2010年1月28日(木)
人気AVG『ひぐらしのなく頃に祭』を題材にした『パチスロ ひぐらしのなく頃に祭』のイベントが、東京・秋葉原にあるベルサール秋葉原 1Fイベントホールで本日1月28日に行われた。
このイベントは、この春にオーイズミからリリースされる業務用パチスロ5号機『パチスロ ひぐらしのなく頃に祭』のお披露目イベント。プレス会計者向けと一般来場者向けの2回が行われた。以下に、イベントの模様をレポートする。
▲こちらが会場の様子。これまでにリリースされてきたソフトやグッズを見ることができた。また会場には、ゲーム中に登場するレストラン・エンジェルモートの制服を着た女性スタッフの姿も。 |
まず最初に登壇したのは、オーイズミ代表取締役副社長の大泉秀治氏。「これまでプレス発表会を何度かしてきたが、こんなにワクワクしているのは初めて」と語った大泉氏は、『ひぐらしのなく頃に』のパチスロを発表して以来、メディアや周りの人の反応がすごかったとコメント。同氏はアニメを全部見てすっかりファンになったようで「のめりこみすぎて、力が入りました(笑)」と開発に時間がかかったことを明かした。
▲「パチスロ業界は、かなり厳しい状況にあったが、それを抜けて上向きになりつつある。いいタイミングでリリースできてよかった」と安堵の表情を浮かべる大泉秀治副社長。 |
2年間かけて作った本作は、細部までこだわりすじの通った機械に仕上がっているという。特にこだわったのは世界観。原作では惨劇が繰り広げられるが、本作ではそれを回避することでボーナスに突入する。「満足のいく演出には苦労しました」と語っていた大泉氏は、豊富な演出とセリフによってファンも納得できると熱弁。「打っていくほどに深みにはまると思う」と心境を明かした。
▲ここで、実機がお披露目された。上部には超高精密液晶パネルを採用し、原作ファンも納得できる演出が展開するという。 |
続いてオーイズミ技術部営業推進課の岩崎勉主任が登場し、プレゼンを行った。通常モードでは、レナ、魅音、沙都子、梨花という4つのステージが存在する。キャラクターボイスを録り直ししており、総演出数9億パターン以上の演出がプレイヤーを楽しませるという。ボーナスは、OYASHIROビッグボーナス、ビッグボーナス、レギュラーボーナスの3種類があり、OYASHIROビッグボーナスは、最大で344枚のメダルを獲得できるチャンスだ。
ボーナス後には、プレイヤーの判断が出玉に直結する運命分岐モードに突入。ここで、ベル入賞かチェリー入賞で、純増0.75枚/Gの疑心暗鬼モードに突入するが、通常モードに転落することもある。この運命分岐モードでは、プレイヤーが自身の腕にあわせて難易度を調節できるのが特徴となっている。
▲特徴的だと説明したのは、運命分岐モード。難易度・低を選べば適当押しとなり、難易度・高を選択すれば目押しが必要になる。 |
▲ビタ押し成功で疑心暗鬼モードがレベルアップする。この疑心暗鬼モードは、純増0.75枚/Gの完走型RTとなっている。 |
▲原作ファンも満足できるという演出は、9億パターン以上が存在。さらに緊迫のロング連続演出が展開し、おなじみのシーンを体感できる。 |
▲オリジナル楽曲を5曲収録。『嘆きノ森』や『コンプレックス・イマージュ』、『Friend』などが、筐体から流れてくる。 |
ここで、稼働時期についてのアナウンスが行われた。まず4月18日に全国のホールに導入される予定。続いて、4月22日にPS2版『パチスロ ひぐらしのなく頃に祭』が発売される。そして5月にはPC向けオンラインパチスロホール・777TOWN.netで配信される予定となっている。
▲こちらが、『パチスロ ひぐらしのなく頃に祭』のリリース予定。3社が協力することで、さまざまな場所で『パチスロ ひぐらしのなく頃に祭』を楽しめる仕組みだ。 |
ここで、アルケミストの取締役チーフプロデューサー・中川滋氏が登場。「始めに話をもらった時は「嘘だッ!」と思いましたが、見事に完成しました」とコメント。中川プロデューサーはこれまでパチスロにふれてこなかったというが、そんな同氏がプレイしてもおもしろかったとか。そのおもしろさをパチスロを普段プレイしない人にも届けたいと考え、PS2で発売することにしたと発売の経緯を説明した。
PS2版では、にぱ☆にぱモードが搭載されている。これは、初心者にも安心の高確率・目押しサポートモード。パチスロを全く知らないユーザーもエキストラ設定をすることで、ボーナス確率を1/30以下に設定でき、上級者同様の楽しさを体感できる。また演出モードでは、パチスロの演出を個別に見ることができ、家庭用シミュレータソフトとしてだけでなく、原作ファンも楽しめる作りになっているとアピールしていた。
▲コンシューマ版『ひぐらしのなく頃に』を手掛けてきた中川プロデューサー。レナの「嘘だッ!」という演出もうまく使い、会場に集まった関係者を笑わせる場面も。 |
▲PS2版『パチスロ ひぐらしのなく頃に祭』のメインビジュアルとゲーム画像。筐体上部をクローズアップしており、見やすいデザインとなっている。パチスロが苦手な人や原作のファンに向けたモードも追加している。 |
▲サミーネットワークスの取締役事業本部副本部長・大山太郎氏は、「31メーカー・120機種以上のパチスロを楽しめる777TOWN.netに、『パチスロ ひぐらしのなく頃に祭り』が加わります。厳しいパチスロ業界でしたが、ようやく上を向き始めました。我々も、それをさらにいい方向にもっていきたい」と抱負を述べた。 |
イベントの最後には、2000年にコンビを結成し、昨年2009年にはCDもリリースしたお笑いタレントの響(ひびき)が姿を見せ、『ひぐらしのなく頃に』を題材にしたコントを披露。長友光弘さんがかなり太めのレナを、小林優介さんが圭一を演じた。「はう~」や「そうなのかな? かな?」というセリフだけならレナだったが、見た目とのギャップに会場と圭一役の小林さんから失笑が上がった。
▲イベント終了後には、試遊台が開放され、大勢の人がプレイしていた。惨劇を見事に回避することができるか? |
(C)竜騎士07・07th Expansion/Frontier Works・Alchemist