: ODST』をマイクロソフトでプレイしてきた! 【今週の1本】9月24日発売の『Halo3: ODST』をマイクロソフトでプレイしてきた!
▲こちらは、ニューモンバサ市街地の次に行く“タリヤプラザ”。ここもコヴナントだらけなので、気を引き締めていきましょう。敵もちょっと強くなってきますよ。

■ファイアファイトは中毒性あり!!

 といったところで、ここからはあひるさんとごえモンさん、そこにマイクロソフトのスタッフ様2人が参加して、4人同時プレイができる“ファイアファイト”に挑戦です。ちなみに、“ファイアファイト”とは、マップを選択したら、そのマップで次々と沸いてくるコヴナントたちと延々と戦いを繰り広げるモード。正直消耗戦+持久戦です。

 スタッフ様から「みんなで声をかけていきましょう!」との合図のもと、まずは1つめのマップでプレイスタート。どうやら、チーム全体のライフが7で、つまり7回誰かが死ぬとゲームーバーとなります。ライフパックも上限があるので、これも声をかけ合って誰が使うかなどを決めましょう。……じゃないとケンカになるよ?

【今週の1本】9月24日発売の『Halo3: ODST』をマイクロソフトでプレイしてきた! 【今週の1本】9月24日発売の『Halo3: ODST』をマイクロソフトでプレイしてきた! 【今週の1本】9月24日発売の『Halo3: ODST』をマイクロソフトでプレイしてきた!
▲こんな感じで、コヴナント巡洋艦が定期的に飛来しては、大量のコヴナントたちをぶちまけていきます。もう、オールスターです。シリーズお馴染みのコヴナントたちがわらわら登場します。今まで見たことのないヘンテコなやつも出てきます。武器も、シリーズに登場したものが多数!

 ルール自体はすごく簡単なんですよね。コヴナントが出てきたら、倒しまくる。でもね、これがね、ヤバイの。ハマるの。なんでかって? たぶん、この絶妙な協力プレイ感と、バランス調整。4人で助け合いながら生き残る感覚は、なんか変な一体感が生まれます。4人で一緒に行動しているとホンモノの特殊部隊みたい。

 そして、もう1つがバランス調整。ちょっとわかりづらいので、しっかり読んでね。まず、チーム全体のライフは、前述の通り7つ。そして、死亡した場合でも即座に戦線に復帰することができます。みんなにゴメンナサイしながら復帰しましょう。こんな感じで、もしチーム合計で7回死んだとしましょう。ゲームオーバー? いやいや、違うんです! なんと、誰か1人でも生き残っていれば、ライフが0でも一定時間を経て復活できるのです。なので、ライフ0の状態で短時間の間に全滅しない限りはこのサバイバルは終わりません。

【今週の1本】9月24日発売の『Halo3: ODST』をマイクロソフトでプレイしてきた! 【今週の1本】9月24日発売の『Halo3: ODST』をマイクロソフトでプレイしてきた! 【今週の1本】9月24日発売の『Halo3: ODST』をマイクロソフトでプレイしてきた!
▲こちらは、別マップ。地形によってかなり戦術が変わるので、チームのみんなと話し合って作戦を決めましょう。ボクは、1人で突っ込んで死にまくってましたが。

 ちなみに、この“ファイアファイト”に出てくるコヴナントが、グラビティハンマーなる武器を落とします。これが超爽快。1度振り下ろすと、周囲のコヴナントがみんな吹っ飛んでいきます。ただし、使用回数に制限があるので、危なくなったら退きましょうね。

【今週の1本】9月24日発売の『Halo3: ODST』をマイクロソフトでプレイしてきた!
▲でっかいコヴナントが持ってるアレ。アレが欲しいがために突入して殉職することもありました。

 と、集中しすぎて空気が緊張してきたところで、全員死亡のゲームーバー。長い戦いが終わって寂しいような、ほっとしたような。しかーし、まだほっとするのは早いんだな。なぜかって? 実は、この後戦績が表示されるのですよ。これがまた、内容がえげつない。自分がどれだけ敵を倒したか、どの種類のコヴナントを倒したかなど、事細かに表示されます。さらに表示を進めると……裏切り? ナンダコレ。あひるさんのところ、3って書いてるぞ?

スタッフ様「それ、味方を裏切った数です。こんなことまでわかりますよ。」

 なんですって!? うは、オレ味方を3回も殺してたのか……。共通ライフ7のうち3回はオレが原因って、オレのバカ!! まぁ、みんなで楽しくプレイできたので、この後はプレイ後のまったりとした時間をすごせましたよ。横でごえモンさんが舌打ちしてたのは、気付かなかったことにします。

 といったところで、今回のレポートは終わり。本作を買いですか? と問われたら、ボク個人的には「買いです!」っていっちゃう作品でした。マイクロソフトのスタッフ様も、「『Halo 3』の外伝っぽく見られがちですが、これ1本でもかなり遊べる内容になってますよ!」という言葉が印象的。近未来系やSF系のFPSが好きなら、文句なしに買いでしょう。バランス的にもいい意味でアバウトになっている部分もあるので、FPSをこれから始めたいという方にもオススメだと思います。人間ドラマたっぷりのストーリーと、ちゃんとダメージを受ける主人公をお楽しみくださいな。(あひるさん)

(C)2009 Microsoft Corporation. All Rights Reserved

データ

▼『Halo 3:ODST』
■メーカー:マイクロソフト
■対応機種:Xbox 360
■ジャンル:ACT
■発売日:2009年9月24日
■価格:7,140円(税込)
 
■『Halo 3:ODST』の購入はこちら
Amazon
▼『Halo 3:ODST コレクターズ パック』
■メーカー:マイクロソフト
■対応機種:Xbox 360
■ジャンル:ACT
■発売日:2009年9月24日
■価格:オープン
※ワイヤレスコントローラ同梱

関連サイト