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2010年9月15日(水)

【洋鯨亭 特別編】本日発売! Xbox 360『Halo:Reach』、その中身に迫る!

文:電撃オンライン

【洋鯨亭 特別編】本日発売! Xbox 360『Halo:Reach』、その中身に迫る!

 こんにちは。洋ゲー紹介所“洋鯨亭”のRonでございます。

 なんと、昨日掲載の第27回に続き、コーナー始まって以来、初の2日連続掲載です。今回は洋鯨亭特別編としまして、本日9月15日発売の世界的注目ACTシリーズ最新作『Halo:Reach(ヘイロー:リーチ)』をこれから買おうと思われている方向けに、レポートしようと思います。この記事を読んでソフト購入の参考にしていただければ幸いです。

 「そんなの読んでいる時間はないよー」という方には、ひと言「買っても大丈夫!」とだけお伝えしておきましょう。なぜ買っても大丈夫なのかという理由については、これから1つずつ述べさせていただきます。

【洋鯨亭 特別編】本日発売! Xbox 360『Halo:Reach』、その中身に迫る!
▲異星人“コヴナント”から地球を守るために本作で活躍する“ノーブルチーム”は、様々な肉体改造を施された強化兵“スパルタン”6人で構成されたチーム。プレイヤーは1人欠けてしまったメンバーの補充要員として、このチームに配属されます。

■シリーズ初挑戦の人にこそオススメしたい作品

 個人的なお話ですが、私は『Halo』シリーズが大好きで、シリーズ作品はすべてプレイ済みだったりします。そしてこのレビューを書くにあたり、『Halo:Reach』も序盤だけでなくクリアまでプレイさせていただきました。

 その上で、まず全体的な感想を述べると、シリーズをプレイしてきた人は『Halo:Reach』をやることで“新たな発見”に出会えます。そして本作から『Halo』シリーズを始めた人は、自然と1作目が遊びたくなる内容なのではないかと思いました。

 “新たな発見”については、キャラクターのバックボーンに関する事柄が多くを占めています。初回限定の『Halo:Reach(リミテッドエディション)』を含む、すべてのエディションに同梱されたキャサリン・ハルゼイ博士のジャーナル(日誌)を読むと「そうだったのか!」と思わされることが多いでしょう。

【洋鯨亭 特別編】本日発売! Xbox 360『Halo:Reach』、その中身に迫る!
▲特典として同梱された、ハルゼイ博士の日誌。コーヒーカップを置いたあとの染みや手垢、ちょっとした走り書きやラクガキなども手書き風に印刷されていて、かなりリアルな作りです。これだけでも持っている価値アリでしょう。

 ハルゼイ博士は、植民地星の反乱鎮圧を目的とした強化兵を生み出す“スパルタン-II計画”の発案者だけあって、この日誌を読むと計画の初期にはどんなことがあったのか、スパルタンたちはどんな子ども時代を送っていたのか、といった興味深いことがわかります。さらにスパルタン以外にも、シリーズを通しての主人公・マスターチーフをサポートしたAI・コルタナの誕生の秘密なども明らかになるので、シリーズファンにも新たな発見がある、というわけなんですね。

 ちなみに『リミテッドエディション』は、ONI(海軍情報局)のデータモジュールボックスを再現した特製ケースにソフトや日誌が入れられています。私はこのボックスを開けたあと、早くソフトのパッケージも開封したい……と思ったのですが、その気持ちをグッとこらえて、まずはこの日誌をすべて読むことから始めました。結果、そうしてよかったと思える充実した内容でした。これを読んだ後だとスパルタンを見る目が少し変わると思うので、できれば皆さんも先に読んでからゲームを始めていただきたいと思います。

【洋鯨亭 特別編】本日発売! Xbox 360『Halo:Reach』、その中身に迫る! 【洋鯨亭 特別編】本日発売! Xbox 360『Halo:Reach』、その中身に迫る!
▲左の画像が『リミテッドエディション』の豪華なボックス。右の画像が、内容物となります。シリーズファンなら、手に入れるしかないでしょう。

 また、この日誌以外にも資料として別紙の記事がはさまれていたりと、おまけとしてはこり過ぎた内容になっています。日誌が書かれたノートの作りは糸閉じで、磁石でフタが閉じられるようになっているなど、装丁にこだわっている点も見逃せません。よく、ゲームのおまけとして小冊子が付く場合は資料集などになることが多いですよね。それはそれでうれしいのですが、ゲームの延長線上にあって、読むことで世界観を広げてくれるような特典も非常に楽しく、そして作り手の遊び心を感じられると思います。

 こういった日誌はもしかしたらデジタルデータとしてゲームに収録して、閲覧できるようにすることもできるのかもしれません。しかし、紙の手触り感や別紙のとじ込みといった演出も含めて、実際に手に取れるノートがあるということは、ゲームやその世界観を楽しむ上でも大きなプラスになっていると感じました。

 極端な話、これまでのシリーズ作品をプレイした人は、この日誌がついてくる点だけでも本作を買う価値があります。

【洋鯨亭 特別編】本日発売! Xbox 360『Halo:Reach』、その中身に迫る!
▲ノーブルチームのワッペンもついてきます。もっとも、もったいなくて使えないですけどね!

 では、シリーズをプレイしていない人、『Halo:Reach』から『Halo』シリーズの世界に入る人はどうか? というと、これも問題ありません。本作をナンバリングタイトルに置き換えるなら、いわゆる“Halo 0(1作目のさらに前)”に当たるわけで、これまでの予備知識は何もいらないからです。

 実際、ゲームの中では初めて語られることばかりで、その点は初めての人もシリーズ経験者も同列です。キャラクターに関してもほとんど初登場の人ばかりですから、これもまったく問題ありません。むしろ初めての人にこそ、このタイトルから『Halo』シリーズの世界に入ってほしいと思います。

→システムなどを1から作り直した『Halo:Reach』(2ページ目へ)

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