【PW養成講座18】10月発売となる新セット『ミラディンの傷跡』を大予習!!

文：電撃オンライン

■ 『ミラディンの傷跡』特長その2：3つの新能力“金属術”“感染”“増殖” ■

じゃあ、続いては『ミラディンの傷跡』で登場する新しい能力を紹介していくわね。『ミラディンの傷跡』では“金属術”“感染”“増殖”という3つの能力が新たに登場するわ。1つずつ解説していきましょう。

	金属術は、ある特定の条件を満たしている時だけ効果を発揮するわ。その条件はあなたが3つ以上アーティファクトをコントロールしているというものよ。
	なるほど、結構シンプルな能力だね。
	そうね。それぞれのカードを見てみると、金属術を持つカードは、金属術の効果が発揮されていれば非常に強力、そうでなければ普通か、やや弱いくらいでデザインされているわ。
	つまり、“金属術”を生かすためにはデッキにアーティファクトをたくさん入れないとダメってことだね。
	そうね。それから自身が金属術を持つアーティファクトも何枚かあるわ。

	これらは自分自身も1個として数えるから、他に2つのアーティファクトがあれば金属術の効果が発揮されるわ。
	あっ、そうなんだ。アーティファクトだったらそれ自身を含めて3つってことだね。
	そういうこと。じゃあ、続いて“感染”を紹介していくわよ～!!

	感染はクリーチャーが他のクリーチャーやプレイヤーにダメージを与える場合に関係してくる能力ね。
	なんだろう、これまでに出てきた“接死”とか“絆魂”に似てる感じかな？
	そうねこの能力も今ダイスケ君が言ってくれた2つと同じ常在型能力よ。感染を持っているクリーチャーはまずクリーチャーに－1/－1カウンターの形でダメージを与えるわ。そしてプレイヤーには毒カウンターの形でダメージを与えるの。
	どういうこと？　ま～た新しい単語が出てきたし……。
	大丈夫！　1つずつ解説していくわ。まずクリーチャーにダメージを与える場合だけど、戦闘の時なんかは、普通はパワーにひとしいダメージを与えるわよね？
	うん。あとは《放蕩紅蓮術士》みたいにタップで1点のダメージを与えられる能力を持っているクリーチャーもいるよね。
	そうそう、感染を持つクリーチャーが戦闘や、なんらかの手段でクリーチャーにダメージを与える場合、その代わりにダメージの点数にひとしい数の－1/－1カウンターを置くの。
	－1/－1カウンターって何？
	カウンターってのは、カードの上に置く目印のことよ。－1/－1カウンターは、その個数だけ、カウンターが乗っているクリーチャーのパワーとタフネスに－1/－1の修正を加えるわ。1つなら－1/－1だけど、3つなら－3/－3ね。
	なるほど。ダメージの代わりに、その点数と同じだけのパワーとタフネスを－1する目印を乗せられるってことだね？　パワーやタフネスが下がるぶん、単純にダメージを与えるより強力だね。
	そうね。それにダメージはターン終了時に取り除かれるけど、カウンターは取り除かれないから、そのクリーチャーをずっと弱体化させたままにできるわ。それにタフネスが下がって0になったクリーチャーは再生することもできないわ。
	接死がすぐに効く毒だとしたら、感染はジワジワ効いてくる毒って感じだね。
	そうね。それは感染を持つクリーチャーがプレイヤーにダメージを与える場合にも言えるわね。
	次は……･プレイヤーにはダメージの代わりに毒カウンターを置く……って、毒カウンターって何？
	毒カウンターは、合計で10個以上たまった時点でそのプレイヤーはゲームに敗北する、というものよ。たとえライフが残っていたとしてもね。
	え～っ!!　ライフが残ってても負けちゃうの？
	そうよ。ライブラリーのカードがなくなって、カードを引けない時に負けるのと同じで、ライフとは関係なく敗北するわ。
	ダメージの代わりに毒を残していく……イメージにぴったりの能力だね。

	新しい能力の最後は“増殖”よ。増殖を行うには、まずカウンターが乗っているパーマネントやプレイヤーを好きな数だけ選ぶわ。そして、それらの上に乗っているカウンターを1つずつ増やすの。これが増殖の処理よ。
	なるほど、全部まとめて増やせるんだね。
	ええ。だから自分のプレインズウォーカーに乗っている“忠誠カウンター”と、相手のクリーチャーに乗っている－1/－1カウンター、さらに対戦相手本人に乗っている毒カウンター、まとめて1つずつ増やすなんてこともできるわね。
	なんか、すごい大盤振る舞いな能力だね。
	『ミラディンの傷跡』には感染クリーチャーによる－1/－1カウンターや毒カウンター、それ以外にもカウンターを利用するカードが何枚か登場しているから、それらとのコンボが期待できるわ。でも、注意してほしいのは何もカウンターが乗っていなかったら、この能力はまったく意味がないわ。デッキを組むときにはこのことを忘れないでね。
	そうだね。うん、わかったよ。
	それじゃあ、次のページからは、注目のカードをピックアップして紹介よっ！

　→各色の特長を紹介・その1（3ページ目へ）

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[Text by ねこひげ合同会社／ゆば]

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