2010年4月7日(水)
まず初めに“フォーマット”について説明するわ。これは、スポーツに例えると柔道が“男子柔道”と“女子柔道”にわかれているようなものね。『MTG』のフォーマットは、大きくわけて“構築”、“エターナル”“リミテッド”の3種類があるわ。 | ||
これ、全部違う遊び方ってことなの? | ||
どれもカードを引いて、呪文を唱えて、相手をやっつけるってところは変わらないわよ。ただ、“使えるカードの内容”が違ってくるのよ。それ以外の違いを言うと、まず“構築”と“エターナル”は、どちらも事前に自分のデッキを組んで、それを使って試合を行っていく形式ね。 | ||
ふむふむ。じゃあ“リミテッド”は? | ||
リミテッドは、大会の会場で未開封のブースターパックを開けて、そこから出たカードを使って、その場でデッキを作って試合をする形式よ。今回説明する“シールド”は“リミテッド”の一部門になるわね。 | ||
一部門ってことは他にもあるの? | ||
ええ。“リミテッド”には他にも“ブースタードラフト”という形式があるわ。 | ||
“構築”や“エターナル”にも部門はあるの? | ||
もちろん。“構築”や“エターナル”は使用できるカードの種類によって、いくつかの部門にわかれているわ。おおざっぱに説明すると「1つの基本セット(現在は『M10』)と最新ブロック(『ゼンディカー』ブロック)とその1つ前のブロック(『アラーラの断片』ブロック)のカード」が使える“スタンダード”とか、「これまでに『MTG』で発売されたほぼすべてのカード」が使える“ヴィンテージ”みたいな感じね。 | ||
なるほど~、使えるカードの種類かぁ。じゃあ、大会によっては使えないカードもあるんだ。 | ||
そうね。でも、これはあくまで大会の形式だから、友だちと遊ぶ時なんかは好きなカードを使えばいいと思うわ。今は「大会の形式も色々あるんだなぁ」くらいに考えていればいいわよ。じゃあ、改めて“リミテッド”について説明するけれど、これはさっきも言ったとおり、大会の会場で未開封のパックを使って、そこから出たカードでデッキを組む形式となっているの。 | ||
でも、そんなことできるの? だってそれじゃあデッキ弱くない? | ||
確かに“リミテッド”で作ったデッキは“構築”のデッキに比べたら弱くなっちゃうけれど、みんな同じ条件でデッキを作るんだから問題ないわよ。それに“リミテッド”には、限られたカードの中で、いかに強力なデッキを組むかとか、“構築”では使われていないカードが意外な活躍を見せたりとか、ひと味違ったおもしろさがあるわ。 | ||
確かにフォーマットが違うとまったく違った内容になりそうだね。 | ||
そう。それに“リミテッド”のいいところはまだあって、それは、あなたのように『MTG』を始めたばかりで、まだデッキが完成してないって人でも大会に出て、楽しめるってことよ。 | ||
おおっ! それはまさに僕にうってつけ!! | ||
ふふっ。どうやら“リミテッド”のよさを少しはわかってもらえたみたいね。それじゃあ、そろそろ今回のプレリリースイベントでも採用されている“シールド”について詳しく説明していきましょうか。 | ||
はーい、お願いしまーす。 |
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[Text by ねこひげ合同会社/ゆば]