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2010年2月6日(土)

SOS団と愉快な仲間たちが池袋に登場! 映画『ハルヒ』舞台あいさつレポ

文:電撃オンライン

 本日2月6日より、公開開始となった劇場用アニメーション『涼宮ハルヒの消失』。その舞台あいさつが東京・池袋にあるシネマサンシャイン池袋で開催された。

 『涼宮ハルヒの消失』は、谷川流さんのライトノベル『涼宮ハルヒ』シリーズ(角川書店)の中の同名作品をアニメ化したもの。TVアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』に引き続き、アニメーション制作は京都アニメーションが手掛けている。

 舞台あいさつには、平野綾さん(涼宮ハルヒ役)、杉田智和さん(キョン役)、茅原実里さん(長門有希役)、後藤邑子さん(朝比奈みくる役)、小野大輔さん(古泉一樹役)、桑谷夏子さん(朝倉涼子役)、松岡由貴さん(鶴屋さん役)、あおきさやかさん(キョン妹役)、武本康弘監督、石原立也総監督といったメンバーが出演。白石稔さん(谷口役)と松元恵さん(国木田役)の司会のもと、公開初日を迎えた心境や、アフレコに関する話などを次々と話してくれた。それでは以下で、出演者たちのコメントを紹介していく。

『涼宮ハルヒの消失』
『涼宮ハルヒの消失』
▲舞台あいさつの出演者たち。この日劇場に訪れた観客たちをバックに記念撮影を行った。

●平野綾さん(涼宮ハルヒ役)
 わたしが10代だったころから第1シリーズが始まった『涼宮ハルヒ』シリーズも4年が経って「ここまできたんだなぁ……」と感慨深く思いました。個人的には今回の劇場版で頑張ったところって、実はそんなにないんです。というのも、映画を見ていただければわかるんですが、セリフがそんなにないんです(笑)。でも、今までの4年で築いてきたイメージの集大成のような感覚で収録させてもらいました。映画では三角関係のようなものが描かれているわけですが、ハルヒの言葉を思い出したキョンに「あそこに戻りたいな」って思ってもらえるように、1つ1つのセリフを大事に演じさせてもらいました。皆さん、楽しんでいただけましたか?(大きな拍手) 個人的には『冒険でしょでしょ?』が流れたのもとても感慨深くて「あ、やっと始まった!!」という感じがしてうれしかったです。長い映画ですが、何度も何度も見ていただけるとうれしいです。

●杉田智和さん(キョン役)
 聞き飽きたでしょう? この声(会場笑)。僕の声嫌いなのに映画館に来ちゃった人、ザンネンだったねぇ~。地獄のような時間だったろう。それを画策して映画に誘った人、極Sだねぇ~……って、皆さん、好きだから見に来てくれたんだよね。映画のポスター(※長門とハルヒにキョンがはさまれている絵柄のもの)を見てくれればわかるように、この映画では恋愛要素を前面に押し出していると言われたんですが……そんなねぇ「お前たちは俺の翼だ!」みたいなどっかの美形主人公のようにはいかないわけで(会場爆笑)。ですから自分の中では恋愛要素をまったく意識せず、キョンの最終的な目標として“SOS団の一員であること”――ひいては5人の絆みたいなものを意識して演じました。青銅聖闘士がアテナのために命かけるみたいにね。あっちも5人だし(※ここからちょっぴり杉田さんと白石さんが『星矢』トークで盛り上がることに)。

 自分としては、長門やハルヒの立ち位置をしっかりと認識することができました。長門は妹や姉、母です。家族を大事にする。これは当たり前です。でも友だち、恋人の可能性を秘めたハルヒもまた大切な存在。選ぶとかはかりにかけることが間違っているんです! でも、それをズルイと言われると、否定はできません(会場笑)。……まぁ、長門に依存しすぎないようにしなきゃいけませんネ。というわけで素敵な作品でした。ありがとうございました!

●茅原実里さん(長門有希役)
 皆さん、楽しんでいただけましたでしょうか?(大きな拍手) ありがとうございます。わたしも無事に今日を迎えられてうれしく思います。劇場アニメに参加させていただくのが初めてだったので、台本の厚さやアフレコの日数の長さなどに驚きつつも、イロイロ楽しい経験をさせていただきました。ちょっと緊張しちゃってるんですが(杉田さん:じゃあ深呼吸だ! 吸って! 吸って! 吸って……)吸ってばっかりじゃないですかっ!!(会場笑) と楽しい経験をさせていただいてとても感謝しています。今回テーマソングである『優しい忘却』を歌わせていただいているんですが、PVの撮影のために舞台となっているモデルの学校に行かせていただき、あの長い長い坂道だったり有希がいつもいるマンションだったりを実際に見て、改めてこの作品のすごさに気付かされました。『消失』は、絶対に演じてみたいエピソードだったので、それが形になったものを皆さんに見ていただいて、先ほども言ったように本当にうれしく、ホッとしています。皆さんの心の中に残っていく作品にしてもらえたら、とてもうれしいです。これからもよろしくお願いします。

