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2010年9月17日(金)

『グランツーリスモ5』はWebブラウザ上からもB-Specモードをプレイ可能!

文:電撃オンライン

 9月16日より開催中の東京ゲームショウ2010において、SCEから発売される『グランツーリスモ5(以下、GT5)』のメディアセッションが開催された。

 『GT5』は、いよいよ発売日が11月3日に決まったPS3用オンラインカーライフシミュレーター。セッションでは開発元・ポリフォニーデジタルの山内一典氏が登壇し、新たな収録車種やコース、マイホームの詳細機能、最速マシン“X1プロトタイプ”などの情報を明らかにした。

『グランツーリスモ5』
▲登壇した山内氏は、「『GT5』は、今やアポロ計画のごとく複雑かつ大規模なプロジェクトになった」と形容。レッドブル・レーシングと共同で制作された、ゲーム中の特別なクルマ“X1プロトタイプ”の収録なども、その1つといえそうだ。

■収録車種・コース

 1,000車種以上が収録される『GT5』。セッションでは、フォルクスワーゲンの軍用車両クーベルワーゲン、水陸両用シュヴィムワーゲン、サンババス、イスズの4200R、シトロエンと『GT』の間で作り上げられたレーシングカーといった車種が紹介された。また、シリーズおなじみのラグナ・セカ、トライアルマウンテンと、ル・マン24時間レースで有名なサルトサーキットがコースに収録されることも判明。ちなみに、残念ながらシュヴィムワーゲンの水陸両用は、ゲーム中では再現されていないとのことだ。

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▲フォルクスワーゲン クーベルワーゲン typ82 ’44

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▲フォルクスワーゲン シュヴィムワーゲン typ166 ’42

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▲フォルクスワーゲン typ2(T1)サンババス’62

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▲イスズ 4200R ’89

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▲GT by シトロエンレースカー

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▲ラグナ・セカ

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▲トライアルマウンテン

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▲サルトサーキット

■PS3とWebブラウザの双方から遊べるマイホーム

 各プレイヤーがそれぞれマイホームを持ち、そこからオンライン上の機能が楽しめるのは、これまでも紹介されてきた通りだ。マイホームには、メッセージボードやEメール機能、プレイログ、フォトアルバム、コースアルバム、クルマやアイテムを贈るギフト機能など、現段階で考えうるオンライン機能が集約されているという。ネットワークを通じて、自分で操作するA-Spec、監督として指示を出すB-Spec双方のモードを他プレイヤーと楽しむこともできる。

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 しかし、「これだけではただ高機能なオンラインゲーム」と語った山内氏。なんと、このマイホームはグランツーリスモ.ドットコム上にも置かれ、PS NetworkのIDでログイン可能かつ、PS3とほぼ同様にマイホームを利用できることを明かした。Webブラウザ上からもB-Specモードならばプレイできるという。レースは、ライブタイミングやリアルレポートの形で見られるそうだ。

 山内氏は、「『GT5』では、外にいながらWebブラウザを通してクレジットを稼ぐことも可能」と、『GT』の新たな遊び方を提示。『GT5』が、ブラウザゲームとコンソールゲームが同ゲーム内で共存することへの橋渡しになるであろうことも語っていた。

『グランツーリスモ5』

 さらに、スペシャルイベントのレースも非常に充実することも明かしてくれた山内氏。中でもピックアップされたのは、自動生成されるコースで優勝を競う“グランツーリスモラリー”だ。このスペシャルイベントにエントリすると、WRCさながらにSSを戦い抜くレースを楽しめる。しかもコースが自動生成されるので、エントリーするたびに異なるコースで走れるとのことだ。

■ち密な天候変化

 山内氏は、『GT5』には気圧、湿度から、晴れ、雨、くもりなど、天候の要素が採り入れられていることも語った。コースには、たとえば湿気が多く、雨が降りやすいなどの環境特徴があり、当然雨が降れば路面の摩擦係数(まさつけいすう)も変化する。さらには、乾き方の差まで表現していて、それが走りに影響を与えるそうだ。

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■地上最速のレーシングカー“X1プロトタイプ”

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 最後に披露されたのは、レッドブル・レーシングをパートナーにゲーム上で実現された地上最速のレーシングカー“X1プロトタイプ”。さまざまなレギュレーションに縛られた現実のレース。ならば、そのレギュレーションをすべて取り払い、ただ最速を求めるのならば、それはどんな性能を持ったクルマで、それを運転するのはどのような感じになるのか――という夢からスタートしたプロジェクトであると、山内氏は話した。

『グランツーリスモ5』

 そこで山内氏は、レッドブル・レーシングと、同チームのチーフテクニカルオフィサーであるエイドリアン・ニューイ氏らの協力を得て、そのクルマを『GT5』に実現した。それが“X1プロトタイプ”であるという。

 “X1プロトタイプ”の入手条件について山内氏は、「最初から最速のクルマが手に入ってしまってはおもしろくないと思います。なので、X1プロトタイプは、それなりに頑張った人が手に入れられる」と語っていた。


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▲“X1プロトタイプ”のメイキング風景。イギリス、ミルトンキーンズにあるレッドブル・レーシングのオフィスでも、綿密な打ち合わせが行われていたようだ。

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