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2010年4月24日(土)

オレだ……名作AVG『STEINS;GATE』が7月30日にPCで発売されるらしい

文:電撃オンライン

 ニトロプラスは、『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』のPC版を7月30日に発売する。価格は未定。

『シュタインズ・ゲート』
『シュタインズ・ゲート』

 『シュタインズ・ゲート』は、2009年10月にXbox 360用ソフトとして発売された“想定科学アドベンチャーゲーム”。2008年に5pb.とPCゲームブランド・ニトロプラスのコラボレーション作品として発売された『CHAOS;HEAD』に続く、科学AVGシリーズの第2弾だ。

 秋葉原で発明サークルを主宰する主人公が、携帯電話で過去へメールを送ることができる機械を偶然発明してしまったことにより、この発明をめぐって世界的な陰謀が渦巻き、やがて主人公やその周辺の人々、そして世界の運命に大きく影響していくことになる。

 7月30日に発売予定のPC版には、新たにいとうかなこさんが歌うイメージソングと新規ムービーを追加。また、Xbox 360版では通常の会話シーンだったいくつか場面に、新規イベントCGが追加されている。ただし、本編シナリオに変更点はないので、注意が必要だ。

 この記事では、本作のあらすじやキャクター情報、フォーントリガーシステムなどをスクリーンショットとともに紹介するので、Xbox 360版を未プレイの方はぜひチェックしてほしい。

■あらすじ

 岡部倫太郎(オカリン)は、いまだ厨二病から抜け出せない大学生。自称“狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院凶真”を名乗っている。“未来ガジェット研究所”という、メンバーわずか3人だけの発明サークルを秋葉原に構え、ヘンテコな発明をする日々を送っていた。

 そんな彼らが新たに発明した未来ガジェット8号機“電話レンジ(仮)”には、偶然にもオカリンたちが意図しなかった驚くべき機能が隠されていた。なんと過去へと電子メールを送れるというもので、すなわちタイムマシンだったのだ。タイムマシンについて調べていくうちに、“SERN”という欧州の研究機関が、ミニブラックホール生成実験に関連してタイムマシンを作ろうとしているとの情報を得る。

 そんなある日、オカリンはアメリカの学術雑誌に論文が載ったという弱冠18歳の天才少女・牧瀬紅莉栖(まきせくりす)と出会う。だがオカリンは、その紅莉栖が数時間前に殺害されているのを目撃していた。一体なぜ、紅莉栖は生きているのだろう。

 SERN、ジョン・タイター、幻のレトロPC“IBN5100”、タイムマシン、バタフライ効果、タイムトラベルにおける11の理論――。

 いくつもの要因が偶然に重なり合った時、秋葉原に本拠を置くサークルのメンバーたちに、世界規模の“未来への選択”が委ねられた。


■登場キャラクター紹介

●岡部 倫太郎(おかべ りんたろう) CV:宮野 真守

『シュタインズ・ゲート』

「くっ、ヤツらが来る……!」

 本編の主人公。東京電機大学1年生。自らを狂気のマッドサイエンティストと名乗り、その設定を自演するため悪役っぽく立ち振る舞っている厨二病患者。大学入学直後、秋葉原に“未来ガジェット研究所”というサークルを立ち上げて、用途不明のガジェットを発明している。携帯電話を耳に当てて、意味不明の独り言をノリノリでつぶやく。思い込みが激しく空気も読めず友だちは少ない。日常生活で覚えた違和感を、自分(世界的に優秀な頭脳を持つマッドサイエンティスト)を狙う機関の陰謀としたり、あるいは自分の特殊能力ということにして“運命探知(リーディングシュタイナー)”と名付けるなど、いわゆる“痛い”ところがある。


●牧瀬 紅莉栖(まきせ くりす) CV:今井 麻美

『シュタインズ・ゲート』

「宇宙の 法則が 乱れるのよ」

 18歳にして飛び級で大学を卒業した才女。さらにアメリカの著名な学術雑誌に論文が載り、一部で話題になっている。ツンデレ。アメリカで女の子ながら飛び級で進級していったこともあり、周囲の妬(ねた)みなどによくさらされた影響で、気が強くなった。誰に対しても隙(すき)を見せまいとしており、いつもムスッとしている。だが本質は好奇心旺盛で、興味を持ったものにはやたらと首を突っ込んでくる理系人間。たまに常識外れな意見を言ったりする。オカリンからは「貴様、なかなかのマッドサイエンティストぶりだな」とよく言われるが、本人的にはそう言われることを納得していない。