●後藤邑子さん(朝比奈みくる役)
 新宿の舞台あいさつとまるっきり同じ流れでした。綾がすごくいいスタートを切って、杉田君が暴走して、みのりんの言葉にジーンとなって……。(小野さんを見ながら)わたしが一番心を揺さぶられちゃってるんですよね(小野さん:せやな!)。……せ、せやなってオマエにふるんじゃなかった!(会場笑) それと、わたしたちはマイクを回しながらしゃべっているんで、杉田君が暴走している時にツッコめなかったんですが、マイクを持ちながら白石君がボーっとしてるから、もう「ツッコめよ!」と心の中で叫んでいました(白石さん:今日はもう、ほっとこうと思いましてハハハ)。

 それはさておき、こうして順番が回ってきた時に何をしゃべろうかと思いながら聞いていたんですが、綾が三角関係って言ったり、杉田君が長門は家族でハルヒは友だちであり恋人になるかもなんて話していたのを聞いていて、わたし、ふと気付いたんです。自分がいつの間にか三角関係ってやつからあぶれているなって(会場笑)。みくる、キョン好きだったよな! って(笑)。でも今回は大人みくるが活躍していたのでうれしかったですね(小野さん・白石さん:エロかった! エロかった!)。白石、こういう時だけ入ってこなくていいんだよ? でもありがとう(笑)。考えてみたら4年前はスタッフの皆さんにちゃんと演じられるのか心配されていた大人みくるですが、今回の大人みくるの安定感と言ったら……。我ながら、演じていてすごく楽でした。わたしも順調に成長したというか年を取ったというか。4年間生きたなぁと思いました。2時間以上の長丁場でしたが、わたしはとても短く感じました。みんなも楽しんでくれたんじゃないかと思います。今日はどうもありがとうございました。

●小野大輔さん(古泉一樹役)
 閉鎖空間へようこそ!!(会場から大きな拍手) しかしすごいたくさんの人ですねえ。立ち見の皆さんは2時間以上そのまま? ありがとうとしか言えないですね。先ほども三角関係のセリフで盛り上がりましたが、今回ワタクシも三角関係に参加させていただきましてね。いやぁ、うれしかった! アフレコが始まる前のミーティングでまず聞いたことがあるんです。「今回古泉、いや僕は、ハルヒいやさ綾ちゃんを愛していいんですか?」と(平野さん:「イヤです!」と即答しました!(笑))……うーん、結構傷つくんだぜ?(会場笑) まぁでもね、見てのとおり完全にフられまして(会場から「ドンマイ!」、「ガンバレ!」と声援が)……なぐさめるなよっ!! 泣いちゃうじゃないかっ!(笑) で、映画の話に戻りますが、見ていただけるとすっごいセリフとセリフがかぶっていることに気付くと思います。その最大の被害者が僕です!! もうハルヒのセリフがかぶるかぶる! 全部音量下げられちゃうの! ちょっぴり見ていて悲しくなりました(会場笑)。でも、日常生活でセリフがかぶるなんてよくあることで、それを表現しつつ演出として盛り込んでもいます。この映画が最後になってもいいというくらい魂こめて演じましたので、皆さんもこの映画、ひいては『涼宮ハルヒ』という作品をずっと覚えてくれていたらうれしく思います。ありがとうございました!

●桑谷夏子さん(朝倉涼子役)
 4年ぶりの朝倉涼子です。こんにちは。TVシリーズでも、映画でも、彼女が出るシーンというのは、そんなに多くはないんです。でもストーリーの中で彼女が与えるインパクトはとても大きなもので、音響監督さんからも「朝倉涼子は絶対に妥協は許さない」と言われて、何度も何度もリテイクを出された覚えがあります。個人的にも妥協はしたくなかったし、役者としてもおもしろいキャラクターでしたので、やっていて楽しかったです。現実ではとてもやってはマズいようなシチュエーションでも、役者だからこそ演技でできるということがあって、そこはとても楽しかったです。でもプレッシャーもやっぱりあって、心労で倒れるんじゃないかと思ったくらいでした。それでも無事収録を終えて、こうして皆さんに見ていただくことができて本当によかったと思います。映画の料金って、決して安くはないじゃないですか。わたしは常々そう思っているんですが、だからこそクオリティが求められるものだと思うんですよね。『消失』は、自分でお金を払ってみたいと思えるほど出来がよかったので、本当に1人のスタッフとしてうれしく思います。これもすべて、制作に携わってくれた皆さんと、誰よりも応援してくれたファンの皆さんのおかげだと思っています。ぜひ何度でも楽しんでください!

