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2010年9月16日(木)

『重鉄騎』などKinect対応タイトルが多数公開! MSの基調講演をレポ!!

文:電撃オンライン

 本日9月16日に行われた、東京ゲームショウ2010(以下、TGS2010)の基調講演の模様をお伝えする。

 基調講演には、マイクロソフトのコーポレートバイスプレジデント、フィル・スペンサー氏と、マイクロソフト執行役常務 ホーム&エンターテイメント事業本部長の泉水敬氏が登壇。国内クリエイターが手掛けるさまざまなタイトルを紹介した。基調講演の中で発表されたXbox 360の新作を、画像とともに紹介する。

マイクロソフト基調講演 マイクロソフト基調講演
▲登壇した泉水氏は、これまでのXbox 360の歩みを振り返り、日本のクリエイターの手掛けるゲームが非常に高いセールスを記録していることを説明した。

 最初に紹介されたのは、『メタルギアソリッド:ライジング』。E3 2010のステージでは、トレーラーの最後にスイカを切るシーンが用意されていたが、今回のステージでは、世界初の実機でのプレイが披露された。

 登壇した松山プロデューサーは、狙いを定めてさまざまな角度から自由に切断できる本作のコンセプトを説明し、木村クリエイティブディレクターがボーリングのピンやスイカを切って見せた。その後、『メタルギアソリッド4』に登場した小型の無人兵器・コゲッコーが本作にも登場することを明らかにし、コゲッコーによるアシストのもと、ボール回しの要領で回転するスイカや、ジャグリングをするボウリングのピンなどを、スパスパと切断した。

マイクロソフト基調講演 マイクロソフト基調講演

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▲実機でのプレイにより、リアルタイムで物理計算している様を確認できた。

 ここで、スペンサー氏が壇上に登場。Xbox LIVE アーケードの新タイトルの紹介に移った。

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▲紹介されたのは、スパイクの『Fire Pro Wrestling(仮)』(左)と、トレジャーの縦STG『レイディアントシルバーガン』(右)。『レイディアントシルバーガン』についてスペンサー氏は「オリジナルのセガサターン版を求めて、秋葉原のゲームショップを歩きまわる必要がなくなりました」と、笑い混じりにコメントしていた。

 ここからは、Kinect対応タイトルを紹介。個性あふれる新作が、映像などとともに紹介された。

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▲ここで、七音社の代表取締役・松浦雅也氏からのビデオメッセージが挟まれた。松浦氏がPVとともに公開したのは、ホラーテイストのKinect対応タイトル『Haunt(仮)』。松浦氏は去年のTGSの会場でKinectを初めて体験し、衝撃を受けてKinect向けのタイトルをつくろうと試行錯誤したとのことだ。

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▲続いて、『パンツァードラグーン』などを手掛けたグランディングの二木幸生氏が登壇。Kinect対応タイトルとして、ドラゴンに乗って飛んで戦う『Project Draco(仮称)』を発表した。Kinectを見て真っ先にやりたいと思ったのは、“生き物に乗って空を飛ぶ”ことだったそうだ。

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▲その後公開されたKinect対応タイトルは、グラスホッパー・マニュファクチュアの『codename D(仮)』。『NO MORE HEROES』などを手掛けた須田剛一氏が登壇した。謎が多い本作だが、須田氏の口から“銃や剣を使わないアクション”ということが説明された。また、不気味なマスコットであふれ返るアミューズメントパークで、野球ボールを握りしめた男性が立ち尽くす映像が公開された。

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▲すでに国内では発表済みのタイトルだが、『体で答える新しい脳トレ』が北米、欧州、アジアでの発売も決定したとのこと。

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▲『Child of Eden』を手がける水口哲也氏も駆け付け、新たなステージ“Beauty”を紹介した。

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▲セガのKinect対応タイトルは、『ライズ オブ ナイトメア』というホラーゲーム。ムービーでは、子どもの泣き叫ぶ声や女性の悲鳴をバックに、電気椅子などの処刑道具が映し出されていた。

マイクロソフト基調講演 マイクロソフト基調講演

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▲最後を飾ったのは、カプコンとフロムソフトウェアがタッグを組んで制作するKinect対応タイトル『重鉄騎』。時代は2082年で、“もし、世界にコンピュータがなくなったら”という設定の物語が展開する。コンピュータがなくなったことで世界の勢力図が大きく変わり、他国に占領された自国を取り戻すというストーリーになっている。

 『重鉄騎』のプロデューサーであるカプコンの稲船敬二氏も登壇。「Kinectの可能性はたくさんあります。その可能性を、カプコンだけでなく、たくさんのゲームクリエイターがコアなゲーマーに向けてさまざまなゲームを作っていけば、世界を超えられると思います。日本人は負けないです。でも、今は負けています。頑張りましょう」と締めくくった。

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▲稲船氏は『重鉄騎』について「かつて大型コントローラを使ったこのタイトルが、Kinect対応でどうなるか楽しみにしていてほしい」と話していた。

■東京ゲームショウ2010 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2010年9月16日~17日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2010年9月18日~19日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売り1,000円(税込) ※小学生以下は無料

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