2010年9月16日（木）

御剣検事の新ライバルは美人裁判官!? 『逆転検事2』の特別法廷2010が開廷！

　本日9月16日、東京ゲームショウ2010のカプコンブースにおいて、DS用AVG『逆転検事2』のイベント“東京ゲームショウ特別法廷2010”が開催された。

　『逆転検事2』は、2009年5月に発売された『逆転検事』の流れをくむ『逆転』シリーズの最新作。シリーズでおなじみの天才検事・御剣怜侍が、新たな事件に挑む推理アドベンチャーゲームだ。

　イベントでは、“東京ゲームショウ特別法廷2010”の映像が上映された。映像には御剣検事をはじめ、イトノコ刑事、一条美雲、ロウ捜査官、裁判長といったおなじみのメンバーが登場。『逆転検事2』の発売を記念して、シリーズ史上最強のライバルを決定するオーディションを行うといった内容のストーリーが展開した。この映像は、一般公開日の18日と19日にカプコンブース内で開催されるイベントでも見ることができるので、『逆転』シリーズのファンはカプコンブースでチェックしてほしい。

　次いで、『逆転検事2』の開発スタッフ陣が登場。プロデューサー・江城元秀さん、ディレクター・山﨑剛さん、キャラクターデザイナー・岩元辰郎さんの3名が、現在開発中の『逆転検事2』について語った。


▲左から岩元さん、江城プロデューサー、山﨑ディレクター。

　江城プロデューサーによると、ロジックモードなど大部分のシステムは前作『逆転検事』から引き継いでいるが、ミニキャラクターや背景のグラフィックは大幅リニューアルしているとのこと。さらに山﨑ディレクターが、新システムを搭載していると明らかにした。新たなシステムは“ロジックチェス”という名称で、口を閉ざした証人から情報を引き出すものだという。御剣検事が相手となる人物につぎつぎと質問をぶつけ、追い詰めていく流れになるようだ。このシステムは、御剣検事がチェスを好んでいるところから生まれたもので、「相手とのかけひきがチェスの戦いみたいになっています」と山﨑ディレクターは語った。

　続いて、新キャラクターのビジュアルが公開されるとともに、岩元さんの口からデザインについて語られた。ここで公開された新キャラクターは、ロウ捜査官の故郷でもある西鳳民国の大統領・王帝君（おうていくん）、関西弁のルポライター・速水ミキコ、そしてどこかで見たことがある謎のアイス売り・田中太郎の3人。岩元さんいわく、王帝君はシリーズ作品中一番の“マッチョ”キャラで、田中太郎は「胸のマークに注目！」とのこと。

　また、御剣検事の新ライバルとなる女性裁判官・水鏡秤（みかがみはかり）についても言及された。山﨑ディレクターは、水鏡秤は“法律の神に仕える神官”のようなイメージで、余裕ある大人の女性だが犯罪者には非常に厳しいと説明。岩元さんは、彼女をデザインする際、“若かりしころにあこがれていた年上のお姉さん”を想像して描いたと明かした。御剣検事が裁判官の水鏡秤とどのように対立するのか、非常に気になるところだ。

　イベントの最後には3人が、「まだまだ新キャラクターがたくさん出ます（岩元さん）」、「ぜひ進化した『逆転検事2』を楽しみにしていてください（山﨑ディレクター）」、「とてもドラマチックなシナリオになっています。頑張って作っているのでよろしくお願いします（江城プロデューサー）」とコメントして、特別法廷2010は幕を下ろした。なお『逆転検事2』の発売時期は、2011年春ごろになるとのことだ。

　カプコンブースでは、『逆転検事2』第1話“逆転の標的”の序盤を遊べる体験版が出展されている。プレイした人には、ぷにぷにしたさわり心地が最高（江城プロデューサー談）の『とのさまんじうストラップ』が贈られるので、会場を訪れる人はぜひ体験してみよう！


▲カプコンブースで『逆転検事2』を試遊すると、開発陣がこだわり抜いて作ったという『とのさまんじうストラップ』がもらえる。


▲ゲーム中で事件の現場となるひょうたん湖自然公園がモチーフになっている『逆転検事2』試遊コーナー。コーナー内には、トノサマンの巨大バルーンや御剣検事の等身大フィギュアも置かれているので、一緒に記念撮影をしてみてはいかが？

■東京ゲームショウ2010 開催概要
【開催期間】
　ビジネスデイ……2010年9月16日～17日各日10：00～17：00
　一般公開日……2010年9月18日～19日各日10：00～17：00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般（中学生以上）1,200円（税込）/前売り1,000円（税込）　※小学生以下は無料