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2010年9月17日(金)

日本の夜明け前――龍馬の第一歩を体験! 『維新の嵐 疾風龍馬伝』試遊レポ

文:電撃オンライン

 偉大なる司馬遼太郎先生の作品により、一躍有名となった坂本龍馬。志半ばで倒れた男の道を最後まで貫き通させたい! と思ったら、コーエーテクモブースにて日本の夜明け発見。キャナ☆メンが、DS『維新の嵐 疾風龍馬伝』を試遊してみました。

日本の夜明け前――龍馬の第一歩を体験! 『維新の嵐 疾風龍馬伝』試遊レポ

 『維新の嵐 疾風龍馬伝』は、幕末の志士を題材にしたリコエイションゲーム(S・RPG)『維新の嵐』シリーズの流れをくみつつも、AVGとしてシステムが刷新された作品……なんですが、PC-9801ユーザーだったにもかかわらず、『維新の嵐』をプレイしたことがありません(泣)。でも大河ドラマは毎週チェックしています。ということでプレイ開始ぜよ!

日本の夜明け前――龍馬の第一歩を体験! 『維新の嵐 疾風龍馬伝』試遊レポ

 今回の試遊版では、龍馬の運命を変えたであろうイベントの後、龍馬が江戸に行きたいと兄の坂本権平に話すところから始まります。姉の乙女の後押しもあり、江戸行きを許された龍馬へ、武市半平太らに会いに行けという“目標”が。本作では、メニューや上画面で確認できる“目標”に書かれた事柄を達成していくことで、ゲームを進めていくようです。ってまあ、公式サイトにも書いてありますが。

 ということで目標に従い、武市半平太、岡田似蔵らと会うと、彼らと龍馬の仲のよい姿、土佐藩における上士と下士の身分差などを描写したイベントを見て、ひと通りの世界観や背景を知ることができます。幕末の魅力といえば、やっぱり世界観と志士たちの生き様ですから、ここまでは会話を見ているだけですが、ひと通り見ておきたいところではないかと。

 また、似蔵を相手に剣術のミニゲーム(戦闘の練習)も初体験! 剣術ゲームは簡単で、Aボタンで技を出す、Xボタンで技を使うための気合いがたまる、武市先生いわく、この2つさえ覚えていればいいらしい! 実際、この時点で龍馬の武術は35、似蔵の武術は78と、能力値に超えられない壁を感じましたが、あっさり勝ちました。ここではお試しのためか、それとも戦闘ではタイミングがものを言うのか、タイミングさえ間違えなければ似蔵からの1本もたやすいぜよ!

日本の夜明け前――龍馬の第一歩を体験! 『維新の嵐 疾風龍馬伝』試遊レポ

 なお、このゲームの登場人物には弁舌、学力、度量、武術の4つの能力値が設定されています。そして、この後に少しゲームを進めたら、2月になる前に武術を40にするよう目標を出されました。武術を上げるには、道場でひたすら稽古(けいこ)していればOKだったのはラクラク。40に上がる時、勝負も用意されていますが、似蔵に遅れを取ることのなかった私の龍馬が負けるはずもなし。正直、スタート時の龍馬は能力値的に何1ついいところがないですが、彼を成長させながら、日本の夜明けを目指す様を想像するとワクワクしてきます。

 そしていざ江戸へ旅立つ日になると、このゲームのキモとなるカードバトルによる“説得”が体験できるように。弁舌の能力が高いほうがアドバンテージが得られ、加えて1回の説得パートの中で5回発生するヤマ場で、カードバトルによる勝負を行います。カードバトルは、熱カード、語カード、聞カードの3種によるじゃんけんが基本となるようです。プレイした時は、熱カードを出して似蔵の語カードに勝利し、そのまま説得成功! 「武市では似蔵を説得できそうにない……」なんて龍馬は言っていたけれど、きっと花を持たせてくれたのですね、武市先生っ。

 さて、今回の試遊では、目標の日限もゆるくて意外とのんびり遊ぶことができました。いろいろなところで描写されている龍馬ですが、本作ならではの龍馬と彼を取り巻く面々――その関係や人柄の一端に触れられると思うので、幕末に興味のある人は試遊してみてはいかがでしょうか。

■東京ゲームショウ2010 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2010年9月16日~17日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2010年9月18日~19日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売り1,000円(税込) ※小学生以下は無料

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