News

2010年7月25日(日)

【電撃鉄砲隊 第13回】『MASSIVE ACTION GAME(MAG)』DLC第3弾をプレイ!

文:電撃オンライン

 全国のFPSファンの皆さん、こんにちは。青毛野郎のFPS初心者向けコラム“電撃鉄砲隊”第13回です。

【電撃鉄砲隊 第13回】『MASSIVE ACTION GAME(MAG)』DLC第3弾をプレイ!

 先週は休載しちゃってすみません。大人にはいろいろと事情がありまして……。と、出だしからこんなですみません。もうホントすみません。さていきなりですが、青毛野郎は最近、当コラムでもよく話題に挙がるSCEさんのPS3用FPS『MASSIVE ACTION GAME(MAG)』がマイブーム中。

 『MAG』は、最大256人のオンライン同時対戦を実現した多人数差参加型のFPSで、大人数によるドッカンドッカン激しい攻防が楽しめてしまう作品です。本作は、参加者の倒された数が勝敗に直結しづらいルールが用意されていて、初心者でも気楽に参加し、そして倒されることができるのが個人的に好きだったりします。前線で戦うだけでなく、仲間を蘇生させたり、拠点を修理したりすることででもチームに貢献でき、手軽に一緒に戦っている感が味わえるところもナイス。

 FPSのオンラインプレイは基本的に対戦形式なので、殺伐としてナンボなところもあるのですが……ゲームでそこまでストイックになりたくないって時もありますよね。『MAG』はそのへん、前述した要素のおかげで殺伐さが薄めに感じられるため、ホントにとっつきやすいゲームなんです。

 その一方で、指揮官になって味方に指示を出しチームを勝利に導くという要素もあるので、戦術面でも独自の楽しさがあり、やり込む余地もちゃんとあります。なので、濃い目のFPSファンの方もご安心を(もちろん、ゲーム中で実績を積んでからの話ですが)。

【電撃鉄砲隊 第13回】『MASSIVE ACTION GAME(MAG)』DLC第3弾をプレイ!
▲通常は、鎮圧作戦や襲撃作戦などのルールから自分が参加したいルールを選択するが、現在、ルールに関係なく自動振り分けで参加する場所が決められる“緊急配置”で出撃すると、得られるポイントが2倍になるキャンペーンが行われている。レベル上げのチャンス!

■配信中の追加ダウンロードコンテンツ“殲滅作戦パック”とは?

 さて、そんな『MAG』ですが、6月23日より配信されている追加ダウンロードコンテンツ(DLC)の“殲滅作戦パック”(価格は1,000円・税込)について知りたいとのご意見を読者様からいただきましたので、ご紹介しましょう。

 『MAG』の追加DLCはこれまで、武器の追加が中心の“トルーパーパック”と“マークスマンパック”が無料配信されましたが、今回の殲滅作戦パックの主な内容は次の通り。

・新ゲームモード“殲滅作戦”+専用新MAP3種の追加
・各PMC(プレイヤーが所属する民間軍事組織)ごとに、改良型重装備が支給
・新たな称号、勲章、トロフィーの追加

【電撃鉄砲隊 第13回】『MASSIVE ACTION GAME(MAG)』DLC第3弾をプレイ! 【電撃鉄砲隊 第13回】『MASSIVE ACTION GAME(MAG)』DLC第3弾をプレイ! 【電撃鉄砲隊 第13回】『MASSIVE ACTION GAME(MAG)』DLC第3弾をプレイ!
▲追加された改良型重装備。左から、レーヴン用“重セラミック複合メッシュ”、セイバー用“三重層防弾装”、ベイラー用“多重構造ファイバー。それまでの最上位防具と変わらぬ防御力を持ちながら、重さは改良前からの据え置き。ただし、装備に必要なコストが1,200cと高めだ。

■FPS伝統(?)のルールが楽しめる“殲滅作戦”

 今回の追加コンテンツで最大のファクターは、“殲滅作戦”の追加でしょう。

 このルールは64人vs64人で戦い、相手陣営の勢力ゲージを0にしたほうが勝ちというものです。勢力ゲージは、マップに3つある指揮所を相手に奪われてしまうと、その間に少しずつ減っていきます。また、勢力ゲージは出撃回数も表していて、倒されて再出撃することでも減っていきます。つまり、敵をより多く倒しつつ、指揮所をより長い時間占拠し続ければ勝ちというわけです。

 と、内容的に見るとFPS好きの人にとっては、おなじみのルールといえましょう。ただ、『MAG』の場合はどれだけ個人が倒されてもチーム自体は不利にならないルールが多かったので、そういう意味では目新しいですね。さらに言えば、『MAG』は攻撃側と防御側に最初から分かれて拠点を攻防するようなルールが多いのですが、殲滅作戦に攻守はなく、わりとイーブンな状態で戦う点も大きな違いになっています。

【電撃鉄砲隊 第13回】『MASSIVE ACTION GAME(MAG)』DLC第3弾をプレイ!
▲画面上部にある青と赤のゲージが勢力ゲージ。青が自軍、赤が敵軍を表す。どちらかのゲージがなくなった時点でゲーム終了になる。

