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2010年9月20日(月)

PSP『ティンクル☆くるせいだーす GoGo!』プレイレポ! 魅力や戦闘パートを解説

文:ごえモン

 アスキー・メディアワークスから9月30日に発売予定のPSP用ソフト『ティンクル☆くるせいだーす GoGo!(以下、クル☆くる)』。本作のプレイレポートを、ファンページ“クル☆くる生徒会便り”の担当編集でもあるギャルゲー番長・ごえモンがお届けします。

『ティンクル☆くるせいだーす GoGo!』

 さて、この『クル☆くる』というゲームは、もともと美少女ゲームブランド・Lillian(リリアン)から2008年9月に発売された、PC用の恋愛AVGです。PSPに移植するにあたって、新ヒロイン・マカロンの追加や、サブヒロインだったメリロットのヒロイン昇格、ロードの短縮、シナリオ&CGがボリュームアップされているなど、多くの要素が強化されています。

 また、通常版とは別に発売される豪華版と豪華限定版には、『ティンクル☆くるせいだーす GoGo! STARLIT BRAVE!!』という、逢坂大河やシャナ、遠坂凛、フィーナ、チェルシーといった豪華ヒロインたちがゲストとして登場する特典ディスクが付属します。……が、そちらのプレイレポートは後日掲載するとして、ここでは『クル☆くる』本編の紹介をお届けします。

『ティンクル☆くるせいだーす GoGo!』 『ティンクル☆くるせいだーす GoGo!』
▲豪華ヒロインが登場するだけでなく、ストーリーもしっかりしている『ティンクル☆くるせいだーす GoGo! STARLIT BRAVE!!』。こちらは、後日詳しく紹介する予定です。

 正直なところ、PC版や本作の原点『プリンセスうぃっちぃず』を知らない人から見ると、「これってどんなゲームなの? 戦闘システムとか全然わからないんだけど!」っていう状態だと思うんですね。某通販サイトなんて、本作のジャンルが“格闘ゲーム”となっていますし……。

 そんなわけで、1人でも多くの人に本作の魅力、特に戦闘システムの爽快感&楽しさを知ってもらおうと、今回筆を取った次第。実際の戦闘シーンの動画も用意したので、ここで初めて本作を知ったという人も、だまされたと思って少しの時間お付き合いください。きっと気に入っていただけると思うので。

■世界観&ストーリー紹介
魔王(主人公)が変身ヒロインとともに魔族と戦う――簡単に言えばそんなお話

 それでは、まず始めに本作の世界観とストーリーを簡単に紹介したいと思います。本作の舞台となる“流星町”は、半年~数年周期で流れ星が多く降る“リ・クリエ”と呼ばれる時期があります。その時期は、流れ星が降ると同時に、なぜか“魔族”と呼ばれる者たちが多く姿を現す時期でもあるのです。

『ティンクル☆くるせいだーす GoGo!』
▲これが魔族。なんだかかわいらしい外見をしていますが、普通の人では到底太刀打ちできない力を持っています。

 この物語は、そんな“リ・クリエ”が約25年ぶりにおとずれてしまう年のお話。25年ぶりの“リ・クリエ”なので、もしかしたら今までで最大規模、さらには世界が滅んでしまうほどの災厄が降りかかってしまうのかも? といった状況に、流星町の人々は立たされています。

 で、そんな危機的状況を打破しようとするのが、流星町にあるミッションスクール“流星学園”の生徒会。実は、流星学園生徒会は代々リ・クリエを防ぎ、魔族たちと戦うという“裏の仕事”を担っているんです。というわけで、今まで魔族と戦ってきた前生徒会長と今年の生徒会役員4人が、対魔族組織“流星クルセイダース”を結成し、どうにか世界を救おうと魔族と戦うことになる――というのが大まかな世界観&ストーリーです。

 ――あ、1つ重要なことを伝え忘れていました。本作の主人公は、実は魔族たちの親玉“魔王”です。「……は?」という声が読者から聞こえてきそうですが、この主人公が魔王というのが本作のストーリーにおけるポイントの1つ。「魔王なのに、魔族たちを倒していいのか?」と悩んだり、誰にも明かせない秘密を抱えながら、魔族とクルセイダースとの間で板ばさみになりつつ、恋にバトルに奮闘する主人公の姿が見ていておもしろいですね。

 ――とか言いつつ実際プレイしてみると、かなり能天気な登場人物と序盤~中盤のコミカルな展開に肩透かしをくらうかもしれません。でも、しっかりと“主人公が魔王”、“世界の危機リ・クリエ”という設定が後半で生かされ、かなりの熱い展開になりますので心配はいりません。

『ティンクル☆くるせいだーす GoGo!』 『ティンクル☆くるせいだーす GoGo!』
▲序盤~中盤は、世界の危機そっちのけに流星クルセイダースのドタバタコメディがメインに描かれます。ギャグやコミカルな展開のテンポが非常にいいので、ドタバタラブコメとしてのレベルも高いんですよ。

■登場キャラクター紹介
ドタバタな日常を演出する生徒会の面々は、ちょっぴり幼い子ばかりです

 ストーリー紹介に続いて、本作に登場するメインキャラクターを紹介していきます。詳しいプロフィールや、原画・かんなぎれいさんのコメントを読みたい人は、ファンページ“クル便”にすべて掲載されているので、そちらをチェック!

