2010年9月22日(水)
セガは、PSP用A・AVG『クロヒョウ 龍が如く新章(以下、クロヒョウ)』の発売記念イベントを、ヨドバシカメラ マルチメディア川崎ルフロン1F店頭特設会場で開催した。
本日9月22日に発売となった『クロヒョウ』は、同社の人気A・AVG『龍が如く』シリーズの総合監督・名越稔洋さんが手掛ける作品。コミック連載がすでに始まっている他、10月5日よりTBS・MBSでTVドラマの放送もスタートする。
イベントには、名越監督とキャバ嬢役の手島優さんが駆け付け、ゲームの紹介や、制作の裏側などを話した。イベント後に2人からうかがった話も含め、以下にその模様をお届けする。
▲シリーズで初めてPSPで出したこと、若い層をメインターゲットにしたことから、制作に苦労もあったと話す名越監督。セクシーなワンピースを着て登場した手島さんから花束を受け取っていた。 |
同じ神室町を舞台にしながらも、男たちの人間ドラマを描いた『龍が如く』シリーズに対し、主人公である右京龍也の成長ドラマを描いた『クロヒョウ』。戦いを通して龍也の成長が描かれるようにストーリーが構成されており、バトルにも力が入っているのが本作のポイントだ。名越監督は、「体力ゲージが表示されない」ことがバトルにおける一番の特徴だと話しており、相手や自分が「どのくらい疲れているか」、「あとどのくらいで倒れそうか」などを考えながら戦えるのがおもしろいのではないかと語った。
▲先日行われた東京ゲームショウのステージイベントで、名越監督と手島さんの対戦も行われた。名越監督は、手島さんに教えながら戦おうとしたところ、実は操作を知っていた手島さんに猛攻を受けて敗北。手島さんも「コツをつかめば、女性でもちゃんと戦えます!」と、バトルの感想を述べていた。 |
『龍が如く』ならではのプレイスポットの多さも健在。『龍が如く』が好きで、これまでもプレイしてきたという手島さんは、結びのあいさつで「プレイスポットが特にオススメ」と熱く語っていたほどだ。
また、手島さんがキャバ嬢役に起用される経緯も披露された。名越監督は、ルックスに加えて、TVを通して手島さんのしゃべりがおもしろいと感じていたそうで、女の子との会話を楽しむキャバ嬢役に起用したという。手島さんも、「普段、甘える姿を見せることがあまりないと思うので、ぜひゲームで落として甘える姿を見てほしい」とコメント。アドリブのセリフも結構入っているそうだ。
なお、10月5日よりスタートするTVドラマについては、名越監督が「(『龍が如く』で)一度やってみたかった」そうで、若者を主人公にした『クロヒョウ』であれば、相性がいいのではと考えて、いろいろな人からの協力を取り付け実現させたそう。ゲームとはまた違った展開が楽しめる上、名越監督も少しだけ出演しているそうなので、気になる人は番組をチェックしよう。最後に、イベント後に伺った2人の話を掲載する。
――発売日を迎えた感想をお聞かせください。
名越監督:毎回そうですけど、非常に頑張ったので、ちゃんと出せたことにホッとしています。後は、ユーザーさんに楽しんでいただきたいだけです。
――手島さん演じるキャバ嬢は、どこに注目してほしいですか?
手島さん:普段見せない甘える仕草や、品のあるところですね。ゲームの中ではかなり品があるので、そこは普段と違うと思います。
――手島さんのキャラクターを落とす上でのポイントはありますか?
手島さん:フルーツをあげたら落ちるって聞いたんですけど(笑)。でも、普段もそうですけど、優しくしてくれると私は落ちると思います。通いつめて優しさを見せてくれれば、いい感じにハートが大きくなるんじゃないでしょうか。
――では、また名越監督に質問します。『クロヒョウ』をPSPで作って、据え置き機と一番違いを感じたのはどこでしょうか?
名越監督:やはり性能が違うので、スペックは当然ダウンします。でも、スペックダウンに代わるゲームの魅力を用意すれば、認めていただけるだろうとは思いました。なので、通信対戦で盛り上がれる要素を入れたのをはじめ、PSPで遊ぶのに向いた作りにしています。ドラマに関しては、「PSPでそんなに見られるの?」と感じるほど大量にぶち込んでいますし、PSPで作っていて楽しかったですね。
――では、またPSPで作ってみたいですか?
名越監督:ですね。せっかく覚えたノウハウがもったいないので。そこはあまり言い過ぎるとアレですけど(笑)。
――手島さんは、ご自分がCGになった姿を見ていかがですか?
手島さん:ほんとリアルなので照れますね(笑)。まだ口説くところまで行っていませんけど、自分で自分を絶対に落とします!
▲後には名越監督が出ていると聞き、自分もTVドラマに出たかった! とショックを隠せない手島さん。その声は名越監督に届くか? |
――ドラマの撮影はいかがですか?
名越監督:何度か現場に伺って、僕もちょっと出ていますけれども。本当に熱気もあり、それぞれにこだわってやっているので、キャスティング含め、深夜にやるのはもったいないクオリティなのではないかなと思います。めちゃめちゃいいですよ、撮影スタッフの方にすごく感謝しています。
――読者へのメッセージをお願いします。
手島さん:PSPということで、持ち運びもできますよね。ファンの方は、熱い人生を送るためにも、ぜひゲットして、肌身離さず持ち歩いてほしいと思います!
名越監督:ドラマはとにかく一生懸命作ったので、楽しんでほしいと思います。あと、PSPで携帯性があるので、友だちとも一緒にプレイしてほしいですね。対戦も、他のゲームで代わりがあるようなものではなく、このゲームでしかない“ケンカしてる感”が出せていると思います。ぜひ、手にとって楽しんでください!
▲この後、購入者を対象とした名越監督のサイン・握手会も行われた。名越監督が、サインや握手だけでなく、ファンとの記念撮影に応じる姿も見られた。 |
また、新たなコラボレーション情報として、10月18日にエースコックより発売される『鬼辛まぜそば 大盛り』とのコラボキャンペーン実施も明らかになっている。販売される『鬼辛まぜそば 大盛り』のうち100個には“当たりハガキ”が封入されるので、そのハガキを使ってキャンペーンに応募しよう。すると、“オリジナルこぶたウェア”がプレゼントされる。
このウェアは、ゲームの予約特典『ヤングカムタイマガジン』のパスワードを使って入手できるゲーム内コラボアイテム(下記画像参照)をベースに作成されるという。『クロヒョウ』をプレイした後は、『鬼辛まぜそば 大盛り』で腹を満たしてはいかがだろうか。
(C)SEGA