セガの『クロヒョウ』完成発表会には高良健吾さんら豪華キャストが勢ぞろい！

文：電撃オンライン

　セガは9月16日、東京ゲームショウ2010の同社ブースで、PSP用ソフト『クロヒョウ 龍が如く新章（以下、クロヒョウ）』完成披露＆ドラマ制作発表会を実施した。

　オープニングでは総合監督の名越稔洋氏が登場し、バトルパートとアドベンチャーパートを映像で紹介。アドベンチャーパートでは、おなじみの神室町をPSPで完全再現。100種以上のサブストーリーや資金稼ぎとなるアルバイト、バッティングセンターやキャバクラといったプレイスポットを用意している。バトルパートは体力ゲージを計算しつつ戦うようなスタイルではなく、“喧嘩バトル”がテーマ。必殺技や10種のバトルスタイルを主人公が習得できる。

　前作は大人向けのタイトルだったが、今回のは若い人向けにメッセージ性を強めているという。ゲーム内には激しいシーンも多いが、暴力しか知らなかった少年が、大人になっていく成長ドラマに仕上がったと思う、と名越氏はコメントした。

▲『クロヒョウ 龍が如く新章』総合監督の名越稔洋氏。		▲メインステージすぐ脇にある『クロヒョウ』ブース。

　続いて、メインキャストの声を務めた高良健吾さん、波瑠さん、黒沢年雄さん、岩城滉一さんが現れると、ステージは一気に華やかさを増した。

　主人公、右京龍也役の高良健吾さんは声の演技について尋ねられると、「自分の収録時にはまだ映像も、相手の方の声もなかったので、心の中で相手のセリフを読み、自分の番がきたら声を出すという初めてのやり方で難しかった。右京の正直な生き様や、まっすぐすぎるところに共感しました」と述べた。

▲左から波瑠さん（工藤沙紀役）、高良健吾さん（右京龍也役）、岩城滉一さん（雨宮泰山役）、黒澤年雄さん（九鬼隆太郎役）。

▲デビュー当時のニックネームが“クロヒョウ”だったという黒沢さん。「極道役だが、監督の指示がわかりやすくその通りに演じて楽しかったです」とのこと。		▲岩城さんは、男らしさについて尋ねられると「相手への尊敬を忘れないのが、男らしい男だと思う」と応えた。

　ゲーム内のプレイスポットに登場する、キャバ嬢役やポールダンサーの声を演じたグラビアアイドルの手島優さん、モデルの星あやさん、タレントの中村アンさんの3人も出演。手島さんは、ゲーム内キャラクターの“手島優”はいろいろな角度からカメラで撮影したので、本物の自分と同じぐらいセクシーだが、ゲームキャラの方が品があるらしいと話す。星さんは普段は女性が読者となるモデルだけに、男性にアピールするキャバ嬢という役ができるかどうか、最初は心配だったとコメントを述べた。

▲左から手島優さん、中村アンさん、星あやさん。

　次に名越氏は、メディアミックス戦術について発表した。1つ目は『週刊ヤングマガジン』でのコミック連載。2つ目は全11回のTV連続ドラマ化だ。ドラマでは、世界観は同じだが、ゲームにはないキャストも登場し、本作のテーマである熱い人間ドラマが描かれる。右京役を俳優の斉藤工さん、右京の親友役は石黒英男さんが演じる他、岩城滉一さん、波瑠さん、黒澤年雄さんらもゲームと同じ役で出演する。放送はTBS、MBSで10月5日より毎週火曜日25：25～。

　メディアミックスについて名越氏は、過去の『龍が如く』ではほぼやってこなかったが、シリーズを通してゲームユーザーからの認知度も上がり、そろそろやってもよいのではと決断したと語った。最後に「『龍が如く』の新作として出る『クロヒョウ』。若い人向けという新しいコンセプトですが、既存作品にもある熱い人間ドラマが根底にあってこそできた作品です。期待を裏切らない仕上がりなので、まずは遊んでいただいて判断してほしい」とあいさつ。発表会を締めくくった。

■東京ゲームショウ2010 開催概要
【開催期間】
　ビジネスデイ……2010年9月16日～17日 各日10：00～17：00
　一般公開日……2010年9月18日～19日 各日10：00～17：00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般（中学生以上）1,200円（税込）/前売り1,000円（税込）　※小学生以下は無料

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