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2010年7月7日(水)

【PW養成講座12】もうすぐ発売の『M11』の各色の特徴をここでバッチリ確認!!

文:電撃オンライン

■ 『M11』に見る色ごとの特徴 ■

<白編>

じゃあ、ここから『M11』のカードを色ごとに見ていきましょう。『MTG』に登場する5つの色には、それぞれ“色の役割”が定められているけれど、基本セットでは特にその傾向がより強いわね。
さすが基本セットってことだね。
まぁ、そういうことね。では、最初は白のカードから。この6枚をどうぞ。
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白の特徴は、大きくわけて2つあるわ。1つは《審判の日》《糾弾》《目潰しの魔道士》のような、相手のクリーチャーを制するコントロールの要素。もう1つが《テューンの戦僧》や《白騎士》などの優秀な小型クリーチャーと、それを強化する《清浄の名誉》のような呪文よ。
マナ・コストが軽くて強いと言えば、さっき出てきた《先兵の精鋭》もそうだよね。
そうね。まぁ、他にもライフの回復とか、とりあえずどんなパーマネントでも除去できるとか、たくさん特徴はあるんだけど、大ざっぱに言えば白の特徴は上にあげた2つになるわね。
じゃあ、この《悪斬の天使》は? すっごく強そうなカードだけど、どっちの特徴にもあてはまらなくない?
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ええ、そうね。《悪斬の天使》はゲームのイメージを強調したカードなの。つまり、ファンタジーにおける正義を守る天使とか、そういう“白のイメージ”を強調するカードってわけよ。
なるほど~。白を代表する強力クリーチャーってことかぁ。
そういうことになるわね。ただ、《悪斬の天使》はゲーム内においても大きな軸になった1枚だったし、『M11』でもきっとそうなるわね。でも、今回の白の強力クリーチャーはこれだけじゃあないわ。これを見てちょうだい。
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これが『M11』における白の目玉カードになると思うわ。6/6というサイズにくわえて、戦場に出るか、あるいは攻撃するたびに墓地から点数で見たマナ・コストが3以下のパーマネントを戦場に戻せるという破格の能力よ。
序盤に破壊されちゃったクリーチャーとかをどんどん復活させられるわけだ。しかも警戒までついてるから、防御面もバッチリだね。
そうね。特にこのカードが優秀なのは戦場に戻せるのがクリーチャーに限定されていないことね。
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こんなふうに、エンチャントやプレインズウォーカー、土地なんかも戦場に戻すことができるわ。カードを引くだけ引いて墓地に置かれた《ジェイス・ベレレン》を戻してまた引けるなんて、考えただけでもため息がでちゃうわね。はふぅ……。
あー、アユミちゃんそういうのすごく好きだもんね。
しかも、ここで全国のプレイヤーさんに朗報なんだけど、この強力な《太陽のタイタン》が、なんとプレリリーストーナメントの参加賞としてもらえちゃうのよ!
それは太っ腹だね!
これはぜひ皆さんに参加してほしいわね。ちなみにプレリリーストーナメントで採用されるフォーマット“シールド戦”については第6回で解説しているから、ぜひ見てみてくださいね!

<青編>

じゃあ、次は青のカード6枚を見ていきましょう。
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青の特徴は打ち消し呪文をはじめとする豊富なコントロール要素と、カードの引きまし、ライブラリーの破壊ね。
青と言えば打ち消しって感じだよねぇ。
今回は2マナの打ち消し呪文《マナ漏出》が再録されたのが大きいわね。追加で3マナを支払わなければ打ち消しという性能は、序盤から中盤にかけて非常に頼りになるわ。《マナ漏出》は多くの青いデッキで採用されるでしょうね。もちろん私もバリバリ使うわよ!
やれやれ……。他の青のカードはどうなの?
《霊気の達人》《巻物泥棒》はどっちも青らしいカードね。《霊気の達人》は、クリーチャーを手札に戻すことで相手の攻撃を妨げられるし《巻物泥棒》は追加でカードが引けるわ。特に《霊気の達人》は、さっきの《太陽のタイタン》との相性も良好よ。
なるほど、殴り合い向けじゃないけど能力は便利なクリーチャーたちってことだね。
そうね。それから《精神の制御》は、打ち消しそこねた相手のクリーチャーを奪ってこっちの戦力にできるわ。これも青の特徴によく合致したカードよ。
自分で攻めるのが得意じゃないなら、相手のカードを使っちゃえってことかぁ。あとの2枚は、ライブラリー破壊カード?
《ジェイス・ベレレン》はカードの引きましがメインの役割だけど、状況に応じて相手のライブラリーを破壊できるわね。《心の傷跡》は、相手のライブラリーを破壊するために使ってもいいし、あるいはあえて自分に向けて唱えて、大量にたまった墓地を利用するなんて手段もあるわ。
青は相変わらずトリッキーな色だねぇ。
そして、今回の青でもっとも注目したい1枚はこれよ。
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カードを3枚引く? なんか、すごく地味な効果に見えるんだけど……?
たしかにシンプルで地味な効果だけど、さっきも言ったとおりそれは弱いってことじゃあないわ。この呪文の強みはインスタントであることよ。そのおかげで、相手が危険な呪文を唱えたら打ち消し、唱えなかったら《ジェイスの創意》で引きまし、というスキのない動きができるわ。
そっかぁ、打消しのためにマナを残しておきたいから、インスタントで引けるってのはすごい大事なんだね。そう考えると、確かに青にぜひ欲しい呪文って感じだね。
ええ。ここ何年か、インスタントで引き増しができるカードにはあまり強力なものがなかったから、この《ジェイスの創意》の追加はヒジョーにうれしいわね。それにしても《太陽のタイタン》に《ジェイスの創意》と『M11』には使ってみたくなるカードが多くて困っちゃうわ~。

 →続いて黒と赤の特徴&注目カードに迫る!!(3ページ目へ)

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[Text by ねこひげ合同会社/ゆば]

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