2010年4月30日(金)
どうも、『アルトネリコ3』応援ページ担当・ゲゲンです! 『アルトネリコ3』の発売から3カ月ほど経ち、ゲームの方は一段落ついたころでしょうか。しかし、設定資料集も発売されましたし、関連CDの発売、そしてアル・ルゥが主役のダウンロードコンテンツの配信など、期待のコンテンツはまだまだ控えておりますので、ファンとしては楽しみが尽きません。
そんな『アルトネリコ』シリーズですが、電撃オンラインで1カ月ほど前に、『アルトネリコ3』応援企画第4弾として“開発陣へのメッセージ大募集”を行い、ユーザーの皆様から熱いメッセージを送っていただきました。皆様、覚えておいででしょうか。
もちろん、その時に送っていただいたメッセージはすべて熟読させていただき、私から開発陣へとお届けしていました。が、今回なんと! そのメッセージに対して、開発陣を代表してバンダイナムコゲームス・河内厚典プロデューサーと、ガスト・土屋暁ディレクターよりお返事をいただきました!! まさか本当にお返事をいただけるとは……。
さすがに全メッセージ(3桁を超える投稿数)のすべてにお返事をいただき、さらに投稿を全文掲載するのは無理なのですが、投稿していただいたメッセージの一部と、それに対するお返事を掲載します。ゲーム開発への真摯(しんし)な姿勢がうかがえるだけでなく、気になるあのバグ(?)についてもバッチリと回答がありますので、ファンの方は要チェックですよ!
『3』楽しませてもらいました。今回驚いたのは男連中もパージしたこと……ある意味衝撃でした。まさかのふんどし! とか、なんか『アルトネリコ』の世界の深さを変なところで感じたりしました。これからもおもしろい作品を期待しています。(nyann さん)
【河内氏コメント】
パージのシステムを作る際に、男女平等であるべきと考え、当初からアオトたちも脱ぐことは決めていました。結果、パージとしての脱ぎ方と違う脱ぐ理由を用意しないといけなくなり、その設定作りには苦労したものです。
『3』ならびに『アルトネリコ』シリーズを手がけてこられた開発陣の皆さんに、まずは感謝したいと思います。素晴らしい作品を世に出してくれてありがとうございます。私はこの作品と出会えて本当によかったと思います。初めて『アルトネリコ』と出会った時は“ムスメ調合RPG”というよくわからないジャンルから、いかがわしい想像をしておりました。そしてその想像は間違っていませんでした(笑)。
しかしプレイしていくうちに、それ以外の部分にも深くハマっていきました。精神世界へのダイブを通じ、ヒロインと主人公が深くつながっていく中で、第三者の私も2人と一緒に深くつながっていくように感じることができました。このゲームはプレイヤーの心に直接響かせる詩があり、音楽があり、そして絆(きずな)がある素晴らしいゲームだと思いました。最新作の『3』も素晴らしい作品に仕上がっていると思います。しかし、一ファンとしては早くも次回作への期待をしていたりします(笑)。私たちの心に響く作品を期待しています! そして、今後も『アルトネリコ』を応援していきます!(ROCK君。 さん)
【河内氏コメント】
いろいろと感じてもらえてうれしいです。 我々も毎回、多面的な要素を考えられるだけ詰め込んで開発を進めており、その中の出きるだけ多くの要素に共感を持っていただき、楽しんでもらえるように頑張っています。紹介しやすい要素は“脱ぐ”等になっていますが、それ以上の楽しみもあることを、多くの人に紹介していただければと思います。
初めまして。いつも『アルトネリコ』を楽しくプレイさせていただいております! 『アルトネリコ』といえば切なくて倒しづらいラスボスですが、ラスボスや敵キャラクターを決める上で意識していることはありますか? あと、なぜ“ミュートルート”がなかったんですか! ミュートかわいすぎるでしょうミュート!(りすてる さん)
【土屋氏コメント】
