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2010年7月14日(水)

【電撃乙女部】ウワサのBLバーに潜入! 禁断の世界にハートクラクラ☆

文:電撃オンライン

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■“ミラクルジャンプ”の人気メニュー・BLシェイカーを見逃すな!!

「ここに来たら、絶対オススメなのが“BLシェイカー”です。これを頼むと、さすが彼ら、腐女子の感覚よくわかってるなぁと思わずにいられません」

 ちょうどその時、店内の別の席で“BLシェイカー”の注文が入りました。みんなが注文の入ったテーブルに注目します。見ても見なくてもいいんですが、凝視せずにいられない光景がこれから始まるのでした。

 “BLシェイカー”を注文したお客さんは、3次元スタッフの中から、好みの2人を指名することができます。そして……攻めと受けを指定し、さらにはお好みのシチュエーションを設けて、2人でいちゃいちゃしながらシェイカーを振ってもらえるのです……っ!!

 はい、そこ! 誰ですか、「はぁ、何それ?」な顔をした人は!!

 正直、この絶妙なえっちぃ感じは、生で見ていただかないと伝わらないでしょう。店内は写真がNGですので、これはもうその場で見るしかありません。その刹那感がまた妄想をかきたてるので、腐女子たるもの悶絶せずにはいられないのです。

 ちなみに私が眺めた注文時には、

 スタッフのせつきくんがてっぺーくんから壁に押さえつけられて……、

 唇が近づきそうな距離で顔を寄せながら……、

 2人の下腹のスキマで、指を絡ませてシェイカー振っていました……。

 私は表情こそニコニコしていたものの、心の中ではものすごい叫び声をあげておりました。

(私の脳内 始)
 唇が、唇がーっ!!
 手が、手の位置がーっ!!
 目線が、目線がとろけてるーっ!!
(私の脳内 終)

 腐なシチュエーションを見ると、その瞬間だけスローモーションに見えるわけで。嗚呼、それは、永遠の一瞬……。

 シェイクが始まるや、店内にわきあがる歓声。妄想力が発動するとかしないとかの問題じゃないよ!! 恥ずかしすぎて、顔 が 赤 く な る よ !! 私の腐女子EYEは、“妄撮アプリ”が全力で起動した状態でした。

 ちなみに振ったシェイカーからグラスに注がれたのは、真っ白なカルピスベースのカクテルでした。ぅわーい(棒読み)。こちら、上級者の常連さんになると、“あえて攻めキャラのスタッフに、受けキャラを演じさせてはずかしめる”という楽しみ方もあるらしいです。……深いぜ、深すぎるんだぜ、腐女子道……。

 その後も、あちらこちらで“BLシェイカー”は大人気。眺めるだけでお腹いっぱい、顔真っ赤っかの私たち。

「恥ずかしくて直視できない……」
「すごい破壊力ですよね」
「ちなみに赤ちゃん、どうしてる?」
「いつもはお腹をける時間帯なのに、超~静かです」
「7カ月にして、空気読む賢い子でよかったね……」


■最後はとろけるようなデザートで

 さて、私たちが楽しんでいる間にも、次々にお客さんがやってきます。ゴスロリファッションをばっちりキメたお人形さんのような女子もいれば、Tシャツにジーンズのラフスタイルなカップルも。5人ぐらいの団体さんもいれば、女性お1人様もちらほらと。もっとくつろいでいたいなーとも思ったのですが、なるべくたくさんのお客さんに入っていただきたかったので、最後はデザートをいただいてお暇することにしました。

「秋葉原のデザートといえば、絵を描いてもらうしかないでしょ!!」

 ドキドキの“BLシェイカー”は注文する勇気のなかった私たちですが、ケーキのお皿に絵を描いてもらうくらいならば気軽に楽しめそう。というわけで、らくがケーキのベリー味を注文しました。絵を描いてくれたのは、スタッフの中でもかなりお絵かき上手という、しゅんくん。

「何を描きましょうか? 2次元スタッフの似顔絵とか?」
「じゃあ、私のお気に入り、メガネスーツな賢太郎をお願いします」
「はーい、頑張りますっ」

 チョコソースのボトルを器用に操って、丁寧に描いてくれました。

【電撃乙女部】
▲これが賢太郎。メガネスーツリーマンの3拍子そろったお約束キャラクター。

【電撃乙女部】 【電撃乙女部】
▲実に真剣です。

「できましたー」

【電撃乙女部】
▲これは……お見事!!

「描いてもらってうれしいけど、食べるのがもったいないー!!」
「メガネくんをいただいちゃってください(笑)」

【電撃乙女部】
▲完食。ごちそうさまでしたっ。

 描いてもらう時間も楽しいし、ケーキやソースも濃厚でおいしくて大満足。そして、絵を描き終えたしゅんくんは、また別のテーブルへ駆けていって、てっぺーくんに襲われながらシェイクシェイクされてました……(赤面)。


■腐女子のための、息抜き空間

 最後は「また来てくださいねーっ」と階段を降りるまで丁寧に見送ってもらって、気持ちよくお店を後にした私たち。帰り道は、気になるスタッフさんの話に花が咲きました。

「てっぺーくんかわいかったなぁ。攻めキャラらしいけど」
「私は最終的に、タカヒロさんが気になりました。汗をふきふき、カウンターの中で働いてる姿が、妙にツボで」
「あー、わかるわかるっ」

 秋葉原の“手が届くアイドル”に近い感覚で楽しめてしまったBLバー。腐女子が一般人の仮面を脱ぎ捨てて、思う存分羽を伸ばせる空間。ありそうでなかった、不思議な刺激と居心地のよさが印象に残りました。

「次に行った時は、“BLシェイカー”注文しようね」
「カップリングで悩んじゃうんですよねぇ」
「思いついただけ頼めばいいんじゃない?」
「そんなオトナセレブな楽しみ方、無理っ」

 いろーんな意味でどうにも魅惑的な“ミラクルジャンプ”。気になる人は、夏コミにもメンバーが直参するそうなのでチェックしてみてはいかがでしょうか。2次元スタッフの本も出るそうですし、3次元スタッフに至ってはCDデビューが近いとのウワサも……。

 個人的には、腐女子なお客さんのニーズにあわせて、徹底したサービス精神で応対するスタッフさんたちの心意気に素直に感じ入りました。プロだなぁとしみじみ。興味がある人はしり込みせずに、ぜひ一度訪ねてみてはいかがでしょうか。そして、ぜひ“BLシェイカー”を頼んで、リアルな妄想のトビラを開けてみてください! 何かがミエルヨー!(エース)

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