●椎名 まゆり(しいな まゆり) CV:花澤 香菜

『シュタインズ・ゲート』

「トゥットゥルー♪」

 オカリンの幼なじみで、マイペースの天然キャラ。ふんわりとした口調で、いつもニコニコして楽しそう。考え方はとことん前向きの楽天家。難しい理論などはよくわからないけど、楽しければそれでいいや、という感じ。争いごとは苦手で、気まずい空気の時にはしょんぼりしてしまう。自分から場を和ませられるといいなとは考えているが、基本的に空気はあまり読めない。おばあちゃん子で、幼いころはよくおばあちゃんにおんぶされて一緒に夜空を見ていた。その影響から、ふと空を見上げて手を伸ばす癖があり、オカリンから勝手に“星屑との握手(スターダストシェイクハンド)”と命名されている。本当に唐突なタイミングで(たとえば会話の途中でも)その癖を実行するため、周囲にはよく驚かれる。


●阿万音 鈴羽(あまね すずは) CV:田村 ゆかり

『シュタインズ・ゲート』

「いい、よく聞いて。君たちは利用されてるだけだよ」

 元気でちょっとがさつな、自転車大好き娘。付き合ってみると、意外と気がつくタイプ。面倒見もいい。なれなれしいようで、深いところまでは踏み込まない。他人の力を借りることを、あまり快く思っていない。そのため、ギリギリまで他人に危機を明かさない。自分の興味があることになると、性格がひょう変。積極的に行動する。たまに妙に難しい単語を使う癖があるが、なぜか意識的にそうしているように見える。ブラウン管工房でバイトを始めたことで、未来ガジェット研究所とも付き合うようになる。


●漆原 るか(うるしばら るか) CV:小林 ゆう

『シュタインズ・ゲート』

「コスプレするなんて、ボク、恥ずかしいです……」

 礼儀正しく清楚な正当派美少女的な性格。でも男。オカリンに対してきちんと敬語を使う。あまり自分から意見を主張することはなく、いざ主張する時も、もじもじと赤面しながら。根が真面目すぎるが故に、他人の言うことを簡単に真に受けてしまう。おかげで、オカリンが語る厨二病設定をすべて事実だと勘違いしている。オカリンからは勝手に弟子に任命され、現在進行形で洗脳されている最中。かなりの恥ずかしがり屋で、まゆりからはいつも「コスプレして」と頼まれるが断っている。


●フェイリス・ニャンニャン CV:桃井 はるこ

『シュタインズ・ゲート』

「フェイリスに勝とうなんて百年早いニャン!」

 フェイリスというのはバイトしているメイド喫茶“メイクイーン+ニャン2”での名前。まゆりとはバイト仲間である。すごくブリッコ。男を虜にする小悪魔系。言葉遣いも、恥ずかしいほどにやたらとニャンニャン語が入る。どうやら育ちはよさそうであるが、決してそれを表に出したりしようとはしない。


●桐生 萌郁(きりゅう もえか) CV:後藤 沙緒里

『シュタインズ・ゲート』

「桐生萌郁。……よろしく」

 編集プロダクション“アーク・リライト”のバイト。“IBN5100”という幻のレトロPCを探しているらしい。極度の携帯電話依存症で、常に携帯電話をいじっている。人とのコミュニケーションにおいては、会話とメールではまったく印象が異なる。


●橋田 至(はしだ いたる) CV:関 智一

『シュタインズ・ゲート』

「スーパーハカーって呼ぶなよぅ。スーパーハッカーだろ常考」

 2次元から3次元まで節操なく萌える、アクティブなオタク。よくしゃべる。@ちゃんねる用語を連発する。セクハラ発言も多め。オカリンとは高校時代からの仲。オカリンからの無茶な注文には、基本的に「めんどくさい」という理由で手伝おうとしないか、本気を出さず適当に済まそうとする。ただしオカリンのことは友人として信頼している。プログラムやらハッキング技術やらには強い自信を持っている。(スーパーハッカーと呼ばれるのはうれしいが、スーパーハカーと呼ばれるのは気に入らない)基本的にいつもPCの前にいる。


(C)2009-2010 5pb. Inc./Nitroplus

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データ

▼『STEINS;GATE』
■メーカー:ニトロプラス
■対応機種:PC(対応OS:Windows XP/Vista/7)※32bit版のみ対応
■ジャンル:AVG
■発売日:2010年7月30日
■価格:未定
 
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