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2010年9月18日(土)

山岸プロデューサーと『マインドジャック』のマルチプレイを体験!

文:電撃オンライン

 FPS/TPSが三度の飯と同じくらい好きなYK3です。スクウェア・エニックスブースで、新作アクションシューター『マインドジャック』を、本作のプロデューサーである山岸功典氏に解説してもらいながら体験できると聞き、喜び勇んで参加してきました。

山岸プロデューサーと『マインドジャック』のマルチプレイを体験! 山岸プロデューサーと『マインドジャック』のマルチプレイを体験!

 マルチプレイを体験、といいつつ本作にはシングルモードやマルチモードといった概念は基本的にないという話です。ネットワークがつながっていれば、いつでも誰かのプレイに参加できるし、逆に誰かが入ってくることもあるという、これまでにないシステムのゲームのようです。

 詳しい説明は公式サイトなどに譲りますが、このゲームは他のシューターのような銃撃戦に加え、“マインドハック”という身体を乗っ取るというシステムが重要な位置を占めています。なので、単純なドンパチではなく厚みのある新しい感覚の戦闘が楽しめるゲームとなっています。

 早速山岸プロデューサーと同じレッドチームに属してマルチプレイを開始。ちなみに、この記事の最後に山岸プロデューサーのプレイの様子が動画で掲載されているので、そちらも参照してもらえればと思います。

 まず操作感ですが、キーの配置が世界的に大ヒットした『ギアーズ オブ ウォー』シリーズの配置とほぼ同じということで、プレイ経験のある私はすんなりなじむことができました。

 個人的には、コンシューマ機のFPS/TPSはゲームごとに武器変更やリロード、ズームやジャンプなどのキー配置がいちいち違っていて、別のゲームを遊ぶ時に覚え直さないといけないというところに軽い不満を感じていたところだったので、こういう配慮は本当にうれしいですね。

 さて、画面を見ると赤いオーラが出ているように見えるのが、敵であるブルーチームの操作するキャラ。向こうはダウンした相手を味方につける“マインドスレーブ”という能力があり、逆に我がレッドチームは人間だけではなくメカにまで乗り移れる能力があるので、それをどうやって生かすかが勝敗に大きく影響しそうです。

 ちなみに、いつでも肉体を抜けてワンダラーという意識体になれるので、ピンチになったり違うキャラに乗り移りたい時は、どんどん身体を変えていった方がよさそうです。山岸氏によると、うまく位置関係を考えて乗り移れば挟み撃ちも可能とのことで、使いこなせば華麗な連係プレイも夢じゃない雰囲気です。

 プレイしていて感じたのは、銃撃戦をやったりマインドハックをしたりで戦闘中は非常に忙しいのですが、そのぶん中だるみせず中身の濃い戦闘になってるなーということ。最近のFPS/TPSはどれも変わり映えしないなーと感じ始めているシューターファンにオススメできそうですよ、これは。

山岸プロデューサーと『マインドジャック』のマルチプレイを体験! 山岸プロデューサーと『マインドジャック』のマルチプレイを体験!

 マルチプレイが終わった後、山岸プロデューサーにコメントをいただいたのでご紹介しましょう。

山岸プロデューサーと『マインドジャック』のマルチプレイを体験!

──FPS/TPS未プレイの人たちに対して工夫したところは?

 まさに今回のオンラインのシステムがそれです。日本人がオンライン対戦を遊ぶ時って、つないでロビーに行って部屋に入ってみたいに、どうしても敷居が高く感じてしまうんですよね。このゲームは誰かが遊んでいるところに勝手に入っていって、いつでも気兼ねなく抜けられる。そういったところで敷居をすごく低くしています。あと、日本のプレイヤーはRPG的な要素は好きなので、経験値的なものを稼ぐことで有利になる、といった要素を入れています。

 あとオンラインで言えば、ホストになる側でルールを設定しておけるので、レッドチーム、つまり敵側として入ってこられないようにもできますし、経験値の分配なども設定しておくことができます。

──上達するとどのような戦いになるんでしょうか。

 先ほどの挟み撃ちというのもありますし、盾を装備しているメカがいるので、それを1人がコントロールして他の人がそれに隠れて移動するとか、登場する一般市民はそれぞれ持っている武器が違うので、それを覚えれば状況に応じた戦いも可能になりますね。そういう意味では、敷居を低くしてはいますが戦略性も持たせた作りになっています。

──海外の人とも一緒に遊べるのですか?

 はい。PS3ならPS3、Xbox 360ならXbox 360同士であれば、世界中の人と遊べます。ボイスチャットもついていますので、コミュニケーションは可能ですよ。もっとも、会話しなくても楽しめるというコンセプトで作っていますから、無理にコミュニケーションする必要はないです。

──読者に本作のアピールをお願いします。

 日本製のTPSということで、日本人に遊びやすいように工夫して作っていますので、これを機会に遊んでもらえればと思っています。特にネットワークにつなげた状態でプレイしてもらって、戦争ごっこを楽しんでもらえたらうれしいです。

──まだFPSやTPSを遊んだことのない人にもひと言どうぞ。

 最初は慣れるまでイージーモードなどで練習してもらえれば、だんだんできるようになっていくので、それほど構える必要はないと思います。やり方を覚えてきたらネットワークにつないで、楽しんでもらえればと思っています。もともとTPSは気軽に長く遊べるゲームですので、一度試してみてください!

──ありがとうございました。

■山岸氏によるマルチプレイ動画


※試遊台のため、ゲームの音声は入っていません。

■東京ゲームショウ2010 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2010年9月16日~17日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2010年9月18日~19日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売り1,000円(税込) ※小学生以下は無料

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