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2010年4月19日(月)

『鉄鬼』キャンペーンモード第4弾“キニエ”電撃先行体験レポート

文:電撃オンライン

 ゲームヤロウはPC用オンラインACT『鉄鬼』で、キャンペーンモード第4弾“キニエ”の実装を4月21日に予定している。今回もアップデートに先駆けて、メディア向け先行プレイに参加。新たなミッション“キニエ”および、同時に追加実装される新武器も体験してきたので紹介しよう。72メタルゴースト中隊の諸君は、心して読むように(By ジェイムス・ブライト中隊長)。

『鉄鬼』 『鉄鬼』

■キャンペーンモード初の大規模侵攻作戦──それが“キニエ”だ

『鉄鬼』

 今回のキャンペーンモード第4弾キニエは、施設の防衛や目標の護衛といったこれまでの任務と違い、初の攻勢作戦となる。バンデッド作戦の失敗から9ヶ月後、状況打開のために発動された新ミッションであり、敵国AU軍の高機動性重量型機体“ドゥーム”の量産基地の破壊が目的だ。そう、あのランパート殺しと呼ばれる、憎きドゥームの巣を壊しに行くわけである。プレイヤーは最大8名のチームで、AU領土南西部に位置する砂漠地帯に建設されたAU軍基地に侵入。基地を破壊し、自爆装置の作動した基地から脱出するまでが任務となる。難易度は従来通り初級~上級の3段階で、上級のみラウンド10でボス機体が出現する。

 各ラウンドのクリア条件は、主に敵機体を駆逐する、あるいはマップ内のどこかにある制御装置を作動させる、制御装置を破壊するの3つだ。制御装置の起動は爆破モードと同様に、近づいてFキーを長押しするだけ。ただしその間プレイヤーは無防備になるので、チームでの連携プレイが重要となる。

 さて、ミッションは基地の外周部に広がる岩場から始まり、まずはAU軍基地の入り口を目指して進んでいく。序盤のマップは入り組んだ岩場と狭い通路が続くため、見通しがあまりよくない。ガトリング型のランパートやブリッツは1台あればいいかな、という程度で、むしろ曲射型ランパートやヴィンチェレが活躍できそうだ。身を隠す場所が多いという意味では、ヴェロックスには動きやすいのだが……。

『鉄鬼』 『鉄鬼』
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▲基地へと続く道は狭く見通しが悪い。操作に自信がないプレイヤーは耐久度の高いヴィンチェレか、後方支援のランパートまたはヴェロックスで出撃するとよいだろう。

 ラウンド3からは、本格的に基地内部へと侵攻していくのだが、建物内はさらに狭くて死角が増える。倉庫のようにだだっぴろかったバンデッド、それなりのスペースが確保されたブレイズと同じ感覚で突撃すると即死は確実だ。敵機体の出現ポイントも複数あるので、中級以上で挑戦した場合、初見でのクリアは難しいだろう。どこか一点を突破されてしまうと、周囲が敵機体だらけとなり態勢が立て直しにくい。SPの分配もよく考えて行う必要がある。

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▲ラウンド4からは小型の自爆兵器も出現。うっかりしているとランパートが犠牲になるので、ヴァンガードやヴィンチェレは撃ちもらしに気をつけたい。

■ミッションも折り返し地点を通過……ここから先が本当の地獄の始まり

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 ラウンド後半は基地からの脱出が目的となる。ミサイルターレットに飛行型機体ブローヴ、そして本基地で製造されたと思われるドゥーム2体も出現。ドゥームの動きに気をとられていると、頭上から飛び込んできるブローヴの自爆に巻き込まれるわ、素早いブーストでかっこよく避けたつもりが狭い通路で味方機体にぶつかり、その隙に撃たれるわ、難易度は過去最高かもしれない。はっきりいってラウンド後半は互いの連携が必須。自分の思うように操作できないからといって、他プレイヤーにイライラしているようではミッションクリアは到底無理だ。「分かって当然、知ってて当然」というプレイではなく、確認の意味をこめて次の敵の動き、マップ導線を教えあうプレイを心がけたい。

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▲ラウンド5の目標はゲート制御装置の起動だ。達成すると基地の自爆装置が作動しラウンド6へ突入となる。
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▲プレイヤーは6分30秒という短時間で敵部隊を撃破しつつ、脱出地点まで急行せねばならない。
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▲難易度中級で挑んだので、ラウンド8でミッションをなんとか無事クリア。ところでこの人間兵士のモーション、衣装、どこかで見た覚えがある……。分かった読者はかなりのゲームヤロウ通だ。

 今回はミッション慣れしたGMチームと、難易度を少し下げた中級でプレイしたおかげか、なんとか最終ラウンドをクリアできた。あくまで個人的な感想だが、今回のキニエはバンデッドよりもさらに機体の構成が重要だ。腕の立つヴィンチェレ2~3機、ランパート1機、ヴェロックスはラウンド5以降には2機はほしいところ。『鉄鬼』プロデューサーいわく「今回のキニエは、“ランパゲー”ではありません。チームの機体構成はかなり重要です」とのこと。過去のキャンペーンモードの中には、上級モードが実装当日にクリアされてしまったこともあるそうだが、キニエはなかなか手ごわそうである。プレイヤーはキニエ攻略に挑戦できる日を楽しみに待っていてほしい。

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▲巨大なカニのような姿をしたボス機体“バアル”。遠距離・近距離ともに隙のない攻撃を繰り出すため、バアルの注意をひきつける役目や攻撃、整備など、味方同士の連携が撃破のカギとなりそうだ。

■ゲーム内ポイントで使用可能な5機体の追加武器計6種類を実装

 最後に“キニエ”実装と同時に追加される、新メインウェポンを紹介しよう。今回武器が追加されるのはヴァンガード、デュアル、ヴィンチェレ、ブリッツ、ランパートの計5機体だ。

●HAR-22(ヴァンガード専用)

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▲初期武器の発展系。やや反動が大きく、命中率が下がっているものの、高い攻撃力とハーフズーム機能を備えている。

●HOOK-9(デュアル専用)

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▲先端部のアームを敵の装甲に射出して大ダメージを与える、従来の『鉄鬼』には無いタイプの武器。ただしレンジが短く、上級者向けと言える。

●DCDD-2/APCR(ヴィンチェレ専用)

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▲初期武器の発展系。DSDD-5と比較して、射撃時の反動や連射性能を保ちながら攻撃力の強化に成功している。▲低反動ロケット砲。弾速と連射性能は低いが、高い攻撃力 と爆風で敵を攻撃できる。

●IFPU-Balor(ブリッツ専用)

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▲ダブルズーム機構を備えたスナイパーライフル。連射性能にも優れ、機動力の高いや小型の敵の狙撃に向いている。
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▲IFPU-Balorを実際に試射してみた。左が通常のスナイパーライフルと同じ1段階目のズームで、右が2段階ズームのスクリーンショットだ。小型の敵や遠距離にいる敵をより正確に捉えられる。

●Death Blow(ランパート専用)

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▲発射後、任意のタイミングで弾を拡散させられる。2次爆破により広範囲を集中攻撃できる曲射砲。

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データ

▼『鉄鬼』
■運営:ゲームヤロウ
■開発:ゲームハイ
■対応機種:PC(対応OS:Windows XP/Vista/7)
■ジャンル:ACT(オンライン専用)
■サービス開始日:2010年1月27日
■プレイ料金:無料(アイテム課金)

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