 また指揮所以外の重要な拠点として、迫撃砲があります。迫撃砲は各陣営に1台ずつあり、これがあれば砲撃支援が可能です。他のルールでも同様ですが、敵に壊されてしまわないように防衛&修理することが大切です。

【電撃鉄砲隊 第13回】『MASSIVE ACTION GAME(MAG)』DLC第3弾をプレイ!
▲これが迫撃砲。破壊されないのが一番だが、万が一壊れても修理キットで直せる。

 それと、このルールではフィールドにAPC(装甲兵員輸送車)が配置されています。APCは集団で素早く移動できるだけでなく、倒された際の再出撃ポイントにもなる貴重な存在なので、これの使い方が戦術上、非常に重要。具体的には、攻撃すべき拠点から少し離れた場所で待機させ、味方が素早く攻め込めるようにするわけですね。見た目が戦車みたいで強そうだからと、むやみに前線で待機してもやられるだけなので、要注意ですよ。

 さて、そんな“殲滅作戦”ですが、『MAG』の他のルールと比べて倒された数が勝敗に影響を与えてしまう分、初心者的には不安に感じることもあるかもしれません。でも、やってみた感じでは、少々倒されたからといってモリモリとゲージが減っていくということはないので、FPS初心者さんもご安心を。やはり勝敗を分けるのは“いかに指揮所を確保するか”ですので。

 そういえば、青毛野郎はこのところ衛星施設を攻防する“妨害作戦”というルールばっかりプレイしていたので、APCが出てくる“殲滅作戦”で久しぶりに修理キットやロケットランチャーを持ち出してみました。特に修理キットは、サポート役が大好きな青毛野郎的にすごく楽しいです。あの地道に溶接している(ように見える)のがいいですね。そして、修理しているそばからガンガン攻撃されて、APCもろとも吹っ飛ばされた時の切ない気持ちといったら! ってまあ、こんなこと言ってるのは青毛野郎くらいなものでしょうけど。

【電撃鉄砲隊 第13回】『MASSIVE ACTION GAME(MAG)』DLC第3弾をプレイ!
▲主砲もあって、とっても強そうなAPC。でも、やっぱり輸送車、意外ともろいのです……。ロケットランチャー以外にも、手榴弾(しゅりゅうだん)やグレネードランチャーでももりもりダメージを受けてしまうの要注意。

■『MAG』をプレイしていて思うこと、いろいろ

 というわけで、今回はもっと『MAG』プレイヤーが増えたらいいなーとか、追加パックを期に「ちょっと離れてたけど、また『MAG』やってみようかな」とか思ってもらえたらとか、そんな気持ちもあって取り上げてみました。

 某ネットショップのレビューを見ると、世間的にも結構好評なようですし、これからFPSを初めてみたい人には、青毛野郎的にもすごくオススメしちゃいます。定価が安くて買いやすいのもグッド。敷居の低さは、上級者にとって物足りなさにつながるのかもしれませんが、FPSが普及していくうえで、こういった入門用タイトルがあるのはすごくよいことだと思うのです。

 「効果音が軽い」なんて意見もあるようですが、個人的には本気でまったく気にならないというか、ビュビュビュビュ!(青毛野郎的にはこう聞こえる)って着弾音、結構好きなんですけどね。なんか気持ちいいです。クセになるっていうか……まあ好みの問題ですけど。

 それと、必ず1つのPMCに所属して他の陣営と勢力争いをするというシステムがちょっと特殊なため、最初は少々わかりづらいところもありますが、慣れてしまえば所属するPMCへの忠誠心が芽生えたりもするので、そういう部分も『MAG』特有かなと。あ、“蘇生”のスキルをアンロックしないと倒れた仲間を蘇生できない点は、ちょっとだけ残念でした。「初心者だし、最初は衛生兵として頑張るぞ!」と思いきや、スキルがないので倒れた味方を助けられないというもどかしさ……。「衛生兵とあなどるなかれ」ってことですね。衛生兵志望でも、ちゃんと戦場で経験を積まないとダメってことで、初心者さんもがんばってスキルアップにいそしみましょう。

 まだまだこれからもアップデートやDLCが配信予定のようなので、青毛野郎的には『MAG』がさらに盛り上がってくれるとうれしいですね。もちろん、新ゲームモードも期待しています!

【電撃鉄砲隊 第13回】『MASSIVE ACTION GAME(MAG)』DLC第3弾をプレイ! 【電撃鉄砲隊 第13回】『MASSIVE ACTION GAME(MAG)』DLC第3弾をプレイ!
▲倒れた仲間を復活させるには、“医療キット”→“蘇生”の順でスキルをアンロックする必要がある。もどかしいぜ!

 さて、今回はめずらしく、1つのタイトルを紹介するという形になりました。今後は気になる新作をひと足先にプレイ! みたいなこともできたらいいと思っています。そんなわけで、みんなも『MAG』で遊ぼうぜ! ではでは。OVER。



バックナンバー
第1回第2回第3回第4回第5回第6回第7回第8回第9回第10回第11回第12回

(C)2010 Sony Computer Entertainment America LLC.

データ

関連サイト