71インチの超大画面で『F1 2010』を体験！ その時私は風になった……

文：電撃オンライン

　コードマスターズから10月7日に発売されるPS3/Xbox 360/PC用ソフト『F1 2010』。本作の先行体験レポートを、電アスレース部のメンバー・YK3がお届けする。

　我ら電アスレース部が大活躍（!?）したカート大会の余韻も微妙に残っている9月某日、コードマスターズより「大きな画面で『F1 2010』を遊んでみませんか」というお誘いが、我ら電アスレース部に届いた。もちろん部員たちは嬉々として、体験会が行われるLGエレクトロニクスに集合。以下、その模様をレポートする。

　これまでにないリアルなレース表現が売りの作品だけに、大きな画面でプレイするとどうなるのか、期待に胸をふくらませてLG社の入り口をくぐる。そこで待ち構えていたのは、本気でデカい71インチプラズマテレビ＆サラウンド音響、ロジクール製ステアリングコントローラ、そしてRCG用バケットシートと、RCGファンなら誰しも自宅に置いてみたい（しかし実現できる人はそういない）フルセットだ。

▲我々を出迎えた特大プラズマモニター＆レースセット。レース部の部室にも設置してくれないかな。		▲そしてこの近さ。あまりの臨場感で、つい黙々とドライビングしてしまう。

　早速、筆者YK3が搭乗し、説明を受けながら練習走行を開始。今回は初めてということですべてのアシストをオンにした状態でのプレイとなった。ブレーキアシストもついていてハンドリングだけに集中できるので、路面に表示されている走行ラインのマーカーを追っていけば、初めてでもプロっぽい走りができるところが好感触。F1のゲームは実車が速いだけに、リアルさを追求しようとすればするほど難易度が上がってハードルが高くなる印象があったので、これならビギナーでも入りやすそうな雰囲気だ。

▲フルアシストだったので、アクセルもベタ踏みでOK。まずは地面のマーカーを追ってラインを覚えることができる。		▲ブレーキはコーナーでも自動でかかるが、さすがに無理なハンドリングをするとスピンしてしまう。

　ちなみに、走ったのはバーレーンのコースで天候は晴れで走りやすいコンディション。ブレーキアシストのおかげか、さほど大きなクラッシュもなく予選→決勝と進む。少し走ってみて感じたが、画面のリアルさに加え71インチテレビに1.5メートルくらいの近さでプレイしているので、余計な情報が視界に入ってこないため、ものすごい没入感を覚えた。ハンドルのフォースフィードバックもリアルに再現されていて……といってもF1の実車に乗ったことはないが、先日乗ってきたカートの感覚に近い感じだった。路肩に乗った時のガタガタッとくる感触、グリップがなくなってスッと抜ける感触など、車に詳しい人ならかなりその気になれるだろう。広報によると、通常のコントローラでも近い感覚で遊べるとのことなので期待したい。

　なお、他のレース部員がプレイした模様もASCII.jpに掲載されているので、あわせて読んでいただきたい。こちらは完成直前のヨンアム（韓国）と雨のスパ（ベルギー）をプレイしている。

　さて、この作品のキャリアモードでは、レース部分だけではなくドライバーを取り巻く環境も表現されている。たとえば記者会見の返答次第でライバルとの関係が変わったり、成績によって記者の数が変わったりするなど、プレイヤーごとに多少ストーリーが変化する。実際に過去にもあったファーストドライバーとセカンドドライバーの確執のようなものもあるのだろうか。F1ファンとしては注目したいところだ。東京ゲームショウでもセガブースの一角に試遊台が置かれるので、来場する予定の人は遊んでみてはいかがだろうか。（YK3）

▲インタビューに答える形でプレイヤーの設定をしていく。ドライバーになりきって答えてみたい。		▲レース部部長もコクピット視点で挑戦。両脇のタイヤが思ったより視界をさえぎるが、本物のF1ドライバーもこの視界で運転しているのだからすごい。

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