●松岡由貴さん(鶴屋さん役)
 皆さん、にょろーん! 朝から並んでくれたそうで、本当にありがとうございます。皆さんの顔を1人1人見つめていたい気分です。今、なっちゃんがアフレコで大変だったとのことですが、わたしはツルっととれてしまいました(笑)。妥協とか何も言われずに。パラレルワールドの鶴屋さんは、今までにない表情を見せています。それがわたしにとってはとても意外なことでしたね。これまでは「どんなに怒っていても絶対に笑っていてください」と指示されていたんです。ですから「これでいいのかな」と心配になったりすることもありました。怒髪天を衝くという言葉がありますが、まさにそんな感じで怒るシーンがあったので、あの長い髪の鶴屋さんがそんな勢いで怒ったら、大変なことになるだろうな~。なんて思いながら演じていました。ホラー映画が大好きなので、“桑谷夏子の殺りくシーン”がとっても好きなシーンですね(白石さん:朝倉です! 朝倉ね!)。わたしもあんなシーンを演じてみたいと思いました。こんなにビッグタイトルに育ったんだなってことを、駅貼りの大きなポスターやこの舞台あいさつを通じてしみじみ感じています。皆さんに会えて本当に幸せです。今日は本当にありがとうございました。

●あおきさやかさん(キョン妹役)
 今回、自分だけ“エンドレスエイト”が終わってないんじゃないかと不安に思いながら演じさせていただきました(会場笑)。シリアスなお話の中で、家庭というかインターバルというか、そんな時間を皆さんにお届けできていたらいいなと思っています。起こしてくれる妹がいるって幸せなんだろうな~と思います。毎日毎日変わらないけれどちょっとずつ成長している……。それがキョン君が繰り返しを打破する力を得るキッカケになったんじゃないでしょうか。妹的には、なんとなく楽しく収録させていただきました。登場するシーンごとに後ろで歌っていたりしたんですが、残念ながらプチっと(笑)。映画では本当に有希ちゃんがかわいくて(由貴さん:わたし?  白石さん:松岡さん、違います。長門のほうです)……Wユキちゃんがかわいくて(笑)、でもそれ以上にとにかくキョン君がカッコこよかったんですよ「うちのお兄ちゃんホントカッコいい!」って思っていました(杉田さん:今までは一体なんだったんだっ!!)。でも映画を見たらキョン君好きになっちゃいますよ。女性の方もうなずいてくれていますし。ですので、女性の方も「キョン君よかったよ~」って広めてくれるとうれしいです。ありがとうございました。

●石原立也総監督
 総監督役の石原です(武本監督:役かよ!)。『ハルヒ』は監督2作目の作品なのでとても感慨深いですね。キャストの皆さんは4年になりますが、制作はそれより1年前に始まっていたんです。ですからだいたい5年くらいですね。『消失』というのは、ファンからの人気も高いですが、キョン自身の立ち位置が傍観者的なところから本格的にSOS団の1人になるという意味でとても大事なエピソードだと思っています。TVシリーズでやるという話もありましたが、個人的には映画でできてよかったな、と思います。考えてみたら、長編アニメとしての監督をやらせていただいたのはこれが初めてなんです。なんとか公開できたのも制作に関わってくれたスタッフ、キャスト、ファンの皆さんのおかげだと思います。ありがとうございました。

●武本康弘監督
白石さん:時間がないので、気持ち急ぎ目でお願いします!!)えっ!? 監督の武本です(※ここで退場の曲が流れ始めて会場から笑いが)。み、見に行こうと迷っている人がいたら、その背中を押していただけたらうれしく思います。今日は、寒い中本当にありがとうございました!

(C)2009 Nagaru Tanigawa・Noizi Ito/SOS団

■映画『涼宮ハルヒの消失』
【公開日】2010年2月6日

【スタッフ】(※敬称略)
 総監督:石原立也
 監督:武本康弘
 企画:安田猛、嵐智史、八田陽子、酒匂暢彦、井上俊次
 原作・脚本協力:谷川流
 原作イラスト・キャラクター原案:いとうのいぢ
 脚本:志茂文彦
 キャラクターデザイン・超総作画監督:池田晶子
 総作画監督:西屋太志
 美術監督:田村せいき
 撮影監督:中上竜太
 設定:高橋博行
 色彩設計:石田奈央美
 編集:重村建吾(スタジオごんぐ)
 音響監督:鶴岡陽太(楽音舎)
 音響効果:森川永子(ちゅらサウンド)
 録音:矢野さとし
 録音助手:砂庭舞(スタジオごんぐ)
 音響制作担当:杉山好美(楽音舎)
 録音スタジオ:Studio2010:
 音響制作:楽音舎
 音楽:神前暁(monaca)
 音楽プロデューサー:斎藤滋(ランティス)
 音楽制作:ランティス
 制作プロデューサー:大橋永晴
 アシスタントプロデューサー:山口真由美
 アニメーション制作:京都アニメーション
 配給・宣伝:角川書店、クロックワークス
 製作:SOS団
 プロデューサー:伊藤敦、八田英明

【キャラクター&キャスト】(※敬称略)
 涼宮ハルヒ:平野綾
 キョン:杉田智和
 長門有希:茅原実里
 朝比奈みくる:後藤邑子
 古泉一樹:小野大輔
 朝倉涼子:桑谷夏子
 鶴屋さん:松岡由貴
 谷口:白石稔
 国木田:松元恵
 キョン妹:あおきさやか
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