『アルトネリコ』シリーズでは、敵役であろうとラスボスであろうと、必ず目的と信念があり、その信念にもとづいて行動した結果であるということを心がけています。主人公と敵対するのにはそれなりの理由があるからであって、出逢いや境遇、ちょっとしたタイミングが違えば、もしかしたら仲間だったかもしれない、という敵役もたくさんいました。そういった、「コイツ敵なんだけど、言いたいことはわかるぞ」というような共感できる敵、誠意を持って戦える敵というものを目指し、制作しています。
また、“ミュートルート”を未搭載の件、申し訳ありませんでした。またミュートがかわいすぎまして申し訳ございません。今後制作いたします際には、よりかわいくて生きているのがつらくなるようなキャラクターを目指し、さらなる暴走に努めますので何卒よろしくお願い申し上げます。
『アルトネリコ』のおかげで、音楽に興味を持ちました。(ヤスシ さん)
【河内氏コメント】
音楽や詩は、本当に多くの皆さんの心に、メッセージを届けられればと思い作っています。そこに多くの思いをこめられることを感じていただき、興味を持っていただければ幸いです。
『3』が初めての『アルトネリコ』でしたが、非常に楽しむことができました。音楽が好きな私は、“音楽に合わせて攻撃する”というシステムに惹(ひ)かれて購入してみました。プレイ前は、内容は普通のRPGで、戦闘システムだけが特殊なんだろうと(脱ぐのも含めて)思っていましたが、そんなことはありませんでした。
作りこまれた世界観に、キャラクター1人1人の想い、そして美しい音楽と、注目するところが多々ありました。そしてエンディングの数も豊富なので、このヒロインとのエンディングはどうなるのかと、すぐに次の周回に入ってしまいました。そしてどのエンディングも、キャラの気持ちがよく表現されており、最後まで楽しむことができました。音楽と愛情の物語、とても楽しむことができました。予約特典のファンブックもとても素晴らしかったです。(あさぎり さん)
【河内氏コメント】
『アルトネリコ』に登場するキャラクターの全員が、見せ場を持った魅力的なキャラクターになるように、スタッフ一同、知恵を絞って生み出しています。多岐に渡るエンディングを用意するのは、とても大変なのですが、1人1人がこの世界で生きたキャラクターになるようにすることは、頑張りがいのある苦労なのです。
ストーリー、ネタなど、ともにとても楽しめた作品でした。もっと薄着をめざして頑張ってください! (ななあ さん)
【河内氏コメント】
世の中にはいろいろなルールがあるので、その範囲内で最大級の表現を見つけていければと考えています。
『アルトネリコ』は『1』からのファンです! 世界観と音楽に魅せられました。『アルトネリコ』に出会わなかったら、あのヒュムノスに出会わなかったらと思うと……想像がつきません。コスモスフィアでは毎回いろんなことを考えさせられます。人の価値観と触れ合うという面では、他のRPGと一線を画していると思えます。そして毎回、かわいいキャラをありがとうございます、ホントにもうw
あと「なぜルートがない!!」と叫ぶこともしばしばです。周回プレイも、キャラのためならいとわないです。最後の選択肢はパンドラの箱気分ですw 次回作があることを信じ、いつまでも応援しています。頑張ってください。お疲れ様でした!(真夜中の自由人 さん)
【土屋氏コメント】
コスモスフィアは、『1』の時、大冒険のところからのスタートでした。最初から現在のアドベンチャー形式にしようと決めていたわけではなく、無限ダンジョンのようなところを探索するとか、すごろく式に進んでいって止まったマスの能力が開花するといった、無機的なものからスタートしました。
コンセプトは最初から“ヒロインとの絆を強化する”というものでしたので、それなら探索よりも、ヒロインの過去や心の傷を共感できるシステムがいいな、ということでアドベンチャー形式にしています。
