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2010年2月8日(月)

大地が反逆する!! 『ワールドウェイク』プレリリースイベントレポート

文:電撃オンライン

 2月5日に発売された『マジック・ザ・ギャザリング(以下、MTG)』の新エキスパンション『ワールドウェイク』。そのプレリリースイベントの模様をお届けしていく。

 『ゼンディカー』と同じく“土地”をメインのテーマに据えた『ワールドウェイク』。これまでは罠を張って、侵入してくる冒険者たちを待ち受けていた『ゼンディカー』の大地が、荒れ狂うマナの力で自ら立ち、そこに住む者すべてに牙をむくようになり、次元そのものがさらに不安定で危険なものへと変貌していく様子が描かれている。

『ワールドウェイク』 『ワールドウェイク』
▲《護衛のゼンディコン》をはじめ、土地をクリーチャー化させるゼンディコンたちや、土地自体がクリーチャーに変ぼうを遂げる《怒り狂う山峡》など、このエキスパンションにおける土地は、荒々しい一面をのぞかせる。

 そんな『ワールドウェイク』の発売に先立って、1月30日に発売前のセットで遊べる“プレリリースイベント”が各地で開催。東京・板橋で行われたイベントに、電撃オンラインのスタッフも参加させていただいた。ここでは板橋でのプレリリースイベントの様子をお伝えしていく。

『ワールドウェイク』 『ワールドウェイク』
▲板橋グリーンホールで開催された今回のプレリリースイベント。午前に行われたトーナメントだけでも約200人が参加し、大盛況となった。新しいエキスパンションへの大きな期待をうかがわせる。

 まずは、メインイベントであるシールド戦のトーナメントに参加することに。シールド戦とは、いくつかのブースターパックを開封し、そこから出てきたカードのみでデッキを組んで戦うフォーマットのこと。出てきたカードの強弱によってデッキの強さが変動してしまうため、やや“運ゲー”なきらいはあるものの、あらかじめデッキを用意する必要がないので、ルールさえ知っていれば誰でも気軽に参加できるのが特徴だ。

 登録をすませ、しばらく待っていると『ゼンディカー』と『ワールドウェイク』のブースターパックが3つずつ配布され、デッキ構築スタート。相手のクリーチャーを除去できるカードが《松明投げ》、《業火の罠》、《ムラーサの紅蓮術士》、《狡猾な火花魔道士》と赤に4枚あるものの、黒や白には除去がなく、高タフネスのクリーチャーへの対処手段が少ない不安な構成。攻め手となるクリーチャーも飛行クリーチャーを引けず、もっとも強いと思われるカードが《変わり樹のレインジャー》という、やや貧弱なカード群を前に頭を抱えながら、7枚引いた同盟者を軸にした赤緑黒のデッキを構築。「2勝できれば……」と弱気な態度で1回戦のテーブルにつくことになった。

 1回戦の相手は赤青。1ゲーム目は《血の求道者》から《刃牙の猪》と、ゆっくり展開するこちらに対して相手のアクションは2ターン目《板金鎧の土百足》から、続くターン《巡礼者の目》で土地を確保し、そして次のターンには《宝物探し》! この《宝物探し》が4枚連続で土地をめくり、2マナで5枚ドローという驚異的なパフォーマンスを見せて《板金鎧の土百足》を強力にバックアップする結果に。流れに押され、そのまま敗れてしまった。2ゲーム目も2ターン目に《板金鎧の土百足》が登場。こちらが3色デッキにありがちなもたつきを見せている間に素早くライフをけずられ、やはりなすすべなく敗北。

『ワールドウェイク』 『ワールドウェイク』
▲土地を大量に手に入れられる(かもしれない)このカード。土地が多めに入るシールド戦などでは、今回のように上手にハマれば上陸のサポートとして強力な1枚だ。構築環境でも何らかのコンボデッキが生まれるかもしれない、注目のカードと言える。

 気を取り直して2回戦。相手は緑白。相手が2マリガンするも1ターン目に《バジリスクの首輪》。苦戦を覚悟するが、手札の内容がよくないのか、なかなかクリーチャーが出てこない。こちらは《巨大蠍》を出し、返しで相手の出した《ハーダの自由刃》とにらみあいに。こちらは《領地のベイロス》を出し、続いて《ハーダの自由刃》を《松明投げ》が除去。そのまま《領地のベイロス》で攻撃し続け勝利した。

 2ゲーム目は相手が《ナーリッドの群れ》に《信頼おける山刀》を装備させて攻撃という、一転してアグレッシブな展開となった。これを虎の子の《業火の罠》で除去。「もう1体大きなクリーチャーが出てきたらどうしよう」と思ったものの、ここで同盟者デッキが本領を発揮した。5ターン目に《変わり樹のレインジャー》、6ターン目に《アクームの戦歌い》、《灰色革の狩人》と連続で展開し、一気に盤面を制圧。そのまま本日初勝利を得ることができた。

『ワールドウェイク』 『ワールドウェイク』
▲『ワールドウェイク』では同盟者も大幅に増加。特に1マナの《ハーダの自由刃》はスタンダードなどで同盟者デッキを組むとしたら必須となるだろう。また、同盟者の数を参照するカードも相対的に強化された。

 →はたして勝ち越しできるのか? シールド後半戦と
サイドイベントの模様は次ページで!

(C)1995-2010 Wizards of the Coast LLC, a subsidiary of Hasbro, Inc. All Rights Reserved.
[ねこひげ合同会社/ゆば]

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データ

▼『ワールドウェイク』ブースターパック
■メーカー:ウィザーズ・オブ・ザ・コースト
■発売日:2010年2月5日
■価格:441円(税込)
 
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▼『ワールドウェイク』コンパクトブースターパック
■メーカー:ウィザーズ・オブ・ザ・コースト
■発売日:2010年2月5日
■価格:189円(税込)
 
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▼『ワールドウェイク』エントリーセット
■メーカー:ウィザーズ・オブ・ザ・コースト
■発売日:2010年2月5日
■価格:1,554円(税込)
 
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▼『ワールドウェイク』ファットパック
■メーカー:ウィザーズ・オブ・ザ・コースト
■発売日:2010年2月5日
■価格:4,410円(税込)
 
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