咲良シン CV:斎賀みつきパッキー CV:後藤麻衣
『ティンクル☆くるせいだーす GoGo!』 『ティンクル☆くるせいだーす GoGo!』
▲本作の主人公で魔王。家が貧しいため、アルバイトや家庭菜園で野菜を育てたりして生活しています。生徒会長になれば、毎日学食をタダで食べられると残念な勘違いをして、見事生徒会長に(笑)。戦闘では、仲間になったサブキャラクターを呼び出し、怒涛(どとう)のラッシュを仕掛ける必殺技を持つ、かなり強力なキャラクターです。▲主人公の使い魔で、自称“大賢者”。シンの行動をいちいち悪いほうに解釈して「さすが魔王様だぜ」と褒めちぎります。たとえば、シンがヒロインたちに優しくすると「ククク……ハーレムを作ろうとするとは、さすが魔王様だぜ」といった感じ。巨乳好きで、よくリアの胸元に飛びつこうとしますが、失敗してつぶされてしまいます。
夕霧ナナカ CV:水霧けいとロロット・ローゼンクロイツ CV:七穂元美
『ティンクル☆くるせいだーす GoGo!』 『ティンクル☆くるせいだーす GoGo!』
▲主人公の幼なじみで「~でい!」、「~だい!」が口ぐせの粋な女の子。大好きな気持ちを隠しながら、シンのことを常にサポートする姿はとっても健気です。……ちなみに、僕が一番好きなヒロインがこの娘。クルセイダースの中でもっとも攻撃力が高いので、ハイスコアを狙う時に重宝しますね。▲背中に天使の羽を生やしながら「て、天使じゃないですよ!」と否定する天使ちゃん。でも、クルセイダースの面々にはなんとなくバレちゃっています。人間界の知識がほぼなく、天界が発刊しているらしい人間界のガイドブックを見ながら、まちがった慣用句や知識を披露する天然な女の子。戦闘での立ち位置は、回復&防御キャラクター。
聖沙・B・クリステレス CV:阪田佳代九浄リア CV:坂田有希
『ティンクル☆くるせいだーす GoGo!』 『ティンクル☆くるせいだーす GoGo!』
▲シンに強い対抗意識を持つツンデレ少女。生徒会長選挙でシンに負けてから、テストの点数などで何かと勝負を挑み、常に負けてしまう永遠の2番手(笑)。強気だけどかわいいものに目がなく、パッキーを見るとうっとりしちゃうかわいい娘。雷属性の魔法を使い、敵をスタンさせやすい必殺技を持っています。▲シンの1年先輩の前生徒会長で現生徒会・相談役。これまで1人で魔族と戦ってきたのですが、魔族が手ごわくなってきたため、シンに助けを求めクルセイダースが誕生します。とても優しくて、シンのことを甘やかす包容力のあるお姉さんキャラ。攻撃力は低いけど、敵の必殺技ゲージを吸い取ったり、行動を遅らせることができる重要な人。
アゼル CV:阿部留美マカロン CV:阿澄佳奈
『ティンクル☆くるせいだーす GoGo!』 『ティンクル☆くるせいだーす GoGo!』
▲物語の途中で登場する謎の転校生。人を嫌い、常に1人でいるような女の子。会話をしても「無駄だ」とか「不要だ」みたいにひと言ふた言しか発言しない寡黙(かもく)系キャラ。世間の物事に興味がなく、何も知らない子どものような無邪気さも合わせ持ちます。クルセイダースのメンバーではないですが、本作のキーキャラクターなので彼女のルートは必見です!▲PSP版で新しく追加された攻略ヒロインで、魔王を目指している女の子。背負っている大剣はアルザードという名前で、魔王から譲り受けたもの。ちなみに、アルザードを手放すと幼児退行して泣き出してしまいます。シンが魔王と知らないまま仲よくなって、さてどうなっていくのか? というシナリオに注目。あ、あと、阿澄佳奈さんの“お兄ちゃん”ボイスももちろん注目です。
メリロット CV:こやまきみこ
『ティンクル☆くるせいだーす GoGo!』
▲PSP版でサブキャラから攻略ヒロインへと昇格したキャラクター。本作の中で、一番大人なお姉さんな印象ですが、虫が大の苦手だったりお茶目な一面もあるかわいらしい人です(上の写真は、肩に付いたてんとう虫に驚いているメリロットさん)。彼女のことを語ると、どうしてもネタバレが避けられないので……後半の彼女はとってもカッコいいとだけ言っておきます(笑)。

 以上の9人(人でいいのか?)が本作のメインキャラクターと攻略ヒロインです。ちなみに、クルセイダースの面々にはそれぞれ専用の変身ムービーが用意されています。以下に、リア先輩の変身シーンを撮影したプレイ動画を掲載するので、ぜひ一度ご覧ください。



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