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2010年3月8日(月)

世界No.1の名誉は誰の手に!? 『鉄拳6』世界大会が国際フォーラムで開催

文:電撃オンライン

 バンダイナムコゲームスは、人気格闘ゲーム『鉄拳6』の世界大会“鉄拳6世界大会 GLOBAL CHAMPIONSHIP FINAL”を、3月7日に東京の国際フォーラムで開催した。

 この大会は、PS3版とXbox 360版の『鉄拳6』で、それぞれ世界一のプレイヤーを決定するもの。イベントでは世界大会に先駆けて、日本代表を決める“JAPAN ROUND”が開催され、事前応募で選ばれた人や当日参加枠のプレイヤーが激突。手に汗にぎる試合が繰り広げられた。

 そんな“JAPAN ROUND”は、PS3版ではフェン・ウェイを使うユウ選手が優勝し、ボブを使うゼウガル選手が準優勝を果たした。Xbox 360版は、ドラグノフ使いのノビ選手が優勝し、吉光使いのにんにん選手が準優勝。この4人が世界大会に臨むこととなった。

“鉄拳6世界大会 GLOBAL CHAMPIONSHIP FINAL” “鉄拳6世界大会 GLOBAL CHAMPIONSHIP FINAL” “鉄拳6世界大会 GLOBAL CHAMPIONSHIP FINAL”
見ている人が息をするのを忘れてしまうほど、し烈な戦いを制した4人。彼らが日本代表として、世界大会に出場する。

 先ほど決まった日本代表に加えて、北米、欧州、アジア地域の代表者(各2名)が登場。世界No.1プレイヤーを決めるトーナメントがここに開幕した!

“鉄拳6世界大会 GLOBAL CHAMPIONSHIP FINAL”
“鉄拳6世界大会 GLOBAL CHAMPIONSHIP FINAL” “鉄拳6世界大会 GLOBAL CHAMPIONSHIP FINAL”

 開幕に際して、登壇したのはバンダイナムコゲームス・代表取締役社長の鵜之澤伸氏。ワールドワイドで330万本をリリースしているこのタイトルについて、「会社の業績は悪くても、『鉄拳』は売れている!」と話し、人気の高さをアピール。16年を誇る『鉄拳』の歴史上初となる世界大会に対しては「世界のレベルを見つつ、日本の選手の頑張りを応援してほしい」とコメントした。

“鉄拳6世界大会 GLOBAL CHAMPIONSHIP FINAL”
開会宣言をする鵜之澤社長。「社長~!!」と会場からコールが上がると、「どうも、社長です……まあ、今月いっぱいまでですが」と自らの進退を引き合いに出して、笑いを誘う場面も。

 世界大会は、一度敗退しても敗者復活戦に回れる“ダブルエリミネーション”方式を採用。対戦は、各試合最大3ファイトまで行われ、2ファイト(3ラウンド先取を2回)先取したプレイヤーの勝利となる。ダブルエリミネーション方式は、日本ではなじみが薄いが、世界的にはよく見られるルール。一度勝った相手と再戦し、負けてしまう可能性もあるため、油断はできないルールだ。

“鉄拳6世界大会 GLOBAL CHAMPIONSHIP FINAL” “鉄拳6世界大会 GLOBAL CHAMPIONSHIP FINAL”
右がWinners’ブロックで、左がLosers’ブロック。負けてしまったプレイヤーは左側のブロックで戦い、そこを勝ち抜いた1名が、優勝できるチャンスを得るという仕組みだ。
“鉄拳6世界大会 GLOBAL CHAMPIONSHIP FINAL” “鉄拳6世界大会 GLOBAL CHAMPIONSHIP FINAL”
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状況を読み、的確に攻撃を当てていくハイレベルな攻防が展開。華麗なテクニックに酔いしれる観客からは、歓声だけでなくため息も上がっていた。

 PS3版の決勝戦に残ったのは、日本代表・ユウ選手と、三島平八を使うアジア代表・JDCR選手(韓国)。準決勝ではユウ選手が勝利しており、JDCR選手は雪辱に燃えている。一方、Xbox 360版はスティーブ・フォックスを使用するアジア代表のNIN選手(韓国)と、ペク・トー・サンを使うアジア代表のboradoldol(韓国)という、韓国勢同士の対決となった。

“鉄拳6世界大会 GLOBAL CHAMPIONSHIP FINAL”
決勝に臨む4人。日本代表のユウ選手以外は韓国のプレイヤーだ。
“鉄拳6世界大会 GLOBAL CHAMPIONSHIP FINAL” “鉄拳6世界大会 GLOBAL CHAMPIONSHIP FINAL”

 優勝を果たしたのは、PS3版がLosers’ブロックを勝ち抜いてきたJDCR選手。ユウ選手に一度は敗れたものの、決勝戦、プレイオフでは圧倒し、優勝を手にした。Xbox 360版はNIN選手が一度も敗れずに勝利する完全優勝を達成。優勝を果たしたJDCR選手、NIN選手には、優勝トロフィーと世界一周旅行が授与された。

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優勝トロフィーと副賞を手にするメンバー。PS3版、Xbox 360版ともに、韓国勢が優勝する結果となった。

 大会終了後、『鉄拳』シリーズのプロジェクトディレクターである原田勝弘氏が登壇し、「長いようで短い1日でした。いい試合をしてくれたプレイヤー、そして見守ってくれた方々、ありがとうございました」とあいさつ。今回は家庭用ゲーム機での初めての大会だったが、盛り上がっていたため、できることなら毎年開催したいと心情を語った。「これからもシリーズをやっていくので、何かあればぜひ意見をください!」とファンにアナウンスし、イベントは終了となった。

“鉄拳6世界大会 GLOBAL CHAMPIONSHIP FINAL”
閉会のあいさつをする原田プロジェクトディレクター。

(C)NBGI

データ

▼『鉄拳6』
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:PS3/Xbox 360
■ジャンル:FTG
■発売日:PS3、Xbox 360 2009年10月29日
■価格:通常版 各8,379円(税込)/コレクターズBOX 各17,829円(税込)
 
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