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2010年7月16日(金)

NEOGEO・正義と悪のドリームマッチがSTG『ネオジオヒーローズ』で幕を開ける!

文:電撃オンライン

 7月29日にSNKプレイモアから発売されるPSP『NEOGEO HEROES ~Ultimate Shooting~(ネオジオヒーローズ ~アルティメット シューティング~)』。ゲーマー歴が長い人の中には、“NEOGEO”の名前を聞いただけで胸が熱くなる人もいるのでは? そんな気になる本作を、NEOGEO愛して20年のサクライがご紹介します!

 本作は、SNKのキャラクターたちにスポットを当てた縦スクロールSTGです。その名の通り、かつて一世を風靡したゲームブランド・NEOGEOをはじめとした人気キャラクターが登場。1980年代~2005年ごろに生まれた懐かしの名ヒーロー&ヒロインが、ジャンルを超えてシューティングで大暴れします。


『ネオジオヒーローズ』
▲パッケージ画像。2010年になって再びNEOGEOのロゴが見られるなんて……これだけで感極まってしまいます。

■NEOGEOの人気ヒーローたちがタイムスリップ!

 まずはストーリーからご紹介していきましょう。ことのキッカケは、ブラウン・シュガーという科学者が発明したタイムマシン。博士自身はこれを使って“最強の英雄は誰なのか?”を解明しようとしただけなのですが、悪の組織“ダムド”によって奪われてしまいます。過去、未来、そして現在――ダムドの暗躍によって変えられていく、世界の歴史。そうはさせまいと、博士はあらゆる時代から英雄を呼び集め、数多の時代に送り込みます。すべては元の平和な世界を取り戻すために……。

 なんかブラウン博士が主人公みたいになっちゃっていますが、実際のところは博士に集められたヒーローたちこそが主役です。そして敵キャラクターも、ダムドというよりは、ダムドに利用された『ザ・キング・オブ・ファイターズ(KOF)』シリーズの悪役やボスが中心になっています。いわば“NEOGEO・正義と悪のドリームマッチ”といったところでしょうか。キャラクターごとに元いた世界が違いすぎるためか、少々強引なところもありますが、とてもよくまとまった熱いストーリーになっています。

『ネオジオヒーローズ』
▲このおじさんがブラウン博士。サブキャラクターのわりに、登場回数が一番多いのはこの人かもしれません(笑)。

『ネオジオヒーローズ』
▲戦闘前、戦闘後の掛け合いも見どころの1つです。

■往年の人気キャラクター復活に感激!

 お次は、皆さんお待ちかねのキャラクター紹介ですっ! 自機キャラクターとして使えるのは、往年の名作から参戦する人気キャラクター4人に、アーケードで稼働中の『KOF SKY STAGE』にも登場しているキャラクター6人をプラスした全10人。先の4人は、『メタルスラッグ』のマルコ・ロッシ、『サムライスピリッツ 天下一剣客伝』のいろは、『月華の剣士』の一条あかり、『ASO』後継機SYDIIIの搭乗者と、名前やタイトルを見ただけで昔を懐かしんでしまう顔ぶれになっております!! って、なんか1人で盛り上がっているんじゃないかと、少し心配になってきましたが、キニシナイ! ちなみにこの4人、それぞれSNKと縁(ゆかり)のあるイラストレーターさんが新たに描き下ろしていますよ。

マルコ・ロッシ
『ネオジオヒーローズ』
【出典作品:『メタルスラッグ』/キャラクターデザイン:AKIO】

 1996年から続いている、近未来の軍隊をテーマにした2Dアクションシューティング『メタルスラッグ』の主人公。テロリストの基地を単独で破壊するスゴ腕の特殊工作員で、銃やナイフ、手榴弾など多彩な武器を駆使して戦います。通常ショットは残段がなくなると威力が下がる(弾数は攻撃を止めると回復)変わった仕様で、その他の攻撃も『メタルスラッグ』っぽさ全開です。原作シリーズでは、好青年風な時や渋いオジさん風の時などいろいろあったけれど、本作ではかなり渋い雰囲気。でも澄ましていればカッコイイのに、しゃべると結構おバカっぽいです……。


いろは
『ネオジオヒーローズ』
【出典作品:『サムライスピリッツ 天下一剣客伝』/キャラクターデザイン:唯々月たすく】

 もはや説明不要な気もしますが、『サムスピ』で大人気の和風メイド・いろは。『鶴の恩返し』をモチーフにしたキャラクターで、今回も“旦那様”の恩義に報いるために戦います。武器はおなじみの二刀で、風車などのぐるぐる回転しまくる技も相変わらず。原作ではビジュアル&強さの両方を兼ね備えたキャラとして、やたらと使っている人が多かったですね~。アーケードでどれだけ泣かされたことか……。実はこれまで登場したのは1作品だったんですが、まさかこんなところで再びいろはを見られるとは……うれしすぎる!


一条あかり
『ネオジオヒーローズ』
【出典作品:『幕末浪漫 月華の剣士』/キャラクターデザイン:TONKO】

 1997年に第1作が発売された2D格闘ゲーム『月華の剣士』のチビっ娘陰陽師。SNK作品初の関西弁&短パン陰陽師というインパクトが強すぎて、何年経っても記憶に残るキャラクターですね。持ち前の天真爛漫な性格からか、今回の出来事にも喜んで巻き込まれ、陰陽師としての腕試しも兼ねて戦いに挑みます。攻撃手段はもちろん陰陽術で、見た目も性能もおもしろい式神を次々と召喚します。原作では、必殺技の演出がどれもおもしろいのと、ループコンボが極悪だったのが印象的。あと、斬殺(勝負が決まるラウンドで特定の技で相手を倒すと起こる演出)時に、あかりだけ身代わりが斬られる、なんてのもありましたね~。


SYDIIIの搭乗者
『ネオジオヒーローズ』
【出典作品:『ASO(Armored Scrum Object)』/キャラクターデザイン:北千里】

 彼女は、1985年に発売された縦スクロールSTG『ASO』の後継機であるSYDIII(シド・スリー)のパイロット“らしい”です。というのも、原作では搭乗者については一切触れられていなかったので、本作で初お目見えになるキャラクターなんですよね。キャラクター設定としてはほぼ無感情で、任務への使命感が強いアンドロイドのような印象でしょうか。ちなみに『ASO』自体は、いわゆる『ゼビウス』タイプのシューティングで、ゲーム中に何種類ものアーマーを切り替えられるシステムが通好みな作品です。本作でも、実弾のショットにアーマーを換装する必殺技&ボムと、原作に忠実な正統派キャラクターに仕上がっているので、硬派なSTGが好きな人にはたまらないハズ!


『ネオジオヒーローズ』 『ネオジオヒーローズ』 『ネオジオヒーローズ』
『ネオジオヒーローズ』 『ネオジオヒーローズ』 『ネオジオヒーローズ』
▲新キャラばかりに焦点を当ててしまいましたが、もちろん『KOF SKY STAGE』のキャラも活躍しますよ。

→次のページでは、気になるゲームシステムを紹介!(2ページ目へ)

(C)SNK PLAYMORE
※「NEOGEO」は株式会社SNKプレイモアの登録商標です。

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データ

▼『ネオジオヒーローズ ~アルティメット シューティング~』ダウンロード版
■メーカー:SNKプレイモア
■対応機種:PSP
■ジャンル:STG
■発売日:2010年7月29日
■価格:3,990円(税込)

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