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2010年7月29日(木)

『初音ミク -Project DIVA- 2nd』本日発売! 購入を迷っている人へのプレイレポ

文:電撃オンライン

■新要素の同時押しと長押しがいい感じ!

 前作の不満点の1つに、“プレイ感が単調”というものがありました。それを解決したのが、新要素になる“同時押し”と“長押し”です。今作では、十字キーの上下左右にも○×□△ボタンと同じ機能が与えられていて、同時押しのターゲットが飛んできた時は、同じボタンを2つ同時に押さなくてはいけません。

『初音ミク -Project DIVA- 2nd』 『初音ミク -Project DIVA- 2nd』
▲たとえば、下向きの同時押しターゲットの場合は、十字キー下と×ボタンを、右向きの場合は、十字キー右と○ボタンを押します。

 両手を使うことで、片手だけでプレイする前作よりもプレイにメリハリができたかなと思います。また、同時押しとは直接関係はありませんが、十字キーとボタンを組み合わせることで、連打が楽になったのもうれしいですね。○連打の場合も、○→右→○……と押せるようになりましたし、シビアな連打もやりやすくなったのではないでしょうか。

 ヘビのような長いターゲットがくると、長押しの出番になります。こちらは、ターゲットの頭にあわせてボタンを押しっぱなしにし、尻尾にあわせてタイミングよく離す必要があります。離す時も1コンボとして判定されるので、慣れないうちは難しいかも……。細かい長押しが連続で飛んでくる譜面もあり、前作にない新鮮なプレイ感を得られます。

『初音ミク -Project DIVA- 2nd』 『初音ミク -Project DIVA- 2nd』
▲長押しは、押す時よりも離す時のほうが難しく感じました。“離す”のを意識した方がうまくプレイできそうですね。

 なお、同時押しと長押しは『初音ミク -Project DIVA- Arcade』でも実装されていますが、仕様が異なります。アーケード版をプレイ中の人も、また違った感覚で楽しめるでしょう。

■初心者でも上級者でも楽しめる難易度設定

 新要素が追加され、「難しくなりすぎじゃない?」と思った初心者の方。ご安心ください。従来通り、難易度はEASYがありますし、今回は減ったゲージを回復してくれたりする“ヘルプアイテム”なども用意されています。「お気に入りの曲なのに難易度が高すぎ!」という場合も、このヘルプアイテムを使えばなんとかなるはず。「いやいや、まずEASYが無理だから!」という人は、はちゅねミクが教えてくれるチュートリアルをプレイしましょう! これで無理なら頑張るしかない!

『初音ミク -Project DIVA- 2nd』 『初音ミク -Project DIVA- 2nd』
『初音ミク -Project DIVA- 2nd』 『初音ミク -Project DIVA- 2nd』
▲ヘルプアイテムは、プレイ前にセットして使います。画面右下の丸がアイテムの使用回数になっています。たっぷり持ち込めば、きっとクリアできるはず!

 そして、前作で初心者の前に立ちはだかった“モジュール集め”も改善されています。今作では、モジュールやルームアイテム、そして先ほどのヘルプアイテムなどは、すべて“DIVAポイント”で購入する形式に変更されました。DIVAポイントは、楽曲をプレイすることでたまります。つまり、前作のように最高難易度をクリアせずとも、やり込んでいればいつかはコンプリートできる仕様になっているのです!

『初音ミク -Project DIVA- 2nd』 『初音ミク -Project DIVA- 2nd』
▲ポイントは、クリアする難易度によって増減します。難しい難易度でクリアした方が効率はいいので、練習あるのみ! あきらめずに遊び続けていれば、少しずつうまくなっていきますヨ。

 最近僕は『初音ミク -Project DIVA- Arcade』もプレイしているのですが、客層を見ていると、神プレイする人だけではなく、初心者の方もたくさんいるなぁと思います。なのであまりニガテ意識を持たず、気軽にマイペースに遊べばいいのではないでしょうか。

 しかしながら、前作は初心者から「難しすぎる!」という声が上がる一方、上級者からは「簡単すぎる!」という声が上がったゲームでもあります。僕の知り合いでも、2日で全曲フルコンボしてしまった人がいますし、僕自身も『金の聖夜霜雪に朽ちて』のHARD以外はフルコンボできました。リズムアクションに慣れている人にとっては、確かに簡単だったと思います。この難題に応えるべく実装されたのが、新難易度“EXTREME”。HARDの上です。個人的には、この“EXTREME”が“ちょうどいい難易度”だなーと思います。クリアするのは簡単、フルコンボはちょっと難しい、ぐらいのレベルですね。

 しかし、そんな“EXTREME”をもってしても、神のような人たちには簡単な気がします。そういう人のために、cosMo@暴走Pが作ってくださった新曲『初音ミクの激唱』が用意されています。はっきり言って、この『初音ミクの激唱』EXTREMEのフルコンボは鬼門。信じられないかもしれませんが、初見ではほとんどの人がゲージがなくなって一瞬でゲームオーバーになるでしょう。これはもう『初音ミク -Project DIVA- 2nd』がどうこうではなく、cosMo@暴走Pさん&セガスタッフさんとの戦いだと思います!

『初音ミク -Project DIVA- 2nd』 『初音ミク -Project DIVA- 2nd』
▲1曲だけ難易度が突出している『初音ミクの激唱』。当然ですが、『初音ミクの消失』の上を行く難易度です。リズムにあわせて押すというか、連打? 連打というか、耐える? そんな感じ。10回ほど挑戦しましたがクリアできませんでした……。

■プレイ環境も向上!

 本作では、プレイ環境もぐっと改善されています。個人的にうれしいなと感じたのは、次のあたりでしょうか。

 ・処理落ちしなくなった
 ・モジュールをフリープレイの画面から変更可能
 ・データインストールに対応し、ロード時間が短縮

 今作から、キャラクターを同時に2キャラクター表示させられるようになり、処理落ちしないか気掛かりでしたが、遊んでみるとまったく感じません。どんな謎の技術が使われたのかはわかりませんが、これでストレスなく快適に遊べそうです。

『初音ミク -Project DIVA- 2nd』 『初音ミク -Project DIVA- 2nd』 『初音ミク -Project DIVA- 2nd』
▲モジュールを直接変更するのも、あると便利だった機能。デュエット曲の場合は2キャラクターとも設定できるので、たとえば違うモジュールを使えばミクとミクを一緒に表示させることもできます(同じモジュールを同時に表示させることはできません)。

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