しかし、これで骨組みがアドベンチャーと決まりましたが、その中身、ストーリーをどうするかは、さらに時間を掛けて考えました。最初は心の中だということで、意味不明な夢的なものにしようと思っていました。皆さんもそうだと思いたいのですが、夢の中って結構意味不明な終わり方をしたり、謎な挙動をしたりしますよね? そういうのを描いて、プレイヤーの皆さんに夢分析をしてもらおうかと考えていたわけですね。それが世に出回っていたら、今ごろ皆さんはユング、フロイト派の心理学者になっていたか、『アルトネリコ』から離れていたかどちらかでしょう。
結果、物語風でわかりやすく、かつ精神世界ということで、心の内側にあるドロドロを出したものにしようと決め、オリカから作り始めたのでした。精神世界はその何でもアリ感もそうですが、それ以上に人間の包み隠さない真理を正直に描いても怒られないところが気に入っています。皆さん誰もが持っている秘めごとを、ヒロインの精神世界内での秘めごとと照らし合わせて、自分とヒロインだけの脳内カミングアウト大会ができたり、「そう思ってるの俺だけじゃなかったんだ!」と安堵(あんど)の息をもらしたりできるのって、とても素敵です。私だけかも知れませんが。
1つ真実を言えば、トランスして我を失いながら執筆した精神世界のシーンは、たいてい後に大変な話題をかっさらっています。といいましても、我を失いながら執筆したところの半分以上は、各方面からやんわりと削除要請をいただき、やんわりと修正していますので、そのままスルーパスだったら一体今ごろどんな状況だったのか、考えると怖くて昼寝もできません。
とても素晴らしい作品をありがとうございました! ゲームで涙が出たのは初めてです。これからのゲーム開発も頑張ってください! 本当に素晴らしい作品をありがとうございました!(夜桜 さん)
【河内氏コメント】
実は我々も開発を進めながら、サキやフィンネルの物語に涙したものです。今後も自らが感動し、楽しめる商品開発をしていきますので、応援をお願いします。
アカネ、アル・ルゥ、ココナが好きです。この3人のコスモスフィアにも行きたいです。続編かファンディスクを出してほしいです!!(みけ さん)
【河内氏コメント】
お待たせしてしまっているDLCは、“アルル”が活躍する物語になっています。もう間もなく完成しますので、楽しみに待っていてくださいね。
1作目をプレイしてから、どんどん『アルトネリコ』の世界やヒュムノスに引き込まれました。何気なく聴いていたヒュムノスも、訳を読んでみると「こんな想いが込められていたのか」と感動しました。ヒュムノスの中では『EXEC_CHRONICLE_KEY/.』が印象深いです。1番なんて決められませんが……。
もし次回作を作っていただけるなら、ハーヴェスターシャやラプランカ伝承、第1紀の時代がメインのストーリーなども見てみたいです。(metafalica さん)
【土屋氏コメント】
『アルトネリコ』の世界を好きになっていただきありがとうございます。ゲームとは直接関係のない、ハーヴェスターシャやラプランカの伝承神話といったものが、多くのファンの皆さまに望まれていることをうれしく思っております。このあたりの伝承神話は、いつか何らかの形でお話を創りたいなぁと思いつつ、なかなか機会がなく、日の目を見ずに今日までたどり着いてしまいましたが、そろそろ私の脳内神話を完結に至らせたいという欲求を、脳内意志であるノーチェ(13歳相当女性形パッツンヘアーでメガネのクールで必ず右手で分厚い本を抱えている、口グセは「お兄様堕落しすぎですわ」)が、下克上により夜寝ている間に書き上げてくれることを祈りつつ、今日も寝ることにします。
『3』プレイしました。迫力のあるBGMやムービーがすごかったです! 今作から始めたのですが、前作をやっていなくても楽しめました。(Poetkuro さん)
【河内氏コメント】
『1』『2』『3』と毎回新しい要素にチャレンジして作っていますので、ぜひ『3』だけでなく他の世界も冒険してみてください。きっと違う感動を味わえ、そして振り返った際に改めて見つけ出せるものがあると思いますよ。
>> アカネ将軍のファンは必見!
え? やっぱりあれはバグだったんですか……!!(2ページ目へ)
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