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2010年8月12日(木)

生死をかけた学園生活とは!? 矛盾をついて相手をねじふせる『ダンガンロンパ』

文:電撃オンライン

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■課せられた不条理なルール

 希望ヶ峰学園に迎えられた高校生15人は、才能の保護という名目のもと、一生学園内で過ごすことを強いられる。常軌を逸した命令に誰もが反発するが、モノクマは「学園の外に出るための条件も用意している」と言い放つ。

それは“他の生徒を殺すこと”

 殺人事件が発生した後には、真犯人を特定するための“学級裁判”が開かれ、議論の末に多数決で犯人を決定することになる。学級裁判の結果、生徒たちが正しく真犯人を指摘できた時は、真犯人はお仕置きとして殺されることになる。

 しかし、もし間違った人物を犯人として導き出してしまった場合は、罪を逃れた真犯人だけが生き残り、そして卒業。それ以外の生徒は真犯人を間違えたという罪で全員お仕置き送りになってしまう。

『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』 『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』
誰も人を殺めたくないはず……。しかし、モノクマの巧みな誘導により、殺人事件が発生してしまう。犯人を正しく特定すれば、犯人がお仕置きされる。しかし間違えてしまうと、真犯人以外が全員お仕置きされることに。
『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』 『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』
犯人だけでなく、全生徒が命をはって学級裁判に挑んでいる。学級裁判中はひと言たりとも見逃せない!仲間でさえも疑わなければならない。そんな極限状況の中で、話が目まぐるしく展開していく。

■新たな試みのハイスピード推理アクションとは!?

 “ハイスピード推理アクション”とは、推理アドベンチャーとアクションを掛けあわせた新しいジャンル。捜査パートで集めた証言や証拠から事件の全体像を推理し、ハイスピードで展開する学級裁判の中、アクションテクニックを駆使して相手の発言の矛盾を打ち抜く――といった、これまでにないエキサイティングなゲーム体験を楽しめる。

 この推理アクションの要となる学級裁判では、数種類のモードが用意されている。また、学級裁判中の議論は、豪華声優陣を起用したフルボイス演出となっている。実力派声優による鬼気迫る演技にも注目したい。

『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』 『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』
捜査パートでは、仲間と話したり怪しいところを調べたりして証拠や証言を集めていく。証拠や証言は、学級裁判中は“言弾(ことだま)”と呼ばれる弾丸になる。
『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』 『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』
学級裁判中は、議論が次々に展開する。画面を流れていく生徒たちの発言から矛盾点を探し出していこう。矛盾する発言を見つけたら、それに適した“言弾”を素早く選択し、適所を狙って引き金をひこう。議論は時間の経過とともに刻々と進んでいくので、学級裁判では洞察力、判断力、そしてアクション能力が問われる。
『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』
正しい“言弾”で矛盾点を論破! この爽快感は『ダンガンロンパ』ならではの要素だ!

 学級裁判には、さまざまなモードが存在する。シューティング要素のあるものや、1対1の言葉の連打で相手をねじ伏せるものなど、バリエーション豊かだ。各モードの詳細は、今後明らかになっていくという。

『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』 『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』
ひらめきと直感が試されるモードも存在する。反応力と想像力を駆使して、相手を論破しよう!ハイスピードで言葉を応酬する、マシンガントークバトル! タイミングよくボタンを押していくリズムゲームのように見えるが、はたして?

■奥行きのある“2.5Dモーショングラフィック”

 『ダンガンロンパ』では、3D空間内に2Dイラストで描かれたキャラクターやオブジェクトを置くことで、平面的でありながら立体感がある“2.5D空間”を実現している。さらに、独自のモーション技法によるカメラワークを施すことで、2.5Dモーショングラフィックという新たな表現方法を開発。これにより本作の持つ独特な世界観を、よりスタイリッシュに描き上げている。

『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』 『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』
学級裁判シーンやイベントシーンにとどまらず、捜査パートで移動する学園内もすべて2.5Dモーショングラフィックで表現している。操作パートで室内に入った時には、ポップなイラストで描かれたオブジェクトが、飛び出す絵本のようにポコポコと現れる。
『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』 『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』 『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』
イベントシーンも、2.5Dモーショングラフィックによってダイナミックに展開する。ムービーのスクリーンショットを見て、動きが気になった人も多いのでは?

 公式サイトでは、ムービー第1弾の配信が始まっている。作品の雰囲気をつかむことができるので、気になる人はぜひ見てほしい。

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