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2009年12月1日(火)

ナゾがないのが素晴らしい! 映画『レイトン教授と永遠の歌姫』舞台あいさつレポ

文:電撃オンライン

 本日12月1日、都内の早稲田大学大隈講堂において、12月19日に全国東宝系でロードショーとなる映画『レイトン教授と永遠の歌姫(以下、永遠の歌姫)』の完成披露舞台あいさつが開催された。

 この完成披露会は、報道関係者の他に一般ユーザーも招待して行われたイベント。映画の上映の他に、“ゲームと映画のクロスメディア”というシンポジウムもあわせて開催された。会場は、作中に登場するクラシックな劇場にちなんで、歴史ある早稲田大学大隈講堂で、本作が完成した心境や収録中の感想などを出演者や監督などが語った。

『レイトン教授と永遠の歌姫』
▲左からルーク、レベルファイブ代表取締役社長・日野晃博氏、渡部篤郎さん(デスコール役)、堀北真希さん(ルーク少年役)、大泉洋さん(レイトン教授役)、相武紗季さん(レミ役)、水樹奈々さん(ジェニス役)、橋本昌和監督、レイトン教授。

 最初にあいさつしたのは、レベルファイブ代表取締役社長・日野晃博氏。日野社長は「たくさんの方にお集まりいただき、うれしく思います。『レイトン教授』は今年で3年目。豪華な出演者とともにさらにおもしろい作品に育てていきたいです!」と今後の豊富を含め、集った人らにアピールした。続いて橋本監督は、「ゲームは好きな時に遊べるが、映画は始まったら2時間見てもらう必要がある。退屈しないように勢いのある映画にしたかった」と、映画を作る際に意識していたことを明かした。

 「着ぐるみのルークとレイトン教授が出てきて一番盛り上がるってどうですかね?」といきなり不満をぶちまけたのは、大泉さん。先日行われたDS用AVG『レイトン教授と魔神の笛』の完成披露会で「ナゾが邪魔なんですよね!」と発言したことに対して、「“誤解を恐れずに言えば”、ナゾが邪魔だと言ったんです!」と“誤解を恐れずに言えば”を強調。これには、会場中から笑いが起こった。「この映画は、邪魔なナゾがなく見られるので素晴らしい!」と映画を大絶賛。さらに会場となった早稲田大学大隈講堂に関して聞かれると「在学以来なので懐かしいですね」と答えた後、「今度は“大泉、学歴詐称!”とか書かれちゃいますね!」と続け、またしても会場を爆笑させた。

『レイトン教授と永遠の歌姫』
▲会場から、もっとも歓声が上がったレイトン教授。大泉さんから突っ込まれたが、英国紳士ならではの華麗なスルーで、さらに会場を沸かす。

 ルーク役の堀北さんは、「ゲームから始まった『レイトン教授』シリーズは、本当にたくさんの人に愛されて、映画として完成しました」とあいさつ。ルークとの付き合いも長いようで「ゲームもいいんですが、映画ではルークの活躍をたくさん見れるので私もうれしかったです」感慨深そうであった。オペラ歌手のジェニスを演じた水樹奈々さんは、先日紅白歌合戦に初出場が決まったばかり。あいさつの前には会場から「おめでとう!!」の声が。そんな水樹さんは「熱いファンに支えられている『レイトン教授』のファミリーに入れたことがうれしいです!」と笑顔でコメント。ところが、ゲームの方はナゾが解けずに詰まっている作品もあることを明かした。

 レイトン教授の宿敵・デスコールを演じた渡部さんは「普段は俳優をやっており、プロの声優ではないので、少々のことは許してもらおうかな」と演じた感想を述べる。橋本監督に対しては「優しそうな顔をしていますが、現場では厳しく鍛えられました」と笑いながら語った。「アクションシーンも多く、大変勉強になりました」とコメントしたのは相武さん。完成した映画を見て、自分の演技に反省もしたが、作品自体は周りのスタッフに恵まれて、いい作品に仕上がっていたようだ。

 そして、ここでサプライズゲストが登場。先日行われた『レイトン教授と魔神の笛』の完成披露会では、渡部さん、堀北さん、大泉さん、相武さん、ゲストヒロイン・ユラ役の南沢奈央さんと、これから登場するゲストの頭文字をとって「Who am I?」という風になっていたが、本日も南沢さんのポジションに水樹さんが入っていることで、同じ形式が取られた。気になるゲストは……舞台俳優の市村正親さん! 市村さんは「まさか『レイトン教授』シリーズに参加できるとは思わなかった。非常に光栄です!」と力強く述べた。

 市村さんが演じるのは、レイトン教授とデスコールの2人と深くかかわるキャラクターで、かなり大きな存在、いわばボス的な位置づけになるという。日野社長は「『レイトン教授』セカンドシーズンの最後のキーキャラです」という発言を残し、舞台あいさつは終了となった。

『レイトン教授と永遠の歌姫』 『レイトン教授と永遠の歌姫』
▲“I”の正体は、俳優の市村正親さん。日野さんから演じるキャラの重要性を聞かされた市村さんは「僕でいいんですか?」と苦笑いした。
『レイトン教授と永遠の歌姫』
▲最後は、レイトン教授の「ナゾ解明!」ポーズをする参加者を前に、記念撮影。右から2番目のLiLiCoさんは、映画でアニー役にゲスト声優として出演している。

(C)LEVEL-5/Team Layton 2009

■劇場アニメ『レイトン教授と永遠の歌姫』
【上映開始日】2009年12月19日

データ

▼『レイトン教授と魔神の笛』
■メーカー:レベルファイブ
■対応機種:DS
■ジャンル:AVG
■発売日:2009年11月26日
■価格:5,040円(税込)
 
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