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2009年11月14日(土)

『アルトネリコ3』新情報公開! 2つの勢力とキーキャラクター情報をお届け

文:電撃オンライン

 バンダイナムコゲームスは、2010年1月28日に発売予定のPS3用ソフト『アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く(以下、アルトネリコ3)』の新情報を公開した。

『アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く』
▲本作のパッケージビジュアルがコチラ。メインキャラクターの3人と本作に登場する塔が描かれている。

 『アルトネリコ』は、バンダイナムコゲームスとガストが共同開発するRPGのシリーズ。独特の世界観や独自のバトルシステムを持ち、そしてヒュムノス詩と呼ばれる歌唱曲を多数収録するなど、他のRPGとは一線を画している。最新作『アルトネリコ3』では、3本目の塔が存在する世界ソル・クラスタを舞台に、主人公・蒼都(アオト)と、ヒロイン・咲(サキ)&フィンネルをめぐる物語が描かれる。

 今回の記事では、本作に登場する2つの勢力やメインキャラクターと縁の深い人物たちの情報、そしてオープニングアニメについて紹介する。なお、ストーリーやメインキャラクターなどについては前回の記事を参照してほしい。

☆ 本作の世界における2つの勢力 ☆

 『アルトネリコ3』の舞台は、巨大な光のラインによる塔と、周りを囲う牙のような大地“大牙”が存在する世界“ソル・クラスタ”。今回は大牙と、ソル・クラスタにある国家“アルキア”について説明していく。

●高い文明レベルを持つ大牙

『アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く』
▲主人公・アオトとヒロインの1人であるサキが最初に出会うこととなる蒼谷の郷。この蒼谷の郷は、大牙の先端の方に位置するため、牙の又内と塔を望める外壁にまたがって存在しているようだ。

 大牙とは、塔の周りにある、死の雲海から天に向かって突き出した巨大な岩を指す。大牙に住む人々は、大きな都市を形成できないでいる。大規模な集落はこと塔側の統治機関であるクラスタニアによって、駆逐されてしまうためだ。また、環境的にも大きな都市を形成するには向かないため、自然と小さな集落になっていったという歴史を持つ。大牙にある多数の集落は、ミニバス(小さな飛空挺)によって繋がっている。街道も存在しているが、その多くが切り立った絶壁であるため、足で行き来をしようとする者はほとんどいない。

 大牙は元々人間の住むところではなく、700年程前に起きた世界大惨事“グラスノインフェリア”によって、生き延びるために移り住んで来た人たちが主に生活している。現在、ここに住んでいる人々は、第三塔の勢力“クラスタニア”に否定的だ。それゆえに、強大な組織であるクラスタニアからはつねに監視され、大きなことは一切出来なくなっている。

 各コミュニティ(町)は、そのコミュニティごとのルールに従って治められている。コミュニティの長は、大牙全体の定例議会によって現状を報告し合い、全体の方針を決めているようだ。この議会自体も秘密裏に行われているもので、クラスタニアに気づかれたら解散させられてしまう。その為、大規模なコミュニティは全部地下にある。もっとも大きなものは“トコシヱ隧道(トコシエすいどう)”といわれる町で、ここ一帯だけで数万人の人々が住んでいる。

 そんな大牙であるが、文明レベルは非常に高い。第一紀には他の地域より数年前に壊滅したが、その時の傷跡が現在の生活をあらゆる面で救っている。3本の塔の中で、唯一アルシエルの大地そのものの恩恵を被っている地域でもあり、肥沃な土地、自然の雪解け水、そしてたくさんの鉱物資源が身近に存在するのはここだけである。

●地下に存在する一大都市・トコシヱ隧道

『アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く』

 そのほとんどが牙と牙のまたの部分、そしてさらにそこから地下へと続くトンネルによって形成される地下都市である。内部は迷路のように入り組んでおり、たとえ敵が攻めてきてどんなに強い詩魔法を撃っても、一瞬で全滅させることはできない作りになっている。入り組んで、どこまでいってもトンネルが続いているようなこの場所は「トコシヱ(永久)隧道(トンネル)」という名前で呼ばれるようになった。

 トンネルは、自然に出来た巨大な洞窟をメインストリートとして、そこから碁盤の目のように人工のトンネルが掘られている。それぞれの区画には用途が決められており、商業区域、住居区域などに分かれている。かなり高低差の大きな多層構造なため、移動手段、輸送手段としてトロッコが用いられていることが多い。また、水の流れているトンネルや地底湖も多く、そういった場所は船で運行している。自然洞窟を中心とした大きなトンネルは真ん中に軌道が走っており、アプト式の市電が運行している。

●ロケットが吊るされている都市・アルキア

『アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く』 『アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く』

 アルキアの町の印象を一言で言えば、“ロケットが吊されている都市”という感じだ。ロケットとは、アルキアのもっとも高台にある“XPシェル”のことである。高台は町の機能的な中心となっていて、その中心にある研究施設・アルキア研究所の中にXPシェルが存在している。その回りにアルキアを維持管理する行政機関などが集中し、その外側に商業区、居住区などが存在する。

 アルキアは塔側の都市にあって、唯一大牙との交流がある町である。さらに、唯一人間が普通に住むことができる町でもある。市街地に当たる部分は、下半分の地域を指し、上半分はアルキア研究所という企業の工場群になっている。この下側の街は大変混沌としている。アジア系建物や洋風建築、そして雑多な市場、高級宝飾店、そしてエンターテインメント施設などがごった返しているためだ。目を引く建造物として“Vボードスタジアム”というものがある。これは、フリッパーを使用したスケートボード・Vボードの競技を行うためのトラックだ。

 なお、アルキアはクラスタニアには国家として認められていない。これは、クラスタニアがアルキアを“パリエ行政区”という自国領域だと考えているためである。

●アルキア研究所

『アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く』

 アルキア研究所は、アルキアという町よりも古い歴史を持っている。そもそもこの塔の建設が始まった時、そのベースキャンプとなったのが、このアルキア付近だった。すなわち第三塔の建設は、アルキア研究所の場所から始まったと言える。当時、アルキア研究所はクロガネ・ラボラトリーズという名前だった。アルキアは、このクロガネ・ラボラトリーズで働く人たちが住み、大きくなっていった町なのである。

→次のページでメインキャラと深い関わりを持つキャラ情報を紹介!

(C)GUST CO.,LTD. 2010 (C)2010 NBGI
※画面は開発中のもの。

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データ

▼『アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く』
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:PS3
■ジャンル:RPG
■発売日:2010年1月28日
■価格:7,329円(税込)
 
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