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2010年4月2日(金)

期待を裏切らない作品に――『Angel Beats!』脚本を手掛ける麻枝准さんを直撃

文:電撃オンライン

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■おもしろいと思った物はとにかく作品につめ込んだ

――作中に“Girls Dead Monster(通称:ガルデモ)”というガールズバンドが登場しますが、なぜガールズバンドを登場させようと思ったのでしょうか?

麻枝さん:この作品を作るにあたって、つめ込む余地があるならば、おもしろいものはとにかくかたっぱしからつめ込んでみよう! と考えていたんです。“Girls Dead Monster”もそのひとつですね。

――“ガルデモ”の楽曲も作っていらっしゃるんですよね?

麻枝さん:はい。“ガルデモ”の曲は、彼女たちが実際に作っている設定ですので、そこに注意しました。具体的に言うと、今作ではオープニング・エンディングともに自分が作詞作曲をしているのですが、同一人物が作っているように見えないように注意したことですね。高校生の女の子が考えそうな言葉選びであったり、メロディであったり。でもそれがすごく新鮮で、“ガルデモ”の曲だったらいくらでも書けると思いました。一時期ものすごいペースで“ガルデモ”の曲を作っていました。

――ちなみにどれくらいのスピードで何曲くらい作ったんですか?

麻枝さん:曲数で言うなら14~5曲くらいは書いていますね。スピードは2日に1曲のペースくらいでしょうか。

――それでは、第1話について見どころなどを聞かせてください。

麻枝さん:次から次へと物ごとが起きて、息をもつかせぬ第1話ですね。これは13話全部そうだと思うんですよ。だれることがないと言いますか。尺が長すぎたために、けずりにけずって13話に収めているので、なんとなく見ていたらいつの間にか引き込まれて、気付いたら終わっていた……そんな感じなのではないかと。

――先ほどキャラクターのくだりで、おもしろくするために大人数のキャラクターを登場させているとおっしゃっていましたが、第1話からたくさん出てくるのでしょうか?

麻枝さん:それはもう、すごい数出てきます(笑)。楽しみ方はいろいろあると思うんですよ。脇キャラに注目してもらってもいいし、ヒロインに注目してもらってもいいし、

もちろん主人公の音無に感情移入してもらってもいいですし。第1話を見てもらったら、全話見たくなるようなおもしろい作品になっている自信があります。

■麻枝さんの近況&読者へメッセージ

――それでは、少し作品と離れて麻枝さん自身のことについてお聞かせください。先日、『FACE 時代をつくる人々』というTV番組にご出演されましたが、その感想は?

麻枝さん:自分が写る時間なんて、ほんの一瞬でしたが、それでも中には録画までしてくださった人もいらっしゃるそうで、本当にありがたく思っています。

ただ、作品が始まる前のとてもいいタイミングに出させていただけたことは嬉しいですね。プロフィールにもTVに出演したと書けますし(笑)。

――ちなみに今、何かゲームをプレイされていますか?

麻枝さん:Xbox 360の『テイルズ オブ ヴェスペリア(以下、TOV)』を延々とやっています。

――ちょっと前のゲームですよね?

麻枝さん:そうなんですよ。もともとは『スターオーシャン4(以下、SO4)』が出ると聞いて、「これは360を買わなきゃ!」と思っていたんですよ。

でも自分は、攻略本が出てくまなく情報を集めてからゲームするタイプなので、攻略本出るまで待っていたんです。

それで『TOV』を買って遊んでいたんですが……、当時自分はリタの魅力に気づけなかったんですよ(笑)。

――なるほど、それで再度プレイをしていると(笑)。

麻枝さん:ええ。で『SO4』が遊べるようになったところで『TOV』は積んでいたんです。ですが、『SO4』をクリアした後に「ゲームとしてはよくできていたし、もう一回『TOV』をやってみようか」と思ってプレイしたら、リタにハマってしまいました(笑)。以前ブログに「萌えヒロインがいない!」となげいた時に「リタがいるじゃないですか!」とコメントしてくださった方がいたんです。リタを見逃していたことを、後ほどブログで謝るハメになりました。

――すると今は『TOV』にハマっていると。

麻枝さん:後はDSの『女神異聞録デビルサバイバー』ですね。東京と大阪を行き来する間ずっとプレイしていて、ハマってると表現するならむしろこっちですね。これからも東京で泊まる機会もあるので、なるべくクリアしないよう家では絶対にプレイしないようにしています。新幹線で時を忘れる用のゲームですね。でも、実は攻略本を大阪に忘れてしまいまして……。

――それは結構ゆゆしき事態ですね(笑)。

麻枝さん:帰りに買おうかどうしようかすごく悩んでいます(笑)。って、ちょっと脱線してしまいましたね。すみません。

――いえいえ、楽しいお話が聞けて何よりでした。それでは最後に、読者へメッセージを。

麻枝さん:繰り返しになりますが、とにかく第1話を見てください。期待を裏切らない作品になっている自信はあります。初めは笑って最後は泣ける、そんな作品になっているかと思います。ぜひご覧ください。

――ありがとうございました。

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(C)VisualArt's/Key/Angel Beats! Project

■TVアニメ『Angel Beats!』
【放送局&放送日】
 CBC……4月2日より毎週金曜 26:00~放送開始予定(※初回は26:25~)
 TBS……4月2日より毎週金曜 26:25~放送開始予定(※初回は26:30~)
 MBS……4月3日より毎週土曜 25:58~放送開始予定
 TUT……4月4日より毎週日曜 25:45~放送開始予定
 RKB……4月7日より毎週水曜 26:55~放送開始予定
 BS11……4月17日より毎週土曜 23:30~放送開始予定
 ※放送日時は変更になる場合がある。

【スタッフ】(※敬称略)
 原作・脚本:麻枝准
 監督:岸誠二
 キャラクター原案:Na-Ga
 キャラクターデザイン・総作画監督:平田雄三
 音楽:ANANT-GARDE EYES・麻枝准
 音響監督:飯田里樹
 撮影監督:佐藤勝史
 3D監督:山崎嘉雅
 色彩設計:井上佳津枝
 特殊効果:村上正博
 編集:高橋歩
 ラインプロデューサー:辻充仁
 アニメーション制作:ピーエーワークス
 OPテーマ:Lia『My Soul,Your Beats!』
 EDテーマ:多田葵『Brave Song』

【キャラクター&キャスト】(※敬称略)
 ゆり:櫻井浩美
 音無:神谷浩史
 天使:花澤香菜
 ユイ:喜多村英梨
 日向:木村良平
 高松:水島大宙
 野田:高木俊
 椎名:斎藤楓子
 遊佐:牧野由依
 藤巻:増田裕生
 TK:Michael Rivas
 松下:徳本英一郎
 大山:小林由美子
 チャー:東地宏樹
 岩沢:沢城みゆき
 ひさ子:松浦チエ
 入江:阿澄佳奈
 関根:加藤英美里
 他

データ

▼BD『Angel Beats!』第1巻(完全生産限定版)
■メーカー:アニプレックス
■品番:ANZX-6401
■発売日:2010年6月23日
■価格:7,350円(税込)
 
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▼DVD『Angel Beats!』第1巻
■メーカー:アニプレックス
■品番:通常版 ANZB-6401/完全生産限定版 ANZB-6401
■発売日:2010年6月23日
■価格:通常版 5,250円(税込)/完全生産限定版 6,300円(税込)
 
■DVD『Angel Beats!』第1巻(通常版)の購入はこちら
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■DVD『Angel Beats!』第1巻(完全生産限定版)の購入はこちら
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