2009年12月25日（金）

トナカイ暴走気味の司会にCEOが脱いだ!? 大にぎわいの『GE』ニコニコ特別番組

　ハンビットユビキタスエンタテインメント（HUE）は12月22日、同社が運営するMMORPG『グラナド・エスパダプラス（以下、GE）』の大型アップデート“暗黒のエミリア”の実施。それに先駆けて特別番組を放送した。

　番組は、12月19日19：00～21：00の2時間、ニコニコ動画（9）のニコニコ生放送で行われ、『GE』の魅力をゲストとともに語っていた。電撃オンライン編集部ではその生放送収録現場にお邪魔してしてきたので、その様子をお伝えしよう。


▲左から久保田修さん、小林智美さん、HUE村松直也さん。

　司会進行は、HUEマーケティングチームの村松直也さんが担当。そしてゲストにはイラストレーターの小林智美さん、作曲家の久保田修さん、アニア役の豊口めぐみさん、ソソ役の加藤英美里さんが登場。番組はまず村松さん、小林さん、久保田さんのトークで幕を開けた。

　トナカイの着ぐるみにネクタイを締めた村松さんの仕切りで、『GE』衣装デザインを手がける小林さんに、この仕事にかかわったきっかけなどを聞く……という軽快なトークで始まるはずが、緊張しているのかそれともトナカイ姿に引いているのか？　ちょっと硬い表情の小林さん。

　しかし小林さんの自宅兼仕事部屋の写真を公開するという、ファンにはたまらない大サービスに来場者は大喜び。画面上には「画材は何を使ってるのか教えてください！」「ロマサガのころから好きでした」などのコメントが流れる。しかし画集や映画DVDなどデザインの資料と画材がうず高く積まれ、足の踏み場もない光景はちょっと予想外……。小林さん自ら「ケモノ道がありまして、そこを通って仕事します」というカオスっぷりに、別の意味でコメントが盛り上がっていた。

　放送中、小林さんが『GE』のデザイン画にその場で彩色するコーナーでは、「邪魔しないようにしましょう」と注意した村松さん自らが、次々と小林さんに質問を投げかけ、案の定来場者からは「トナカイが質問するたびに小林先生の手が止まるｗｗ」と突っ込みも。小林さんはこの後収録スタジオの別室で作業に集中し、次に番組は、作曲家の久保田さんをクローズアップ。『GE』の新曲を中国のスタジオで収録する風景や、自宅の仕事場など、一般プレイヤーがめったに目にすることのない、貴重な映像が公開された。

　持ち込んだ譜面を中国側のスタッフが初見でサラリと演奏する映像に、久保田さんは「共産主義の英才教育を受けた人たちは、本当に技術力が違う」と絶賛。自宅で演奏する様子を見ながら「アンプは何を使っているかわかる人、いますかね」と来場者にクイズを投げかけたが、さすがに正解した人はいなかったようだ。

　ちなみにこの日、司会の村松さんを抑えて最もよくしゃべり、最も番組を盛り上げたのが久保田さんであったことを付け加えておこう。アーティストと呼ばれる人で、ここまであけすけな話をしたり、ジョークを飛ばすタイプは珍しいのでは……。


▲久保田さんへの質問コメントもバンバン流れていたが、「都合の悪いことには答えません」と笑いながらキッパリ断っていた。

　番組後半はアニア役の豊口めぐみさん、ソソ役の加藤英美里さんがいよいよ登場。2人には、『GE』に登場するキャスト（編入NPC）4人の中から、視聴者の投票で決まったキャラクターのセリフをその場でしゃべってもらう、というコーナーが用意されていた。

　加藤さんへ投票では、全身白い衣装がリボルドウェの街中でも一際目立つキャスト、アンドレ・ジャンジールが1位に！　「ちょっとオカマぽく」というアドバイス通りに渡されたアンドレのセリフを読み上げる加藤さん。さすがプロだけあり、意外にもしっくりとハマっていた。一方の豊口さんは、『GE』の私立探偵にしてマッチョマン、グルトルデ・ピーターソンが選ばれた。みんなひどすぎる……。

　「どんな感じで演じればいいですか？」と視聴者にアドバイスを求めたのだが、かえってきたのは「マッチョな感じ」というわかるようでわからない答えばかり。豊口さんの頭の中にあるマッチョな男性を懸命に演じたようなのだが、「ただの声が低い人になってる！」と赤面。さらにその後、実際のボイス担当が乃村健次さんと聞いて、しきりに「乃村さんゴメンナサイ、ゴメンナサイ」と謝っていた。

　最後はHUEの代表取締役CEO・金裕羅氏が登場。「『GE』をよろしくお願いします」と流暢な日本語でアピールしたところまではよかったが、クリスマスプレゼントとしていきなり金氏が上着を脱ぎだし……「ワタシのハートをプレゼントします！」と真っ赤なセーターにハートマークが描かれたデザインを、画面に向かってアピール。さらにお酒を飲みすぎて顔が真っ赤な『GE』名物プロデューサー中尾さんのぐだぐだトークやら、なぜか青汁を一気飲みする村松さんやら、控え室で放送を眺めているこちらが、思わずニヤニヤしてしまうようなハプニング盛りだくさんの番組となった。

▼『グラナド・エスパダプラス』: ■運営：ハンビットユビキタスエンターテインメント; ■対応機種：PC（対応OS：Windows 2000/XP）; ■ジャンル：RPG（オンライン専用）; ■プレイ料金：無料（アイテム課金）