2010年2月20日(土)
今井さん 初めてキャラクターを見た時と今とでは、受けている印象が異なるのでは、とも思うのですが、今率直に、各々のキャラクターについてどう思っていますか?
花澤さん 絵理ちゃんは、最初はおとなしくてノリもわからなかったんですけど、今になってみると“ちょっとシュールなギャグが好き”なのかなと。ところどころで、1人で笑っていたり。
今井さん そこ、私の演じているキャラ(=千早)とちょっと似ていますね。通ずるところがあるんじゃないですかね?
花澤さん 掛け合いしてみたいですよね。
今井さん たぶん、亜空間になると思うんだよね(笑)。千早と絵理は、ほとんど絡むことがなかったので……。お互いずーーーっとしゃべってそうだよね。他の人が見たら「この2人、大丈夫?」みたいに言われそう。
花澤さん 絵理は、最終的には心を開いて、尾崎さんともちゃんとぶつかれるようになって……というところで彼女の成長が見られます。
梶岡D (終盤のシーンについて)花澤さんがいい演技をされたので、開発の方で「絵が合わないね」ということになって、後から(顔のグラフィックを)追加しているんですよ。だから、あのグラフィックはあそこだけにしか出てこないんです。
一同 おおー!
今井さん そうやって、収録後にもよくなっているんですね! 涼ちゃんは私、最初に涼“クン”って覚えちゃったので、直すのが大変でした。最初、涼クンって呼んでいたんだけど、そのころは涼クンが男の子だということを隠していたんですよ。
梶岡D それで何回かNGを出しましたね。
今井さん 最近は、涼ちゃんって言い続けていたら涼クンって言えなくなっちゃいました。
三瓶さん 私の中でも、涼というキャラクターは“涼クン”よりは“涼ちゃん”なんですよ。演じている時も、そんなに男の子男の子せずにいたので……。結局、一生懸命なんだけど、かわいいところに落ち着いてしまうキャラクターですよね。男らしさが足りないというか。
今井さん 夢子ちゃんと出会ってから、印象が変わりましたよね。
三瓶さん そう、たくましくなって。演じていて「こんなに成長するキャラだったんだ」ということを、収録が進むにつれて感じました。成長していくところが、演じていてすごく楽しかったです。男らしくなるんだな、と思ったら……最後のオチがね!(笑) 最後まで「ぎゃおぉぉぉぉん」ですよ。
今井さん 3人の中では、お笑い担当というか(笑)。
三瓶さん 結局弱い、というか。でも最近は“女の子のほうが強い”感じがあるので、すごく現代っ子なんだなと思っています(笑)。
今井さん そうかもしれない。愛ちゃんは、弱そうに見えるけど芯はすごく強いですよね。
戸松さん 最初から「私はこうしたい」という自分の目的がしっかりある子ですね。お母さんとの対決で「変わったな」と思ったんです。心の面でも大人になってきているなと思いましたし、“目標がある上での意志の強さ”も感じられて。
今井さん すごくしっかりした子ですよねー。お母さんの歌も聴いてみたいよね。
戸松さん そうなんです! 誰にしましょう!
三瓶さん ここで決めるの!?(笑)
戸松さん お母さんの声、聞いてみたいなと思って。
梶岡D 僕も聞きたいです!(笑)
今井さん 個人的には松田聖子さん!
ブンケイP 誰が聞いても納得、という人じゃないといけないですよね。
今井さん 心に決めた思い人は、いますか?
三瓶さん これ、一番右からいったほうがいいですかね(と、ブンケイP&梶岡Dを指す)。
今井さん いやいや、お2人は最後に取っておきましょうか。じゃあポンポンポンと行きましょう。香菜ちゃんから!
花澤さん やっぱり尾崎さんでしょう!
戸松さん 私は、お母さん(日高舞)ですね!
三瓶さん 夢子が大好きなんですよ!
ブンケイP 何、その沿った発言!(笑)
今井さん じゃあそっちのお2人は……(客席から「ミンゴスは?」の声)え、私? 私……私これ本当に悩んじゃうから、そのあの、そのうちTwitterで言う(笑)。
梶岡D これはねえ……各キャラ大好きで、語るとイベントの時間が押しちゃうんだけど……。
今井さん (声優陣を指して)みんな見てますからね。
梶岡D (空気を読まずに)うーん、夢子かサイネリアなんですよね。
今井さん ちょっと!
三瓶さん まあ、夢子は私も好きになっちゃったぐらいですから。しょうがないですよね。(梶岡Dには)渡さないけどね!
花澤さん 私もサイネリアは渡しません!
梶岡さん えー。ブンケイさんは五十嵐局長ですか?
今井さん 武田さんにしといたら?
ブンケイP えーーー!(笑) 武田は、最初は「なんで千早と一緒にいるんだ!」とか言われていたんですけれども。でもね、いいヤツなんですよコイツ。
今井さん で、ブンケイさんは結局誰が好きなの?
ブンケイP 今は愛だね。アイツはどんなことがあっても、人をねたんだり恨んだりせずに、前向きに進むことで解決する。そこが好きですね。
花澤さん 今「アイツ」って言いましたよ。“俺の嫁”だと思ってますよ。
今井さん いや、「俺が愛だ!」ぐらいに思っているかも(笑)。
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トークの後、ブンケイPがあいさつ。愛、絵理、涼について「(制作の)彼らが体を作って、声優の皆さんが魂を吹き込んでくれて、皆さんが愛してくれたので、すごくいい子たちに育ちました」と感謝の言葉を述べた。この言葉に、客席から大きな拍手が贈られた。
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