2010年4月16日(金)
バトルは、シリーズおなじみのターン制で進んでいきます。シンプルかつ王道RPGの形式なので、ゲーム初心者でもカンタンに楽しめると思いますよ! 本作では、3Dのキャラとモンスターが入り乱れて戦うので、戦闘を見ているだけでも楽しいし、テンポのよさも相変わらずで、ストレスを感じません。また、特定の条件でのみ使用できる、強力な“ひっさつ”コマンドが登場して、戦略性もアップしました。キャラがピンチになると使用可能になるケースが多く、全滅しそうになっても“ひっさつ”で一気に逆転勝利、なんてことも十分あり得ます。
▲パーティ全員が同ターンで“ひっさつ”を使えば、さらに強力な超必殺技が発動! 400時間以上遊んでいる僕でも、2、3回しか見たことありませんが……。 |
また、『ドラゴンクエストVIII(以下、VIII)』まではフィールドやダンジョンを歩いていると突然バトルが発生するランダムエンカウント方式でしたが、『IX』はマップ上をうろついているモンスターと接触するとバトルに突入する、シンボルエンカウント方式になっています。ダンジョンでMP(マジックパワー)を温存したいとき、全滅しそうなときなどは、モンスターに見つからないようにしてバトルを避ける、なんてことが可能に。今までの“ドラクエ”にはなかった新たなドキドキ感を、ぜひ楽しんでみてください!
▲こんな感じで、バッチリモンスターが見えています。細い通路にでかいモンスターとかがいると、ジャマなんだよなぁ。 |
ここからは、装備について紹介しちゃいましょう。『IX』では、なんと武器や防具を装備すると、それらがキャラのグラフィックにしっかりと反映されます。過去のシリーズ作品では特定の装備品でのみキャラのグラフィックが変化することはありましたが、『IX』ではアクセサリを除くすべての装備品がグラフィックに反映されます。
発売前にこの情報を聞いた僕は「フーン、そうなの」程度の感想だったのですが、いざプレイしてみると、これがメチャクチャ楽しい! というか燃える! そして萌える! 序盤では“布の服”とか“皮の帽子”とか、いかにも貧弱な装備しかなく、これらを装備している主人公たちはとっても弱そう……。しかし、先に進むに従い、強力な装備を入手し、身に付けていく主人公たち。気がつけば、みんないかにも歴戦の戦士といった姿をするように! 過去のシリーズ作品でも、“ドラゴンキラー”とか“ひかりのよろい”などを装備できるようになると、「俺もだいぶ旅慣れてきたなぁ」とか、キャラの成長を感じられたのですが、『IX』ではそこに見た目の変化が加わり、なんともいえない冒険中の充実感が得られます。た、たまらん……!
▲純粋にカッコいい、カワいいものから、ネタとしか思えない装備品まで、なんでもござれ。過去作に比べると、『IX』はずいぶんフリーダムだなぁと思います。 |
さらにスゴいのが、装備品の種類の多さ。武器は剣や槍、棍や弓など12種類もあるし、防具は細分化されて盾、頭、体(上)、体(下)、手、足、アクセサリの7カ所に装備することができます。そしてその1つ1つにたくさんの装備品が用意されているので、あれこれ着せかえするのがホント楽しい! 純粋に強い防具を装備するのもいいけど、カッコいい組み合わせを見つけて冒険してみるのもいいもんですよ?
あ、ちなみに装備品の中には男性専用、女性専用なんてものがあり、女性専用装備にはシリーズおなじみの“あぶない水着”もあります! 主人公を男、仲間3人を女性にして、全員にあぶない水着を装備して……なんてのも1つの楽しみ方。まぁ、僕は紳士なんでそんなことはしませんけどね、エエシマセントモ。
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