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2010年8月24日(火)

ゲームヤロウ、“戦国乱世頂上決戦 灼熱の名古屋”を開催

文:電撃オンライン

 ゲームヤロウは8月21日、PC用オンラインACT『サドンアタック』と『鉄鬼』両タイトルの公式大会“SAOMT Season4”および、“鉄鬼 機動大戦”を行なうイベント、“戦国乱世頂上決戦 灼熱の名古屋”を、愛知県の名古屋市中小企業振興会館で開催した。

『鉄鬼&サドンアタック』 『鉄鬼&サドンアタック』
▲試合会場とは別に設けられた、リアルガチャのフロア。開場時間の11時にはご覧の通り長い列ができあがっていた。それにしても来場者は男性率99%(体感値)……。

■『鉄鬼』優勝クランは“のりこねダッシュ”

 当初は参加クランによるトーナメントが予定されていたが、会場が名古屋ということもあってか出場辞退も重なり、急遽リーグ戦へと変更された“鉄鬼 機動大戦”。敗者復活を含む出場クランは“鋼雪機兵団”、“Nexus”、“のりこねダッシュ”の3クランであった。

 ゲームモードはサドンデスで、1チーム7名(補欠2名)。後半3ラウンドの計6ラウンドを戦い、引き分けの場合は両チームに1ポイントずつ付与される。Javelin-Xなどの一部武器は使用不可能全だ。使用マップは開会式でプロデューサーが抽選を行い、対戦組み合わせとマップは以下の通りとなった。

第1試合:鋼雪機兵団 VS Nexus (MAP:フライス)
第2試合:のりこねダッシュ VS 鋼雪機兵団 (MAP:ホーリータウン)
第3試合:Nexus VS のりこねダッシュ (MAP:シーポート)

 第1試合のフライスは、ベータテストから実装されていて研究されつくしたマップ。鋼雪機兵団とNexusは両チームともデュアルとヴィンチェレがメインの構成。第3ラウンドではNexusが試合開始と同時に全員で奇襲攻撃をかけ、1分もしないうちに鋼雪機兵団を全滅させた。いきなり開場が盛り上がるいい試合展開を見せてくれたのだが、ここで鋼雪機兵団側の1人がクライアント落ちというアクシデントに。次のラウンドが始まっても不具合が直らず試合が一旦中止となった。再開後は第1ラウンドからのやり直しで、Nexusがほぼストレート勝ち。勝率82%というクランデータに恥ずかしくない結果を見せた。

『鉄鬼&サドンアタック』 『鉄鬼&サドンアタック』

 第2試合めは引き続き鋼雪機兵団と、前大会にも出場経験があるのりこねダッシュが、ホーリータウンで対決した。直線が多く見通しがよいこのマップは、いったん攻め込まれると一方的な試合展開になりやすい。普段の対戦では見通しのよさを生かすために、狙撃型のブリッツを選ぶプレイヤーもいるが、両クランともHPのあるヴィンチェレを盾にしつつ、強襲型のデュアルでの接近戦を選んだようだ。また、ヴィンチェレを長く前線に立たせるために、整備型のヴェロックスも今回は登場した。

 前半戦はのりこねダッシュ、後半戦は鋼雪機兵団がポイントを取り引き分けに。最終的には各試合の生存者数で勝敗を決めることになり、第2試合はのりこねダッシュが勝利した。

 事実上の決勝戦となったNexusとのりこねダッシュによる第3試合。戦いの舞台となるシーポートは最近実装された比較的新しいマップで、3層構造になっており高低差が激しいのが特徴だ。高低差を利用して背後を取りやすいマップだけにお互いやや慎重な試合運びとなり、前半1、2ラウンドは引き分け。3ラウンドでのりこねダッシュが勝利し1ポイントを得た。続く後半も4、5ラウンドはまたもや引き分けで6ラウンド目にのりこねダッシュが勝利。本大会の優勝クランとなった。

『鉄鬼&サドンアタック』 『鉄鬼&サドンアタック』 『鉄鬼&サドンアタック』
『鉄鬼&サドンアタック』
▲“鉄鬼 機動大戦”優勝クラン、のりねこダッシュ。

 一般的なFPSの大会に比べると腰の引けた動き、いわゆる芋試合が目立った“鉄鬼 機動大戦”。もう少し観客を含め、手に汗握るような試合展開が楽しめるルールにしてほしかった。例えば、前に出なければ試合が成立しない爆破マップでの対戦など、工夫がほしかった。ただ、爆破マップは現時点で1種類しかないので、マップタイプを充実させることが前提条件になるわけだが……。

■『サドンアタック』公式大会にはインストラクターのKeNNyも出場

『鉄鬼&サドンアタック』

 14:30からは『サドンアタック』の公式大会、“SAOMT Season4”がスタート。2009年に始まった本大会は、この名古屋大会で3回目を迎える。決勝戦は“NabD”、“iZoNe”、“Celluloid”、“DyNasty”の4クランによるトーナメント方式。対戦ルールは、爆破マップを舞台に5対5で戦い、前後半各8ラウンド中5ラウンド先取で勝利ポイント獲得となる。もちろん、途中で攻守の交代もある。今大会では勝敗が決定した時点で次へ進み、消化試合は行われない。

『鉄鬼&サドンアタック』 『鉄鬼&サドンアタック』 『鉄鬼&サドンアタック』
『鉄鬼&サドンアタック』 『鉄鬼&サドンアタック』 『鉄鬼&サドンアタック』

 オンラインゲームのFPSタイトルとしては、国内サービスが早かった先行作品だけに『サドンアタック』は人気もプレイヤー数も高く、観客席はほぼ満員。ファインプレイには大きな歓声が上がる中、過去の大会“SACTL2009”“SAOMT Season3”の優勝クランにして、今回も優勝候補のNabD。そしてNabDと勝ち点同数で、前回は惜しくも2位に甘んじたiZoNeが危なげなく決勝戦までコマを進めた。
ちなみにNabDにはFPS好きなら知らない者はいない有名選手KeNNyが所属している。KeNNy選手は『サドンアタック』の公認インストラクターという特殊な立場でもあり、一般選手と同様に大会出場というのはいささか疑問も残るが……。

 それはさておき、決勝戦はクロスポートへ舞台を移して行われた。決勝戦のみ3本勝負の2本先取というルールが設定されており、1本目は7-2でNabDが圧勝。第2試合も7-3でNabDが抑えてストレート勝ちとなった。

『鉄鬼&サドンアタック』
▲“SAOMT Season4”優勝クラン“NabD”。

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